review

comic

荒川弘, 百姓貴族 (2)

ようやく2巻が出た。隔月刊誌で8ページ連載なので、単行本が出るのが遅い。相変わらず安定して面白いが、自身の過去の体験を描くタイプのエッセイマンガなのでややネタの枯渇が近づいている印象。所々、企画ネタが混ざり始めたのもむべなるかな。
book

福田秀人, サラリーマンが“やってはいけない”90のリスト

よくある組織論やサラリーマン論を現実的な視点から真っ向否定する良書。その種の本を読んでいても理想論過ぎて今ひとつ府に落ちなかった、という人にはぜひ読んで欲しい。ポイントを絞ってあり読みやすいが、誤字脱字が目立つのがやや難。
comic

佐藤大輔(原作), 伊藤悠(漫画), 皇国の守護者 (3) (4) (5)

盛り上がってきてこれからというところでまさかの完結。唐突な終わり方から打ち切りかと思われるが、これだけの作品を途中打ち切りとするのは理解に苦しむ。
book

ポール・ディクソン(著), 水戸重之(監訳), メジャーリーグの書かれざるルール

メジャーリーグを語るときによくしたり顔で語られるunwritten rulesをまとめた本。あまり体系的にまとめた本が無い分野なので貴重。後半は "野球に関する格言・教訓" でやや水増し気味なのが残念。
comic

荒川弘, 銀の匙 Silver Spoon (2)

2巻でようやく物語が動き始めた。青春ストーリーと農業ネタが良いバランス。
comic

岡本健太郎, 山賊ダイアリー (1)

著者は銃猟免許もわな猟免許も持っている本物の猟師だけあり、実体験マンガの中では別格の面白さ。端々から自然や獲物たちへの敬意が感じられるのも好印象。
product

大豆プロテイン

しばらく使用していたの味に飽きてきたので、違う製品を開拓してみる。まずは、amazonの激安大豆プロテインから。ほぼ脱脂大豆100%で、添加剤は溶けやすくする乳化剤のみ。そのため、必要なビタミンやミネラルは別に補助する必要があるが、別途サプリメントをとっている人にはかえって都合が良い場合もあるだろう。味はあまり大豆臭さが無く、それほど飲み辛くは感じない。ややダマになりやすいが、これは大豆プロテインの宿命とも言える点なので仕方ないだろう。
book

森枝卓士, 食の冒険地図 交じりあう味、生きのびるための舌

ビッグ錠の表紙に少し不安になるが、内容は非常に真っ当でトンデモ度は低め。本文は比較食文化論的な内容。食のタブーの起源などやや飛躍のある箇所もあるが、読み物としては面白い。
book

中村澄子, 中村澄子が教える TOEIC(R) テスト スコアアップ131のヒント

書いてあることは一つだけで、TOEICは英語の勉強ではなくTOEIC専用の勉強をしないと高スコアは望めない、ということ。具体的な問題やテクニックは関連書籍へのポインタが貼られているだけなので、一冊で完結していない。また、出題傾向の情報が載っているのは良いが、統計的な数値が一切無いので、著者の感覚だけで語られている様に感じてしまう。
comic

坂本タクマ, 屈辱er大河原上 (2)

一巻がバンチコミックスから出ていたために、二巻が三才ブックスから出ていたのを見落としていた屈辱。三才ブックス版の二巻を買って読み始めた後に、三才ブックス版の一巻も出ていたことを知る屈辱。バンチコミックス版の一巻が22話まで収録にも関わらず、三才ブックス版の二巻は32話から収録の屈辱。収録話数の大半が重なっているにも関わらず、三才ブックス版の一巻を買わねばならない屈辱。三才ブックス版の二巻でも完結しておらず、しかも三巻が発売される気配もない屈辱。