comic 伊瀬勝良(原作), 横田卓馬(漫画), すべての人類を破壊する。それらは再生できない。 (7) 八雲も本格的に参戦しラブコメ寄りになっていたところにまさかの新キャラ投入。 M:tGの方はついに第6版 (Classic) に突入。埋葬/Buryが廃語となり、表題の元ネタの「すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない」のテキストが登場。 今回のプロモカードは待ってましたの対抗呪文/Counterspell。イラストはもちろん第6版のもの (ただし新枠)。 2021-05-27 comic
book ジョン・ケネス・ガルブレイス(著), 鈴木哲太郎(訳), [新版] バブルの物語 人々はなぜ「熱狂」を繰り返すのか バブルを引き起こす陶酔的熱病 (ユーフォリア/Euphoria) は繰り返し起こる現象であり、それから身を守るのは集団的狂気へ突っ走ることに共通する特徴の認識であるとと説く。それは具体的には、金融の天才の登場であったり、てこ (レバレッジ) の再発見であったり、何か新奇らしく見えるものであったりする。古典的なケースであるチューリップ狂やサウスシー・バブルでもこれらの特徴が見られる。 本書は徹頭徹尾、警告の書として書かれている。金融上の記憶は高々20年程度 (新しい世代の人が舞... 2021-05-24 book
book 隠岐さや香, 文系と理系はなぜ分かれたのか 文系と理系というよく話題に挙がる割にその正体がよくわからない区分を、科学史の観点から追いかけた良書。 文系と理系という分け方は自明なものではなく、中世に大学が生まれた時点の上級 (専門) 学部は神学、医学、法学のみで、いわゆる理系分野は下級 (学芸) 学部の自由学芸七科に押し込められていた。近代的な自然科学が形成されるのは17世紀以降で、経済学や社会科学の原型が作られるにはさらに時間を要している。文系と理系という分類が欧米諸国に登場するのは、20世紀初頭のリッケルトを待たなけ... 2021-05-19 book
book クリス・ベイリー(著), 服部京子 (訳), 世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと 大学卒業後に1年間をかけてA Year of Productivity (AYOP) を実践した記録。成果は同名のWebサイト (現在はA Life of Productivityに改名) にもまとめられている。 世の中でよく言われている生産性を向上させる方法を片っ端から試している。先延ばししたくなる要素の排除、(時間ではなく) 活力と集中力のコントロール、タスクの断捨離、ホットスポットリスト、シングルタスクの徹底、飲食・運動・睡眠の最適化。いずれも多くの自己啓発本が触れてい... 2021-05-15 book
movie 隔たる世界の2人 Netflixで視聴。アカデミー短編映画賞 (Academy Award for Best Live Action Short Film) 受賞作。使い古されたループものかと思いきや、実はSFの皮をかぶった社会派の作品だった。 2021-05-10 movie
book 宮下洋一, 安楽死を遂げるまで スイス、オランダ、ベルギー、米国、スペインといった欧米の安楽死先進国を巡るルポタージュ。スイスの自殺幇助団体「ライフサークル」の代表であるエリカ・プライシックらへの取材を中心に構成されている。最終章では、いわゆる東海大学安楽死事件の関係者へのインタビューを通じて、日本の安楽死のあり方にも踏み込む。 もちろん、安楽死を容認している国々でも無制限に安楽死 (自殺幇助) が許されているわけではなく、国ごとに多少の差はあるものの、概ね以下のような条件を満たしている必要がある。すなわち... 2021-05-08 book
movie インターステラー クリストファー・ノーランらしい難解な作品。解説なしで一度見ただけではさっぱり全容がつかめない。純粋に娯楽映画として観ても十分に楽しめはするけれど、おそらくは張り巡らされているであろう伏線や監督の真意を理解するには繰り返し視聴することが必要そう。 2021-05-07 movie
book 川田浩志(著), 福池和仁(監修), 世界一効率がいい最高の運動 ここでいう効率とは、短時間のトレーニングで有酸素運動 (脂肪燃焼) と無酸素運動 (筋トレ) の成果を同時に得られるということ。 その鍵はHigh Intensity Interval Training (HIIT) と呼ばれるトレーニング法で、その名前の通り高強度の運動 (最大心拍数が 208 - 0.7 × 年齢 程度となる運動) を短い間隔で繰り返すというシンプルなもの。シンプルすぎてあまり書くことがないためか、紙幅のほとんどがHIITを絶賛する情報で占められている。 2021-05-04 book
movie Shall we ダンス? 大昔にテレビでちらりと観たような記憶もあるが、きちんと通して観るのは初めて。 説教臭い社会的な要素をあまり入れずにエンターテイメントに徹しているのが素晴らしい。真面目なサラリーマンのちょっとした冒険にも共感できる。 2021-05-03 movie