comic 竹ノ内ひとみ, のれんをくぐりましょ。 (新訂版) 神楽坂の小料理屋の現役アルバイト店員である著者によるエッセイマンガ。なかなか一見では敷居の高い小料理屋の内情はやっぱり面白い。所々に入る神楽坂 (花街) の小ネタも楽しい。 2012-11-04 comic
book 畑村洋太郎, 続 直観でわかる数学 直観でわかる数学の続編。今回は数学と言うよりは算数と言ったほうが近いか。相変わらずの (数学者ではない) 工学者目線で、共感できる部分が多い。図版が多めでついさらりと読み流してしまいそうになるが、よくよく自分の頭で考えながら読むと得られる気付きが多い。 2012-11-02 book
book 近藤好和, 騎兵と歩兵の中世史 太平記を中心に読み解き、室町時代の武具の変遷を追う。主眼はあくまでも武具に置かれており、そこから合戦の変化などを類推するスタイル。武具の図版も豊富であり、少し興味がある程度の素人が読んでも十分に楽しめる。唯一残念なのは、合戦の変化がなぜ起こったのかの理由付けがやや弱いところか。 2012-11-01 book
comic 坂戸佐兵衛(原作), 旅井とり(作画), めしばな刑事タチバナ (5) 5巻になってもその勢いは衰えず。今回はほか弁がメインテーマだが、他の小ネタも充実。コロッケそばへの熱い想いは素直に共感できる。 2012-10-31 comic
book 野口大, 労務管理における労働法上のグレーゾーンとその対応 労務トラブル本の世界では労働者側に立った本が主流だが、こちらは徹底して企業経営者側に立った本。元々グレーゾーンが広い世界ではあるが、過去の判例から裁判所が重視する要素が抽出されておりわかりやすい。また、徹底して実務寄りの対処方法が示されている点も心強い。 2012-10-30 book
book 中村淳彦, 職業としてのAV女優 今時のAV女優の実態について。その賃金や志望理由の変化はもちろんのこと、労働実態や労使トラブル、引退後のキャリアなど様々な視点を押さえているのは長年AV女優の取材やインタビューを継続している著者ならでは。一部、気分の悪くなるような内容もあるが (著者の表現の問題ではなく、内容の問題である) 、実態を知るには良い本。 2012-10-29 book
comic 大和田秀樹, ムダヅモ無き改革 (8) 今回の帯はなんと石破茂。本物。事業仕分け編もいよいよ大詰め。相変わらず真田の存在感が薄いが、ラスボスの鳩山ユキヲを始めとした民主党ネタが絶好調。このまま行くと、事業仕分けが終わったあたりでちょうど解散総選挙となりそうな良いタイミング。日本維新の会などの新キャラにも期待。 2012-10-28 comic
comic 沙村広明, ハルシオン・ランチ (1) 沙村広明がギャグもいけるというのは嬉しい新発見。かなり読者を選ぶマンガで、特にサブカル知識が無いと全く面白くないと思われる。さすがアフタヌーン (の増刊) 。 2012-10-26 comic
book 丸山晴弘, 遭難のしかた教えます 安全登山のための辛口レクチャー 山岳遭難への警鐘本。文章の癖が強く、副題にある "辛口" を通り越してただの "悪口" になってしまっている様な箇所も。それでも内容はまともなので、山に入る方はぜひ一読を。 2012-10-25 book