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一週間ゲーム

一週間ゲームとしてまとめられているSCRAPの携帯向けゲーム2本、人狼村からの脱出とマーカスと謎の幽霊屋敷をプレイ。一週間ゲーム共通一週間に渡り少しづつ進めていくスタイルは新鮮。日常の合間に遊ぶには丁度良い一日の中でもリアルタイムに進行していくスタイル謎解きにあたってはこれがやや難。謎が解けない時に考えが足りないのか、ヒントが出てくる時間が来ていないのかの区別がつかないのはもどかしいスマートフォンならではの謎が多数含まれているあたりはさすがSCRAPすべて解いた後にネット上で...
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王超鷹, トンパ文字 生きているもう1つの象形文字

一時話題となったトンパ文字に関する数少ない解説書。本書の後半分はトンパ文字の一覧で占められており、読み物となっているのは前半のみ。その前半も大半はトンパ文字を操るナシ族の風俗の解説や彼らの住む麗江県への旅行記。元々文法がはっきりとせず、その上著者も言語の専門家ではなく美術家のため、言語学的な見地からの解説はなし。旅行記として見ると意外に良い出来。美しい写真はもちろんのこと、日本との類似性に関する考察は実に興味深い。
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ベンジャミン・フルフォード, 図解「闇の支配者」頂上決戦

トンデモの世界でも根強い人気がある陰謀論。その集大成とも言える本で、一言で言うと "全部入り" 。ロスチャイルドやイルミナティといった定番は言うに及ばず、フェイスブックやレディ・ガガまで考えられるものはすべて詰め込んだ節操のなさが実に良い。
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中田信哉, ロジスティクス入門

単なる物流を越えた、マネジメントとしてのロジスティクスの入門書。事例を並べただけの本とは異なり、理論的な背景もしっかりと説明されているのが好印象。米国で "ロジスティクス" という言葉が生まれるまでの歴史や、物流管理とロジスティクスの違いなど、基礎から理解させてくれる。
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吉田戦車, おかゆネコ (1)

逃避めし以来、料理づいているのか。今回は料理、それもおかゆをテーマにしたマンガ。相変わらずの不条理さと全くそそられないおかゆレシピが実にいい塩梅。
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久住昌之, ひとり家飲み通い呑み

久住昌之の食エッセイ。今回のテーマは家飲み。やや酔っ払い気味の文体で軽く読める。別の著作で既出のネタの再利用が見られるのは、最近の出版過多のせいか。
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新久千映, ワカコ酒 (1)

女性の一人呑みマンガ。目の付け所が良い。食の蘊蓄はあまり全面に出ておらず、共感して楽しむタイプ。マンガとしての構成もよく練られている。
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別冊宝島編集部(編), パクリ・盗作 スキャンダル事件史

良くも悪くも宝島らしい本。パクリをテーマにまとめられてはいるものの、様々な意見を持ったライターの寄稿の寄せ集めで質も玉石混交。ただし、出版当時までの主要な事件はひと通りカバーされているので、類書の少ないこの分野の概要を知るには悪くない。
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秋口ぎぐる, ひと夏の経験値

TRPGをテーマに据えたボーイ・ミーツ・ガール小説。TRPGから派生した作品は数あれど、TRPGのプレイヤーを扱った作品は珍しい。主なターゲットは現在30代中盤から40代中盤の男性で、1990年台前半頃の日本のTRPG全盛期に青春時代を過ごした層。登場するゲーム名など、懐かしさがこみ上げてくるものが多い。当時の草食系TRPGプレイヤーの心理をこれでもかと突いてくる描写は見事。人によっては痛いところを突かれて立ち直れないかもしれない。私は立ち直れなかった。タナケンのエピソードな...
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肉子, 100回お見合いしたヲタ女子の婚活記

実録お見合いエッセイマンガ。先に読んだ31歳BLマンガ家が婚活するとこうなると同様、こちらも腐女子。その腐女子の伝統として自虐ネタ満載。決してマンガが上手いわけではないが、ところどころキレのあるネタがあり飽きさせない。