book

book

板橋悟, ビジネスモデルを見える化する ピクト図解

以前読んだダイジェスト版がなかなかの出来だったので親本の方も。ピクト図を書く方法についてはダイジェスト版のままで、新しい情報は無い。差分は多数の事例とダイアグラム発想法やアナロジー発想法と組み合わせた応用例、発想の収束方法など。
comic

坂戸佐兵衛(原作), 旅井とり(作画), めしばな刑事タチバナ (1) (2) (3) (4)

話題の作品を4巻までまとめ読み。ストーリーはあってないようなもので、延々と食のウンチクを語るだけのマンガ。食といっても本格グルメではなく、ジャンクフードやインスタント食品、チェーン展開している飲食店などのB~C級グルメがターゲット。いずれも、「わかってる」と思える内容で、読みながら頷いてばかり。
book

飯田泰之, 雨宮処凛, 脱貧困の経済学 日本はまだ変えられる

経済学という表題がついているが、実際は経済談義とでも言うべき対談本。対談本という形式の限界もあるのだろうが、テーマに掲げている貧困の定義自体がやや揺らいでいる。あるときは低所得の人々全般を指しているかの様でもあり、またあるときは労働者の中では少数派の非正規雇用労働者だけを対象としているようにも読める。また、因果関係も不明な箇所が多い。例えば、貧困の原因が小泉政権による構造改革であることが当然の様な口調だが、構造改革はるか前の1980年代から非正規雇用者比率やジニ係数が増加し続...
comic

荒川弘, 銀の匙 Silver Spoon (3)

登場人物も増えてストーリーが厚みを増してきた。少し重めの家畜の屠殺やお金のテーマとお笑いのバランスも見事。
book

岩崎日出俊, マネー大激震 逆境下の資産運用術

第2章までの資産運用の基礎的な部分は比較的真っ当な内容。内容とはあまり関係がない大震災をテーマに掲げているのが気になるが、これは販売戦略上仕方ないだろう。いくつかの個別銘柄や新興国への投資を薦めているがこれは疑問。根拠が簡単な定性的な分析しか示されていないのに加えて、それらの情報がまだ株価に織り込まれていないことを暗黙の前提としている。
book

永野学, 図解 いちばん面白い日本国債入門

日本国債の本当の基礎の部分から、発行母体である日本国の懐事情まで。原理原則の話が多く投資にそのまま活用できる情報は少ないが、読みやすく真っ当な内容なので基礎固めにはお勧めできる。
book

米川伸生, 回転寿司の経営学

経営学というよりは現在の回転寿司業界の業界地図といった趣。それはそれで最近の回転寿司事情に疎い人間には読み物として面白いが。経営学らしい視点は、業界内でのポジショニングとコストの内訳。ポジショニングとしてはグルメ系回転寿司と100円均一回転寿司の二極化の流れや各チェーンのポジショニングの変化の分析が主。回転寿司ならではのコスト構造も興味深い。他の外食産業と比較して異常に高い原価率 (F/Lコスト) でありながら、広告宣伝費、地代家賃を削りつつ薄利多売の構造を維持することで成り...
book

初見健一, 今でも買える “懐かしの昭和” カタログ 食品編

お菓子類を中心とした昭和からのベストセラー商品のカタログ。ただ懐かしい商品というだけでなく、今でも買える商品ばかりというのがポイント。主な想定読者はおそらく1960年代~1970年代に首都圏で子供時代を過ごした人たちだが、それ以降も細々と売られ続けていたり全国に流通していた商品も多いので、誰が読んでも楽しめるだろう。
comic

森高夕次(原作), アダチケイジ(漫画), グラゼニ (1)

プロ野球選手の年俸や生活設計に着目した作品。この目の付け所はさすがコージィ城倉 (森高夕次) 。中継ぎ投手を主役に据えたのも見事で、試合の勝ち負けよりもチーム内での自身の危うい立場を気にせざるを得ない事情もよく伝わってくる。
book

幕内秀夫, 40歳からの元気食「何を食べないか」 10分間体内革命

管理栄養士の書いた本だが、良く言えば素朴な、悪く言えばエビデンスのない食生活指導。心情的には同意できる部分もあるが、裏付けが一切ないのでやはり説得力がない。所々数値が表れるが、出典が曖昧で対照群も不明なものばかり。例えば、"乳がん患者は八割がパン食" の小見出しで煽っているが、出典が不明で、本文から推測すると著者が恣意的に選んだ患者に聞き取った結果の様に読める。非乳がん患者の何割がパン食なのかも不明。特に理由を示さない添加物批判などもお約束。ここは珍しく出典が示されていると思...