book 高橋征義, でかいプレゼン 高橋メソッドの本 実は今、正月だというのに比較的真面目なプレゼンの準備をしている。もちろん、高橋メソッドを使ってはマズそうな場面なのだが、この本の隠れ高橋メソッドならば使えそう。要するに高橋メソッドの1ページを普通のプレゼンの箇条書きの一行に対応させるものなのだが、高橋メソッドの推敲のしやすさやストーリーの組み立てやすさは享受できそう。 2006-01-02 book
book 川又三智彦, 二極化ニッポン 最近、かなりの数の破綻本が出版されている。しかし、その多くは、あまりに話が飛躍しすぎていたり、煽るだけ煽って特定の金融商品へ誘導しようとしていたり、ただのトンデモ本だったりと、正直読むに耐えない。そんな中、比較的まともに読めたのが本書。論理の飛躍も少なく (まったくないとは言わない) 、データの裏付けも類似本の中ではかなりまとも。繰り返される官僚批判がちょっと鼻に付くが (これはツカサのウィークリーマンションの立ち上げ時に許認可が得られなかった恨みも含まれていると思う) 、主... 2005-11-07 book
diary QRコードだけの広告 ミーハーにヨドバシAkibaに出かけてみたら、付近の電柱にQRコードだけの広告を見つけた。いままで、普通の広告の隅に印刷されているQRコードは読み取ったことがなかったが、QRコードだけとなるとちょっと気になる。向こうの思う壺だが。 2005-09-23 diary
book 溝上憲文, 超・学歴社会 採用にあたって学歴不問と明言する企業も多いわけだが、それがタテマエであることは多くの人が勘付いていることだと思う。そんな現状をとらえ、実際にはまだまだ学歴信仰が根強く残っていることを示した本。具体的にどうあるべきかという提案や、将来学歴の扱いがどう変化していくかについてはほとんど触れていない。あくまでも現在、学歴は一定の地位を保っているという重い事実を示すだけである。大学進学を控えた高校生あたりにぜひ読んでもらいたい本。人事関係者のインタビューはソースもわからずどこまで信頼し... 2005-09-05 book
book 富澤豊, 図解 自分のポジショニングのみつけ方 我々は普段から職場やサークルなどで、無意識に他の人とキャラがかぶらない様に行動しているわけだが、それを理論立てしたものがポジショニングマップ。ただし、例題として用いられているのが、七人の侍、プロ野球、サッカー、ショムニ、太陽に吼えろ、と、ちょっと偏っているのはいかがなものかと。これらの知識がない人へのフォローは一切ないので、そういった人々には例題がまったく理解できないのでは。私はスポーツ関係は非常によく理解できたが、テレビドラマ関係はまったく理解できず読み飛ばすしかなかった。... 2005-08-22 book
book 倉田真由美, 山崎元, ダメだ!この会社 わが社も他社も丸裸 共著の体裁になっているが、メインは山崎さんの方。くらたまファンの方には物足りないかもしれない。ダメ会社を身も蓋もなく斬りまくる。実に痛快。就職活動中の学生さんに是非読んでもらいたい。事例は金融業界中心だが、他の業界にも当てはまる処世術やノウハウも盛りだくさん。もちろん、今の職場を見つめ直したい向きにもお勧め。 2005-08-18 book
book スタジオダンク, サッカーでメシが食えるか? サッカーのお仕事大紹介 サッカーに関連した仕事を集めた本。Jリーガーはもちろんのこと、マスコミ、チームのフロント、ターフキーパー、果てはグッズショップの店員からホイッスル職人まで、サッカーに関する多くの職業を取り上げている。単なる夢としてのお話ではなく、現実的な年収や雇用形態、その仕事に就くまでの道まできちんと取材しているのは素晴らしい。条件面だけを見ると、厳しい仕事が多いのも事実。正社員ではない、単年契約や派遣契約の仕事も多い。収入面を見ても、ヘタをするとフリーター程度しか稼げない仕事もある。正直... 2005-08-12 book
book 渡辺仁, 起業バカ 近頃の起業ブームの中、その影の部分を、実例を交えて解説。著者自身のものも含めて、多数の起業失敗事例がおさめられている。起業はこういった事例を知ってなお燃えてくる様なタイプでないとつとまらないのかも、と思う。特に、フランチャイズ参加の失敗事例が興味深い。脱サラ後の独立の選択肢としてフランチャイズへの参加はよく挙げられる。しかし、その実体は全面的に本部が有利な契約内容や杜撰な売上予想など多くの問題を抱えている (すべてのフランチャイズがそうだとは思わないが) 。ところで、本書は一... 2005-07-31 book
book 烏賀陽弘道, Jポップとは何か 巨大化する音楽産業 いつの間にか生まれ、気がついたら定着していた、Jポップという言葉。しかし、これだけ広く浸透しているにもかかわらず、誰もがきちんと定義できない言葉。そんな不思議なJポップを、音楽産業の視点から分析していく。よくあるJポップの音楽評論は隅に追いやり、あくまでも産業として分析していく姿勢は斬新。音楽がアナログ (生演奏+レコード) からデジタル (シンセサイザ+CD) へ変化していく中で何が起きていたのか、なぜ見渡す限りタイアップの音楽ばかりになってしまったのか、といったJポップが... 2005-06-26 book