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のむらしんぼ, コロコロ創刊伝説 (1) (2)

のむらしんぼ先生の視点から振り返ったコロコロ史。 マンガのセンスが当時のままなのが、直撃世代にはたまらない。作者本人の凋落などいたたまれない要素もあるが、それでもギャグにしてしまうところはマンガ家魂を感じる。
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巻来功士, 連載終了! 少年ジャンプ黄金期の舞台裏

巻来功士の自伝的作品。 半生を駆け足でなぞったやや淡白な内容だが、失敗も含めて過去を総括しているところは好感が持てる。
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「図書」編集部 (編), 書斎の王様

14人の知識人がそれぞれの書斎を紹介するエッセイ集。大学教授と作家が多め。 電子書籍どころかPCの普及もまだ進んでいない1980年代 (ワープロを導入している著者もいるがまだ少数派) だけに、紙の本とどう戦っていくかが話題の中心。このあたりは今の時代でも変わらず共感できる。 また、そんな時代でも喫茶店や電車内など自宅外に書斎を求めるノマド的なスタイルを模索している者も案外多いのが新鮮。
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施川ユウキ, バーナード嬢曰く。 (3)

前巻に続き、長期連載の様相を呈してきた。 相変わらず読書あるあるが中心だが、地味にさわ子としおりの友情が進んでいるような進んでいないような。下手に新キャラを投入せずに人間関係を丁寧に描き続けているのが好印象。
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荒木飛呂彦, 荒木飛呂彦の漫画術

マンガの教本によくある小手先のテクニックではなく、より骨太な内容。新書で出してしまうのがもったいなく感じる。 長年商業誌で一線を走ってきた著者だけあり、独りよがりにならず読み手を強く意識しているのがよく分かる。
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えびはら武司, 藤子スタジオアシスタント日記 まいっちんぐマンガ道

元藤子スタジオのアシスタントであったえびはら武司の自伝的マンガ。たかや健二のぼくの藤子スタジオ日記より、少しだけ前の時代にあたる。 主に藤本先生のアシスタントを務めていたこともあり、藤本先生の人柄が伝わってくるエピソードが多数。ファンならば間違いなく読むべき。
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喜多村拓, 古本屋開業入門 古本商売ウラオモテ

現職の古本屋のオヤジによる古本屋商売のノウハウ集。 サバサバとした文体ながら、そこここに古本への愛が感じられるのが良い。お金の話から店作り、万引き対策まで古本屋のノウハウが惜しげも無く詰め込まれている。古本屋の経営を考えている人にはもちろん古本屋の客にも興味深い内容が山盛りで間違いなくおすすめできる。2007年発行のため、インターネット関連の情報がやや古くなっている点だけが難か。
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ウンベルト・エーコ(著), ジャン=クロード・カリエール(著), 工藤妙子(訳), もうすぐ絶滅するという紙の書物について

二人のビッグネームによる対談。進行はジャン=フィリップ・ド・トナック。 インキュナビュラを含む古書や稀覯書の蒐集家でもある二人だけあって、書物の話はいつまでも止まらない。その博識ぶりに圧倒されながらも、書物への愛をたっぷりと感じられた。おすすめ。
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鈴木みそ, でんしょのはなし

Web Magazine KATANAの連載をまとめたもの。 氏お得意の電子書籍ネタだけに、今までの作品と重なる部分が多いか。新規のネタとしては、Amazonへの取材が企業としての姿勢が垣間見えて興味深い。
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ヘンリー・ペトロスキー(著), 池田栄一(訳), 本棚の歴史

フォークの歯はなぜ四本になったかのヘンリー・ペトロスキーが扱っていたもう一つのテーマは何と本棚。 現在ではあまりに当たり前過ぎて視界に入らない本棚だが、この形が確立するまでには本の形とともに様々な紆余曲折を経てきた。本の形、本の社会的な位置づけ、読書スタイルの変化が相互に絡み合って変化していく様子はエンターテイメントとしても素晴らしい。おすすめ。