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石田敦子, 球場ラヴァーズ 私が野球に行く理由 (2)

相変わらずほとばしるカープ愛と球場愛。他の用事にかこつけて新たな球場を開拓しようという姿勢は共感を覚える。
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大津秀一, 死ぬときに後悔すること25

緩和医療医が終末期医療の経験を生かし、多数の終末期患者の代表的な悩み25種をとりあげたもの。その悩みは健康に関するものから社会との関わり、生活、宗教など多岐にわたる。なぜこんなことを悩むのかと思うものも混ざっているが、後悔しない生き方を考える上で助けになる項目も多い。
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花里孝幸, ミジンコはすごい!

陸水生態学の専門家によるミジンコの本。ミジンコがいかにして環境に適応していくかの実例を通じて、湖の生態学をも学べる仕組みになっている。岩波ジュニア新書から刊行されているが、大人の読書に充分耐える内容。
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水野敬也, 四つ話のクローバー

"幸せ" をテーマにした寓話集。少々あざとさを感じる部分がないでもないが、それでも深い含蓄を感じる。また、最終話の "氷の親子" には素直に泣かされる。涙もろい人はご注意を。
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酒井あゆみ, 撮影現場にきた女たち

元AV系プロダクション経営者が経験談をまとめたもの。元がサンケイスポーツのコラムを加筆したものなので、内容も大衆紙的な方に振られがち。本格的なドキュメンタリーを求めて読むと期待はずれとなるかも知れないが、真偽や社会的な意義などを気にせずに興味本位として読むのなら面白い。
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水野俊哉, 成功本50冊「勝ち抜け」案内

いわゆる「成功本」の解説書だが、単なるカタログにとどまらず、起業経験もある著者の意思がきちんと入っているのが頼もしい。巻末に多くの成功本の共通項を抜き出した成功法則がまとめられているが、どれも納得できるものばかり。カタログ部分も手を抜いていない。概要に加えて、誤読しやすい点が指摘されているのもポイント。取り上げられている本はあえて振れ幅を広くとった印象がある。デール・カーネギーやナポレオン・ヒルといった定番からスピリチュアル系のトンデモ本まで種類に富む。
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谷口正次, メタル・ウォーズ 中国が世界の鉱物資源を支配する

ベースメタル、レアメタル、レアアースといった鉱物資源の世界規模での奪い合いを描いた作品。著者は小野田セメント出身で世界各地での鉱山開発の経験を通じて資源戦争 (メタル・ウォーズ) の現状を熟知しているため、日本の資源戦略のお粗末さに対する怒りが強く感じられる。マクロで見た統計的な情報と、自身の経験や現地取材によるミクロな情報の両方がきちんと押さえられており、資源戦争の現状を把握するには最良の一冊。反面、読み物として見ると少々厳しい。前半半分程度を中国の資源囲い込みの実例が占め...
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武内修二, マンション・チラシ解読術 “販促ワザ” を見抜く法

マンション・チラシの定点観測の管理人による著書。デベロッパー視点でのマンション・チラシの読み方は単純に読み物として面白い。ただしあくまでも断片的な小ネタの集まりに過ぎず、マンションのチェックポイントを網羅しているわけでもないので、過信し過ぎないように。
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田嶋幸三, 「言語技術」が日本のサッカーを変える

世界レベルのサッカーを実現するには自分の考えを言葉にする表現力が必要との論。自分のプレーの意図、他のプレイヤーへの要求などを明確に説明できるプレイヤーとそうでないプレイヤーで成長が大きく異なるというのは、言われてみれば当たり前だが実践できている現場は少ない。本書はJFA (日本サッカー協会) が、どのように選手やコーチを育成し、言語技術を伸ばしているかがJFAアカデミーやS級ライセンス講習の実例と共に語られる。サッカーを主対象にしているものの、サッカー以外のスポーツにも普遍的...
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Kensington Expert Mouse Optical Trackball

先日、マウスからトラックボールに宗旨変えしてしばらく使用していたが、唯一ホイール動作だけがしっくり来なかったため、定番のKensington Expert Mouse Optical Trackballを導入した。ホイール替わりのScroll Ringはやはり良い。トラックボールから手を離さず、ボタンの同時押し等の操作も必要なくスクロールできるのはやはり快適。購入当初はやや回転が重い感があったが、数時間ほど使用していると滑らかに回るようになった。ホイールと4つのボタンをすべて...