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櫻井寛(監修), はやせ淳(作画), 駅弁ひとり旅 1

鉄道&駅弁マンガ。私のようなライトな鉄道ファンにも十分に楽しめる内容。ストーリーはあるようなないようなといったものだが、次々とこれでもかと出される駅弁の魅力がたまらない。
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ロバート・クーヴァー(著), 越川芳明(訳), ユニヴァーサル野球協会

学生時代に読んで衝撃を受けた色川武大の "ひとり博打" (に収録) 。その野球版とも言える本作の存在を知ったのは数年前だが、既に絶版となっていたこともあり、読む本リストに積まれたままの状態となっていた。しかしながら読み終えた今、それが大失敗だったことに気づく。もっと早く読むべきだった。サイコロとチャート (一覧表) を使って架空の野球リーグを運営するという魅力的な遊びは、子供の頃に誰でも一度は試みたことがあるだろう (もちろん、私もやったことがある) 。そういった遊びに惹かれ...
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宮下あきら, 民明書房大全

民明書房、と聞いて何かわかる人には説明不要であろう。装丁やカラーページの悪ノリっぷりが実に素晴らしい。
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松岡大悟(執筆), 横見浩彦(監修), 鉄道の達人

いわゆる小ネタを集めた鉄道雑学本。鉄道マニアには常識的なことも多そうだが、私のような素人が移動中に読む分には十分に楽しめる。
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本田有明, ミミ&リリ 哲学の冒険

小説仕立ての哲学ガイド。ガイドと言っても、特にまとめられた結論があるわけではなく、とりあえず哲学について考えるきっかけをつくるための本。巻末の哲学書案内がちょっと嬉しい。色々と投げっぱなしのストーリーなので、小説としてはちょっとアレ。
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高橋久仁子, 「食べもの神話」の落とし穴 巷にはびこるフードファディズム

「食べもの情報」ウソ・ホントの続編的内容。相変わらず淡々とした語り口なので読んで楽しくはないが、内容はまとも。特定のフードファイディズムに陥ることなく、普通のバランスの良い食事をとることの重要性が繰り返し述べられている。また巻末には、その普通の食事の献立例もあり。実際の商品や広告を批判している箇所で、少し調べれば特定できる内容なのにもかかわらず商品名を伏せていたりするのが謎。
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Ziv Yaar(著), Steve Mulder(著), 佐藤伸哉(監訳), 奥泉直子(訳), Webサイト設計のためのペルソナ手法の教科書

だいぶ時代に遅れながらもペルソナ手法を勉強してみる。期待していた統計分析の手法がさわりだけだったのは残念だが、ペルソナ作りの雰囲気はなんとなくつかめた気がする。ペルソナの作例が非常に具体的なのも良い。
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中野京子, 怖い絵 (1) (2)

たまには売れ筋の本も読んでみる。主に16世紀以降の西洋絵画の背景を紹介することで、その隠れた怖さというものを紹介する試み。"恐い" といっていいのかどうかわからないものも混ざっているが、読み物としては文句なく面白い。素人の読者を想定した解説文なので、いわゆる絵画の見方がわからなくても大丈夫。今まであまり絵画に興味のなかった方の入門書としてもおすすめ。
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紀田順一郎, 東京の下層社会

ほんの少し前、昭和戦前頃の東京の極貧階層がどのような生活をしていたのか。東京三大スラム、残飯生活、もらい子殺し、搾取される娼妓達、製糸工場の女工のタコ部屋など、読むだけで気分が悪くなる内容。しかし、これが高々100年前の現実なのだ。極貧階層の生活だけではなく、当時の福祉政策のお粗末さについても十分な記述があり、よく理解できる。おすすめ。
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ドナルド・A・ノーマン(著), 岡本明, 安村通晃, 伊賀聡一郎, 上野晶子(訳), エモーショナル・デザイン 微笑を誘うモノたちのために

積ん読になっていたノーマン先生の本を読んでみる。本能 (visceral) 、行動 (behavior) 、内省 (reflective) の3つのレベルに基づくデザインの見方は、今後様々なデザインを見ていく上で役に立ちそう。