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野口悠紀雄, 超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー

「超」整理法から20年が経ち、デジタル化が進んだ社会に対応した整理法を説く。クラウド時代の仕事の最大の鍵として検索を掲げている。すべてのデータをGmailに集約することで、その検索能力を最大限に活かそうという趣旨。また、メール以外の情報も含めて活用するための検索術にも触れられている。普段からネットサービスを使いこなしている向きには参考になる部分が限られるかもしれないが、「パソコンを使いこなせていない」と思う人ならば読む価値があるだろう。すべてのデータをクラウドに置くという提案...
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Microsoft Windows環境からmacOS環境への引っ越し

長年Microsoft Windows環境で生活してきたが、諸事情によりmacOS環境も併用することとなった。MacBookでRetinaの大型ディスプレイを求めると、事実上MacBook Pro 15インチモデル一択となる。ただし、Thunderbolt 3 (USB-C) ポートとヘッドフォンジャックしか備えていない現行モデルはさすがにまだ早い。そこで、型落ちの2015モデルを選んだ。こちらは、MagSafe 2電源ポート、Thunderbolt 2ポート 2口、USB-...
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大川慎太郎, 不屈の棋士

ブームのコンピュータ将棋本だが、コンピュータ将棋そのものではなく棋士へのインタビューを主題に据えた企画が秀逸。もちろん、コンピュータ将棋の事前知識なしでも楽しめる。羽生、渡辺、森内、佐藤らのトップ棋士がコンピュータ将棋をどう捉えているのか、先駆者たちはコンピュータ将棋をどう活用しているのか、コンピュータ将棋がトップ棋士を越えようとしている現在だからこそ様々な思いが交錯している様子が浮かび上がってくる。おすすめ。
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清水亮, 後藤大喜, プログラミングバカ一代

著者の清水亮は、shi3zと言ったほうが通りが良いかもしれない。自伝的作品で多少は盛っているものと思うが、それを差し引いても面白い。文章はやや荒削りではあるがテンポ良く、何よりも本人の人生が面白いのでぐいぐいと惹き込まれる。プログラマが読むべきともこれから働く学生が読むべきとも言い難いが、読み物として読むべき一冊。
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THE NORTH FACE Shuttle Daypack NM81602

長年仕事用に使用していたがだいぶくたびれ、ショルダーストラップの取り付け部も切れかけてきたので新調することにした。新しい鞄の要求仕様は以下の通り。ビジネスカジュアルだけではなく、たまに着るスーツにも合うこと両手が空けられること。最近は荷物が増え続けているので、ショルダーバッグよりはデイパックの方が好ましい角形2号封筒が折らずに入ること愛用のが入ること最低20リットルクラスの容量が欲しいこの条件で行き着いたのが、。以下の細かな欠点はあるものの、他はほぼ希望通り。オープンポケット...
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熊野整, ビジネスエリートの「これはすごい!」を集めた 外資系投資銀行のエクセル仕事術 数字力が一気に高まる基本スキル

Excel本によくあるショートカットやマクロの使い方ではなく、コンサルタントの表の作り方を前面に出した本。データを蓄積しDBとして活用するのではなく、案件ごとに表を起こす種類の仕事には極めて有用なノウハウ集。
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松本博文, ドキュメント コンピュータ将棋 天才たちが紡ぐドラマ

タイトル通り、人間ドラマに絞ったドキュメンタリ。コンピュータ将棋を扱った書籍には珍しく、棋譜もアルゴリズムの解説もほとんど出てこない割りきった構成だが、それだけに棋士や開発者をはじめとする関係者の考えや思いがよく伝わってくる良書。ただし、電王戦がまずあってそこから逆算する構成のため、初期のコンピュータ将棋選手権などはほとんど触れられていない点には注意が必要。
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SIPropプロジェクト・今村 謙之(監修), 新里祐教(著), 佐久川剛(著), 遠藤正仁(著), 俺流プロトコル実装入門 Private Implementation Protocol

SIP風のプロトコルであるPIP (Private Implementation Protocol) を一から設計・実装してみようという試み。表題通り、設計よりは "実装" に重きを置いている。実装中心ならば新たなプロトコルを作らずとも素直にSIPで良かったのではないかと思わないでもない。それでも、新たなプロトコルを作るというワクワク感を擬似体験できるのはこの種の書籍としては重要なのかもしれない。
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Kevlin Henney(編), 和田卓人(監修), 夏目大(訳), プログラマが知るべき97のこと

見開き2ページ完結の小ネタが97本。単純なプログラミング技法だけではなく、プロジェクト管理やライフハック寄りのネタも満載。付箋を貼りながら読んでいたら付箋だらけになってしまった。プログラミングに携わる人間ならば必ず新たな気付きが得られるはず。
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増井俊之, スマホに満足してますか? ユーザインタフェースの心理学

スマホに限定しない、ユーザインタフェース全般の小ネタ集。あまり体系だった本ではないが、コンピュータサイエンス分野の幅広い話題で楽しませてくれる。