book

梨士群, お笑ひプライベートバンク

日本の小金持ちの生態をコミカルに描いたフィクション。プライベートバンクを検討している人には全く役に立たない、軽く読み流すための本。詳細不明な著者の文章は少々クセがあるが、なかなか面白い。マネー本を読むのを趣味にしていて、元ネタがわかる人にはまさに "お笑ひ" かと思う。
product

本棚選定

引越にあたり、今まで本棚代わりに利用していたオープンラックを台所用に転用してしまったので、新たに本棚を探している。こんな仕様のものを探しているが、なかなか見つからない。高さが天井 (約230cm) まであり、突っ張りができるもの。ただし梁がせり出している部分があるため、一部200cm程度に押さえられるとありがたい (そのために高さの違う複数の棚を組み合わせるのはアリ)超整理法にも使うので、角形2号封筒が入る奥行き (24cm) があると嬉しい (多少はみ出すのは許容する)余計...
diary

fairy@新宿

久しぶりの新店開拓。というよりも、フリー自体が久しぶりか。買い出しで新宿へ行ったついでに前から気になっていたfairyを訪れる。このfairyのウリは何といっても禁煙ということ。もうこれだけで通う価値がある。服に臭いがつかないということがこれほど幸せなこととは。ルールは特筆することはなし。いわゆる普通の点五。システムとしては、場代が後払いなのが珍しい。その半荘で抜けるか続行かに関わらず、表示されている金額を支払うというのはなかなか合理的なやり方だと思う。また、fairyは渡辺...
book

森田信吾, 駅前の歩き方

決して悪い本ではないのだけれど、と比べられてしまうのがこの本の不幸だと思う。
diary

新居の浴室設備について思う

新居の浴室はガス給湯。ガスの業者が来た際に説明を受けたが、絶対に使いこなせないほど多くの機能が付いている。タイマーや追い炊きなどはいいとして、1/fゆらぎで温度が変化するシャワー (!) など絶対に使わなそうなものまでついている。しかし、そのくせに風呂蓋がついていないというのは何か優先順位を間違えているのではないかと思える。
hack

引越メモ

ようやく引越が終わった (部屋は段ボールで溢れているが) ので、忘れない内にメモ。本を詰める段ボールは小さい箱にしないと腰を痛めるプラスチックの衣装ケースを活用して生活していると、引越の時はラク部屋の外にあるものは盲点となりがち。自転車とか新築物件に引っ越す場合、各種住所変更の申請はぎりぎりまで待った方が良いかも。地番変更で死ぬLPガスは会社によっては補償金をとるところがある入居日には使えるのが常識の水道・電気・ガスに比べて、回線の手続きに時間がかかるのはもう達観するしかない...
diary

イオカード廃止

久しぶりにJRに乗ろうとしたら自動改札に怒られた。2月11日から、イオカードでは自動改札が通れなくなったらしい。読みとり口はあるのにわざわざ弾いているのは、Suicaへ移行させるための嫌がらせだろう。こういうことをやられると、ますますSuicaへ移行したくなくなる。ここのところJRは嫌がらせばかりが目に付く。山手線均一回数券を廃止したり、青春18きっぷをスタンプ制に改悪したり。
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野村克也, 野村ノート

野球そのものの話よりも、組織論やリーダー論が中心。スワローズ時代の自慢話が少々くどいが、野村監督が指導者として確固たる意識を持っていたということが伝わってくる。個々の戦術レベルの話を期待する人にはお勧めできない。配球論や打者のタイプについてもいろいろと語られているが、根拠となるデータが全く示されていないので何ともいえない。スワローズ時代に膨大なデータを集めたという趣旨のことは書かれているが、それを活用した過程については全く触れられていないのが残念。
book

ウォルター・ブロック, 橘玲(訳), 不道徳教育

リバタリアン (自由原理主義者) である著者が、「自由」とは何であるかを語るため、あえて本来は不道徳と思われる者たちを擁護する。売春婦、麻薬密売人、恐喝者、ダフ屋、闇金融、幼い子どもをはたらかせる資本家等は、現代社会では不道徳と見なされているが、リバタリアンの視点から見ればどれも何の問題もない人間同士の自発的な取引に過ぎない。本書は橘玲氏のカラーが強く出た一冊となっている。翻訳はかなりの超訳で、日本の現状に合わせた大幅な改版をおこなっている (例えばSlandererとLib...
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内藤忍, 内藤忍の資産設計塾 あなたの人生目標をかなえる新・資産三分法

個別の商品選びよりも、どのタイプの金融商品に資産を配分するかの方が遙かに重要という趣旨には強く同意。金融商品の解説は、株、債券、投資信託(ETF)、不動産(REIT)、外為と、一通り押さえられている。それぞれの解説も中立を意識しているようで、例えばインデックス投資とアクティブ投資の双方を並列に扱っており、優劣については明示的には述べていない。また、プランニングの例が10万円コースからのせられているのも、これから資産運用を考えようという人には親切 (実際には10万円では効率的な...