review

book

デビッド・アレン(著), 田口元(監訳), はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

近頃一部で人気のGTD (Getting Things Done) の入門書。 GTDの考え方自体は非常に納得できるもので、かつ始めるに当たってのリスクも低いので始めてみるつもり。ただし、完全にメンテナンスフリーな方法というわけではなく、週次レビューでのメンテナンスが必須の様に見えるので、それが続けられるかだけが懸念点。 ToDoを行動レベルまで落とし込む、リマインダは行動の種類 (電話をかける、PCでの作業など) に分類するというルールは合理的。言われてみれば当たり前に見え...
product

Logicool Trackman Marble TM-150

以前から一度は試してみようと思っていたトラックボール生活をようやく始める。まずは、お手頃価格のLogicoolのエントリーモデルから。 本体全体を手のひらで包み込んで、人差し指、中指、薬指の3本でボールを転がすタイプ。さすがにLogicool製品だけあって、値段の割にはハードウェアの品質は高く、ボールの回りもスムーズ。 左右のボタンは親指と小指で押すことになるが、大ボタンの押下は特に問題ない。問題は補助的に使う小ボタン。親指側は指を自然に曲げるだけで触れるが、小指側はどう押す...
comic

佐藤大輔(原作), 伊藤悠(漫画), 皇国の守護者 (1) (2)

とりあえず2巻まで。 架空世界の戦記モノだが、剣牙虎、導術、天龍族といったファンタジー要素ともう少し地に足の付いた軍事要素とのバランスが素晴らしい。主人公・新城直衛のキャラクタ造形も実に魅力的で、感情移入して読めてしまう。
book

TRIZ研究会(編), 本当に役立つTRIZ 眼からうろこが! 12の発明の原理だけでアイデア発想

TRIZの解説本だが、TRIZの説明そのものはあまりなく、TRIZを利用する実例が中心。 TRIZを学ぶ一冊目としてはお勧めできないが、既にTRIZの発明原理などを学んだ上で実際の活用事例を知りたい向きには悪くない。
comic

谷口ジロー, 凍土の旅人

谷口ジローの短篇集。粒ぞろいだが、中でもを下敷きにした2篇が出色の出来。谷口ジローの筆致が存分に楽しめる大型の判型も嬉しい。
book

打田鍈一, 改訂版 埼玉県の山 (新・分県登山ガイド 改訂版)

埼玉県の山の改訂版。旧版ではいくつか情報が古くなっているところがあったので購入。 取り上げられているルートはほとんど変更なく、両神山周りのルートが少し追加された程度。基本的に微細な修正が中心なので、旧版で困っていない人が買い換える程ではない。新規に購入するのならおすすめ。
book

小田亮, 利他学

人間はなぜ利他的な行動をとるのか。その理由を様々な角度から追った本。 著者は自然人類学や比較行動学を専門にしているが、生物科学や心理学、経済学にも造詣が深く、それらの知識を総動員してこの境界領域にある難問に挑んでいる。 自身の実験を含む様々な先端研究の成果もよくまとめられており、一冊目のリファレンス本としても優秀。
book

パオロ・マッツァリーノ, 13歳からの反社会学

タイトルはあまり内容と関係なくなっている。13歳向けではないし、もはや社会学と関係ないネタも多い。 それでも読み物としては文句なし。着眼点は面白いし、いつものパオロ節も健在。
book

金哲彦, 3時間台で完走するマラソン まずはウォーキングから

長年陸上をやっていると、つい惰性で練習してしまっている自覚があるので、見直しのために読んでみた。 読みやすい新書ながら、靴の選び方からランニングフォーム、トレーニング法に食事まで一通りが網羅されており、内容もまともなので、初心者にもお勧めできる。
book

アントニオ猪木, 猪木語録 元気ですか! 一日一叫び!

正月なので、少し元気が出そうな本を。 365日分の名言に (おそらく編集者による) 少々の解説。信者ならば知っていて当然の言葉が多い。