baseball

diary

台北旅行実質最終日

中華職業棒球観戦台北旅行も明日は帰国するのみとなり、実質的に最終日。せっかくなので、中華職業棒球 (台湾プロ野球) も観戦してみることにする。試合日程を調べたところ滞在中に台北市内での試合はないので、最も近そうな新竹まで出向くことにする。新竹中正棒球場へのアクセス台北市内から新竹中正棒球場のある新竹市へのアクセス手段は大きく分けて3つ。一番おすすめなのは在来線特急の自強號。台北から1時間強で到着する。運賃は180元。在来線の新竹站は新竹市街地の中心地に位置しているので使い勝手...
book

ベースボーロジー 1

ベースボーロジーは野球文化學會の刊行している論文集。まずは1999年に発行された第1号を読んでみた。著者は比較的年輩の筋金入りの方が多く、"あの頃の「阪急ブレーブス」" や "外来語受容形態としての明治野球用語解説" 、 "「紀元ハ、二千六百年」下の日本職業野球聯盟" など、懐古系のコンテンツに力が入っている。このあたりはなかなか商業出版にのらないところなので嬉しいところ。また、セイバーメトリクス的コンテンツとして、"野球における統計的解析" もある。こちらは野球でよく言われ...
book

ロバート・クーヴァー(著), 越川芳明(訳), ユニヴァーサル野球協会

学生時代に読んで衝撃を受けた色川武大の "ひとり博打" (に収録) 。その野球版とも言える本作の存在を知ったのは数年前だが、既に絶版となっていたこともあり、読む本リストに積まれたままの状態となっていた。しかしながら読み終えた今、それが大失敗だったことに気づく。もっと早く読むべきだった。サイコロとチャート (一覧表) を使って架空の野球リーグを運営するという魅力的な遊びは、子供の頃に誰でも一度は試みたことがあるだろう (もちろん、私もやったことがある) 。そういった遊びに惹かれ...
game

プロ野球チームをつくろう!

久しぶりにゲームを買ってみる。つくろうシリーズは学生時代にセガサターンのサカつく (1, 2) にハマって以来。DSだけあってサクサク進むのは良いのだけど、ちょっとコクがなさ過ぎる気も。通算記録が全く保存されないのはちょっと萎える往年の名選手が簡単に揃い過ぎる気がする年棒の高騰が激しすぎるので、どうしても選手を取っ替え引っ替えするスタイルになりがち (これは制作者が意図したことかもしれないが)
book

データスタジアム(企画・編集), 野球の見方が180度変わるセイバーメトリクス

セイバーメトリクス的な視点で2007年度の日本プロ野球の結果をみるとこうなる、という本。特に目新しい指標が提案されているわけではないが、有名どころの指標は一通り押さえられているので、セイバーメトリクス入門用にはおすすめできる。ただし、算出が面倒な指標 (Win sharesなど) の説明はかなり大雑把なので、そのあたりは専門書を併せて読む必要がある。
book

加藤英明, 山崎尚志, 野球人の錯覚

野球統計本。データスタジアムのデータを元に、いわゆる「流れ」論の検証を中心に行っている。リンゼイのモデルは既に盗塁やバントを行ったケースを含んでいるのでそのまま使えない、という指摘は面白いエラーや併殺が流れを変える (次回以降の得失点確率や平均得失点に影響を与える) ということが述べられているが、エラーがあるチームは元々守備が良くない傾向があり、併殺があるチームはたまたま守備が良かったり良い投手が投げている傾向があるというだけの様に思える。そのあたりをコントロールしたデータが...
diary

ジョニー黒木引退セレモニー

試合後には、ジョニー黒木の引退セレモニーが行われた。というよりも、今日の多くのお客さんの本命はこちらと思われる。もちろん、私もそう。公式戦での登板を生で観たのは、2005年の復活祭が最後になっていた。あの時は完全復活を信じていたので、それが最後となってしまったのは悲しいグッズ販売などさすがに球団の商業主義が行き過ぎている感はあったが、きちんとお別れが出来るのは嬉しいサブロー、礒部、福浦との対戦で見事に締めくくりジョニー黒木の挨拶の後は、グラウンドを一周して、ボールを投げ込むサ...
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マリーンズ vs. イーグルス @ 千葉マリンスタジアム

今期初観戦は、千葉マリンスタジアムでのオープン戦。今回は一塁側フィールドウィングシート。相変わらず開放感があって良い席試合前に、新規入団選手の顔見せがあった。代表挨拶は唐川新規入団選手のサインボールを客席に投げ入れるサービスあり。育成選手の大谷龍次のサインボールをゲットオープン戦も終盤ということもあり、ほぼすべてのベンチ入り野手をテスト。5回終了時にほぼ全選手を一気に入れ替える、ボビーらしい采配ただ一人ズレータだけがフル出場。やはり調子が上がっていないのか先発の渡辺俊介の調子...
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西尾典文(著), 泉直樹(著), 小関順二(監修), プロ野球スカウティングレポート2008

毎年恒例のスカウティングレポート。フォーマットは完全に昨年度版と同じ。潔いというか、手抜きというか。とはいえ、現状ではデータ山盛り本はこれしかないのでありがたいことには変わりない。
book

川村卓, 中村計, 徹底データ分析 甲子園戦法 セオリーのウソとホント

最近は野球を統計的に処理する手法がいろいろと検討されているが、これは高校野球を対象とした本。高校野球の分析をまとめた本は少ないのでその点は評価できるが、分析はかなりお粗末。バントや盗塁の有効性を検証する際に、セイバーメトリクスで重視される得点期待値ではなく、なぜか得点率を使用している。理由は不明。また、強攻策との比較の際にバントや盗塁のみ成功時のデータを抜き出しているところがあるが、成功率と、成功・失敗それぞれの結果を総合的に捉えないと意味がない本書で示される得点確率表はおお...