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高田高史, 図書館のプロが伝える調査のツボ

図書館のレファレンスサービス事例集をストーリー仕立てで。 今では調べものをするときもネット検索だけで済ませてしまうことも多いが、もっと広く深く探し、より信頼できる情報源に到達するするためのノウハウが詰まっている。
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柴野京子, 書棚と平台 出版流通というメディア

現在の日本の出版流通がどのように成長してきたのかが学術的に検証されている。 雑誌や教科書に始まるメインストリームはもちろん、赤本の歴史や書店の "読書空間" の変遷まで、出版流通史の大きな流れが俯瞰できるようになっている。 本好きの人間ならば一度は必ず目を通すべき本。おすすめ。
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渋谷直角, 定本コロコロ爆伝!! 1977-2009 「コロコロコミック」全史

サブタイトルに1977-2009と書かれているが、80年代頃にウェイトが置かれている感じ。これは編者の渋谷氏の年齢から自然なところだろう。私は渋谷氏と同世代ということもあり非常に楽しめたが、もう少し若い世代には分からないネタが多いかもしれない (まあ、その世代はまだこんな本は買わないかも知れないが) 。 歴代の漫画家や編集者はもちろん、高橋名人、前ちゃんなどの関係者を含む豊富なインタビューを中心に構成されており、当時の背景を伺うことができる。また、コロコロの企画記事や、イベン...
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葛西りいち, あしめし

漫画家のアシスタントの生活を描いたエッセイコミック。 漫画家生活を描いた作品はよく見るが、アシスタント生活は珍しい気がする。 テンション低めの自虐系マンガで少し好みが分かれそうではあるが、お好きならばぜひ。
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赤城毅, 書物迷宮

書物狩人の続編。 相変わらず少し説明的すぎるきらいがあるが、歴史的事実と虚構の微妙なバランスはお見事。
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井原万見子, すごい本屋!

和歌山県の山奥にある小さな本屋、イハラ・ハートショップの物語。 店長の井原さんが村の子供達に本の楽しさを知ってもらうために、様々な困難に負けずに次々とイベントを企画していく様子は見ていて元気付けられる。 ただ、そういったイベントの話題が中心で、肝心の本屋の日常があまり伝わってこないところは少し残念。
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安藤健二, 封印作品の謎2

封印作品の謎の続編。 前作は差別表現により封印されている作品が主だったが、今回はそもそもなぜ封印されているかがわからない作品達を扱う。対象となるのは、キャンディ・キャンディ、ジャングル黒べえ、オバケのQ太郎、サンダーマスクの4本。封印されている原因が、主に著作権がらみのビジネス上のもめ事や関係者間の対立であるのを見ると何ともやりきれない気持ちになってくる。 前作同様、真相にたどり着けない残念な部分はあるが、それを除けば良い出来。
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安藤健二, 封印作品の謎

様々な理由で自主的に封印されている作品を追ったルポルタージュ。 俎上に載せるのは、ウルトラセブン第12話、怪奇大作戦第24話、映画・ノストラダムスの大予言、ブラック・ジャックの2つのエピソード、そしてO157予防ゲーム。最後の一つだけが少々異質というか蛇足な感じもするが、著者の思い入れがある様なので仕方ない。 一部に明確な真相にたどり着けていない消化不良なものもあるが、関係者へのアポも取れないような状況でよくここまで調べたものだとは思う。
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赤城毅, 書物狩人

古書というものの中には、国家や宗教に大きな影響を与えかねないような価値を持つものが多数あるわけで、そこを主題に据えたミステリ。 価値ある古書をどこからともなく入手する書物狩人 (ル・シャスール) というヒーロー象は古書好きにはたまらない。喜国雅彦先生も帯でそのようなことを述べている :-) 娯楽小説としては申し分ない一冊。
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町田ブックオフ移転

町田の巨大ブックオフが取り壊されていた。 東急ツインズ内の1フロアに移転ということらしいが、大幅に規模が縮小するらしいので、実質的には閉店と言えるだろう。学生時代に通い詰めた店が無くなるのは少し寂しい。