review

book

大竹文雄, 経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには

経済学を身近なミクロの見地から眺めるので非常に読みやすい。各種のインセンティブが、人間の行動にどう作用するかに力点を置いている。 いくつかプロ野球を扱った話があるが、読み物としては面白いものの納得しかねる部分がある。"プロ野球における戦力均衡" は数値的な裏付けなしに理屈をこね回しているように見えてしまう。また、"プロ野球監督の能力" はチーム戦力の評価に下式を使用しているが、さすがにセイバーメトリクス全盛の現在に平均打率はないだろうと思う。元論文が1994年のものの様なので...
game

テトリスDS フレンド対戦

友人のS原氏がニンテンドーDSとテトリスDSを購入したというので、フレンド対戦をしてみる。実はフレンド対戦をするのははじめて。 一度はじめてしまうとやめるタイミングがないのが危険。はじめる前に対戦回数を決めた方がいいかもしれない通常のWiFi対戦と違って、ハンディの設定ができる相手が知人となると、投げやりな試合展開や自殺で興をそがれることがないのが嬉しい
comic

麻雀マンガいろいろ

手ぶらで帰るのは悔しいので、何冊か麻雀マンガを購入。 ウラセンはジャケ買い。最近は近麻をきちんとチェックしていなかったので知らなかったが、なかなか面白い。ギャグがちょっと荒削りなところはあるけれど。 哭きの竜外伝についてはとりあえず評価保留。堤薫、音無光一など楽しみなキャラクタが多いが、あの完結した作品にとって蛇足とならないかどうかはまだまだわからない。
book

捜索の一日

いろいろと探したい本が溜まってきたので神田神保町と中野をハシゴするがことごとく見つからない。
book

ジェシカ・ウィリアムズ, 世界を見る目が変わる50の事実

途上国と先進国の格差を扱ったテーマが多い。「地雷によって毎時間一人は負傷している」、「拷問は一五〇カ国以上で行われている」、「世界では七人に一人が日々飢えている」など、ショッキングな数字が並ぶ。 読み物としては非常に興味深いが、100人の村 (の第二部) の様な政治色を少し感じる。この内容ならばやや左寄りになってしまうのは仕方がないのだろう。
book

スティーヴン・レヴィット, ヤバい経済学 悪ガキ教授が世の裏側を探検する

ヤバい経済学 (Freakonomics) と名乗っているが、経済学というよりは社会学の領域のものが多いと思う。 日本人としては、やはり大相撲の八百長の話題が興味深い。千秋楽で7勝7敗の力士が妙に強いのは日本人なら誰でも知っていることだが、それを数値で示し、さらに星の貸し借りが次の対戦で調整されている事実までを暴く。まあ、半分神事としての性質を残す相撲に対して大真面目に八百長を指摘するというのも野暮だとは思うけれど。 その他、一部アメリカ依存でいまひとつピンとこないもの (ク...
book

友野典男, 行動経済学 経済は「感情」で動いている

いわゆる行動経済学の入門書。この分野の一冊目として読むのには良いと思う。 行動経済学の基本となるプロスペクト理論の解説が分かりやすい。特に価値関数や確率加重関数の実例は興味深い。人がギャンブルにハマる心理なども、これらの関数に大いに関係しているのだろう。
product

brother HL-2040

自宅では長らくプリンタなしのペーパーレス生活を気取っていたが、自宅で仕事をすることが増えてくるとなかなかそうもいかない。そこでやむをえずbrother HL-2040を購入した。ヨドバシ・ドット・コムで17,600円 (14%還元、送料無料) 。 テキストの印刷が中心で、カラーはほとんど使う予定がないので、家庭向けのレーザープリンタを選んだ。家庭向けレーザープリンタは、インクジェットに比べて市場が小さい上に、自宅の設置スペースの制限もあり、実質的にHL-2040しか選択肢がな...
book

マッコイ斉藤(監修), ピエール瀧(解説), ポエム番長

本物の元ヤクザ・ギャング・暴走族の方々にインタビューし、ポエムを書いてもらうという企画。しかもツッコミを入れるのはピエール瀧。素晴らしい。 関係ないけど、帯の推薦文に今話題のあの人が。
book

烏賀陽正弘(著), 二宮清純(監修), 超常識のメジャーリーグ論

メジャーリーグ "論" というタイトルだが、メジャーリーグを論じているわけではなく、小ネタや蘊蓄を集めた本。読み物としては上々。