fukumoto

book

北寺尾ゲンコツ堂, 「ゲテ食」大全

そこらの新緑やドングリに始まり、果ては犬猫まであらゆるものを食べてみたレポート。"ゲテ食" というタイトルが付いているが、それほど悪ふざけな内容ではない。むしろ、あらゆる生物は人間の食材として平等であるという強いポリシーが感じられ、哲学的ですらある。どの食材も入手方法から調理方法まで事細かに書かれているので実食してみたい向きにも。もちろん、興味本位だけでも十分に楽しめる。おすすめ。
book

前田朗, 軍隊のない国家 27の国々と人びと

軍隊を持たない国という目の付け所は面白い。各国の基礎的な情報はよくまとまっており、カタログとしては悪くない。しかしながら、なぜそれらの国が軍隊を持たずにやっていけるのかという基本的な問題にほとんど触れられていないのが残念。各国の紹介でそれぞれの憲法に紙幅を割いているのを見ると、また著者のバックグラウンドからすると、平和憲法があるので軍隊で守る必要がないと本気で信じていそうな気もするが。このあたりはリアリズムと防衛を学ぶの記事がよくまとまっているので、併読すると良いだろう。また...
diary

ライオンズ vs. マリーンズ @ 西武ドーム

今期初観戦。ほぼ2年ぶりに西武ドームに来たら、なぜか三塁側がホームになっていた。昨年から入れ替わったらしい。昨日になって急に観戦時間が確保できたこともあり内野自由席しかとれなかったのが幸いし、一塁側に移って事なきを得た一塁側内野自由席にはライオンズファンもちらほら金泰均は打てる匂いがしないが、守備は意外とまとも。福浦の様な股割りこそないものの、打球処理もショートバウンド送球の捕球も安心して見ていられるレベル。これも初様リスペクトの田吾作スタイルのおかげか初回無死一塁からの送り...
comic

谷口ジロー, 遥かな町へ

谷口作品の中では少数派の原作なしのオリジナル作品。ストーリーはいわゆる使い古されたタイムスリップもので、目新しさはない。だが、昭和の空気を切り取った美しい絵にはつい引き込まれてしまう魅力がある。
book

奥村佳史, 法人税が分かれば、会社のお金のすべてが分かる

一般人向けの法人税本。法理論などには触れずに、実務視点なので素人にもわかりやすい。読み終わって読後感として強く残るのは、税知識を得たお得感よりも、異常なまでの面倒臭さと税務署の裁量の大きさ (本書は税理士側の言い分なので、税務署側には別の言い分があるのだろうけれど) 。この種の仕事はとても自分には務まりそうにない。
diary

仙台ふたたび

先週に続いて今週も東北出張。こう連続で来ていると、通勤できるのではないかと思えてくる。実際に自宅からは2時間とかからないので、関東内の下手な場所に行くよりも楽だったりする。
comic

あさりよしとお, アステロイド・マイナーズ (1)

あさりよしとおの宇宙マンガ。まんがサイエンスで貯め込んだ知識をここぞとばかりに大放出。連作形式だが、どれも当たりばかり。宇宙開発にかかる膨大なコストという裏テーマが感じられ、単に荒唐無稽なSFに終わっていないあたりがさすが。おすすめ。
diary

パワースポーツ/OSJ

パワースポーツのレースはOSJおんたけスカイレースに一度出たきりだが、ここの所DMがよく届く。レース案内は嬉しいのだが、やはり参加者が集まらないのだろうか。OSJのレースはコースの質はともかく、関東からのアクセスが厳しくサラリーマンには参加しにくいのが難点だと思う。
book

杉山隆男, 兵士に告ぐ

陸, 空, 海に続いて選ばれたテーマは、島嶼防衛を任務とする西部方面普通科連隊。15年に渡って自衛隊を追いかけている著者だけあって、その人脈を活用した取材はさすが。しかしながら、本作ではそれが逆に多くのことを詰め込みすぎ、ポイントをぼやけさせてしまっている原因とも思える。
diary

仙台

半分お仕事で仙台へ。やはり埼玉とは寒さのレベルが違う。残雪もちらほら。