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小室直樹, 日本人のためのイスラム原論

一時期のイスラム本ブームが落ち着いて、駄本はだいぶ淘汰されたようなので読み始めてます。まじめに読めば読むほど、自分がいかにイスラム世界について知らなかったかを思い知らされます。一度は世界をとった文化圏なのに。なお、同じ小室先生によるなども合わせて読むとより理解しやすいかと思います。
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星野力, 誰がどうやってコンピュータを創ったのか?

各種伝説が一人歩きをしている部分が大きいコンピュータ初期の話について、きちんと一次情報まで追いかけて検証してまとめています。ノイマンがコンピュータを発明した? 世界最初のコンピュータはENIACか?エイダの伝説は本当か? プログラム内蔵方式は誰の発明か? など。
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アリエル・ドフルマン, アルマン・マトゥラール, ドナルド・ダックを読む

表紙に "だれでも知っている文化侵略と子供文化研究の古典" 、"ディズニー漫画に見る帝国主義イデオロギー" などアレなコピーが踊ります。その表紙の通り、内容はかなり反米感情が強く感じられますが、アジェンデ政権下のチリの文化革命の最中に出版された本であるため、そのことを考慮する必要があります。とはいえ、その点を差し引いて考えたとしても、ディズニー漫画に対する批評の多くは的を射たものです。ディズニーに対して違和感を感じている方は一読するべき本かと思います。
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D.A.ノーマン, パソコンを隠せ、アナログ発想で行こう!

キャッチーな題名ですが、原題は "The invisible computer" で、複雑すぎるコンピュータをアプライアンス化によって使いやすくすることを主題とした本です。過去にアプライアンス化が成功した具体例として、蓄音機やラジオ受信機などが挙げられており興味深く読めます。
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岸田秀, ものぐさ精神分析

岸田先生お得意の唯幻論を中心とした雑文集。米国とイラクのアレが起きた今、「国家論 -- 史的唯幻論の試み」を読むと感慨深いものがある。 同じように、アメリカが他民族の大量虐殺というその痼疾的反復強迫をやめるようになるためには、原住民の大量虐殺の経験を正当化するのをやめなければならない。これは大変なことである。それは欺瞞と暴力で奪った土地を原住民に返すことを意味し、さらに、自由、平等、民主のその共同幻想が偽りに過ぎなかったことを認めることを意味する。これは、アメリカ国家の基盤を...
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トム・デマルコ, ティモシー・リスター, ピープルウエア 第2版

ソフトウェア開発プロジェクトの管理に関するエッセイ&ノウハウ集。ソフトウェア開発を対象としていますが、ホワイトカラーの仕事全般に当てはまることも多く、参考になります。
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小室直樹, 日本国憲法の問題点

日本国憲法のうち最も重要な条文は第十三条であり、それが軽視されているために日本では民主主義や資本主義が機能しない、との主張を相変わらず軽快な小室節で。
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バイロン・リーブス, クリフォード・ナス, 人はなぜコンピューターを人間として扱うか

人間はコンピュータを相手にするときも、無意識のうちに人間を相手にしているときと同じ接し方をしてしまう。こういった人間の行動を多くの実験を通して研究している。
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ほぼ日刊イトイ新聞, がんばれ自炊くん!

ほぼ日刊イトイ新聞の読者からの投稿レシピ集。すこぶる実用的なレシピが多くて重宝してます。一番役に立ってる本かも。ところで、続編企画の七人の自炊くんの放置プレイはいかがなものかと。
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Jenz Johnson著, 西尾操子訳, ハッカーズ料理読本

料理本じゃない気が・・・。実際にこのレシピを作る勇気はありません。ごめん。サイトのネタにはいいんだろうけどさ。あと、アメリカンジョークが山盛りです。そういうのがお好きな向きはぜひ。