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辻原康夫, 食の歴史を世界地図から読む方法 イラスト図解版 料理や食材の意外なルーツがわかる

今では当たり前となっている古今東西の食文化が、どこから来たのかルーツを探る雑学本。タイトルの通り、世界地図ベースで食文化の分布や伝播が説明されるので、内容を俯瞰的につかみやすく非常にわかりやすい。
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Garr Reynolds, PresentationZen: Simple Ideas on Presentation Design and Delivery

Presentation Zenの中の人による著作。タイトルでわかる通り、著者は日本文化にも造形が深く、所々に日本の心が取り上げられていて少し嬉しくなる。プレゼン資料の作り方を手取り足取りというタイプの本ではなく、もう少しメタな話。かといって、精神論だけの読むのが辛いタイプの本ではなく、本書自体が高いレベルのプレゼンでもあるため、主張がすんなりと頭の中に入ってくる。私は比較的プレゼンをする機会が多い職種なのだが、今までいかにダメなプレゼンをしてきたかに気づき少しヘコむ。最初に...
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イアン・エアーズ, 山形浩生, その数学が戦略を決める

データマイニングを元にした "絶対計算" が現在どのように使われているのかという事例が多数。ワインの値段の予測に始まり、野球選手の評価、病気の診断、教育手法毎の効果測定、映画のヒット予測、などなど。多くの分野で専門家を凌ぐ絶対計算が可能であることが次々と示されるのは実に爽快。しかしながら、これらを実際に活用するには大きな壁があることも事実だろう。本書中の以下の文章がそれを端的に表している。人々は自分の専門領域以外でなら絶対計算利用に抵抗がないまた、すでにあるデータの分析にとど...
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朝時間.jp, みんなの朝ごはん

朝時間.jpの朝ごはん情報をまとめたもの。レシピも、読者からの投稿も、世界の朝ごはんも中途半端なまとめ方だけど、一つくらいは自分の朝ごはんに生かせる工夫が見つかるかも。
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タイ・トレッドウェル(著), ミッシェル・バーノン(著), 宇佐和通(訳), 死刑囚 最後の晩餐

アメリカには死刑前の最後の食事を囚人がリクエストできるという制度がある。そこでリクエストされた食事の実例、という非常に興味深いネタなのだが、あまり生かせていないのが残念。多数の囚人の最後の晩餐とその犯罪歴が淡々と並べられるだけで、その食事をリクエストするに至る思考などはほとんど触れられていない。
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せきしろ, 去年ルノアールで

とにかく無気力なユルいエッセイ。舞台のルノアールから一歩も出ることなく、どうでもいい妄想が延々と続く。読んでも何のためにもならないが、それがいいところ。移動時間に頭を使わずに楽しみたいときには最適な一冊。
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マイクル・コーニイ(著), 山岸真(訳), ハローサマー、グッドバイ

久しぶりにSFでも。序盤は少年と少女の出会いという何でもないお話。所々に舞台となる惑星の様子が語られ、確かに良い雰囲気……と油断していたら終盤に来て怒濤の超展開。ネタバレになるので書けないが、ラストのどんでん返しもお見事。
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斎藤純, 銀輪の覇者 (上, 下)

太平洋戦争を目前に控えた昭和9年、下関から三厩までを実用自転車で走り抜ける大日本サイクルレースを舞台に繰り広げられる自転車冒険小説。もうこの設定だけでたまらない。しかも出場するのは紙芝居屋、薬売り、左官屋、失業者、財閥の令息・令嬢などなど、普通の自転車ロードレース小説とは一線を画す面々。この奇抜な設定を生かした見事な展開、そしてレースの背後で絡み合う様々な思惑と、読者を全く飽きさせない。上下2巻のボリュームもあっという間だった。自転車好きにはもちろん、そうでない方にも間違いな...
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コリン・ジョイス(著), 谷岡健彦(訳), 「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート

日本在住の英紙記者による日本案内。目新しい企画ではないが、やはり安定して面白いネタ。概ね日本に好意的な内容なので、気軽に読むのには良い。
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日本一美味しいカレーを探せ! 首都圏版 YAHOO!JAPAN×ぴあpresents (ぴあMOOK)

いただきもの。お店の情報よりも、レシピやスパイス図鑑などの小ネタが嬉しい。