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吉田寿夫, 本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本

統計処理をまじめにやらなければいけない機会がまた増えてきたので、勉強しなおしのために読んでみた。 一通り統計をかじったことのある人が、思い出すために読むには適当な本。厳密な証明を省略している部分も多いが、統計を道具として使うだけならば必要十分な内容だろう。
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加藤ジェームズ, いつのまにか変わってる地理・歴史の教科書 あなたの知識はもう役にたたない

歴史や地理などの知識は一度義務教育を終えてしまうとなかなかアップデートする機会がなく、子供がいる家庭以外では最新の教科書に触れることすらないのが普通だろう。 そんな知識を世代別にまとめてある本。新たな発見による変更もあれば、政治的な理由と思われる変更もあり、様々な要因で教科書が変化し続けている様子が見て取れる。
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Bruce Frey(著), 鴨澤眞夫(監修), 西沢直木(訳), Statistics Hacks 統計の基本と世界を測るテクニック

統計学の入門書なのだが、Hacksシリーズらしく、いわゆる教科書的な本よりは読みやすい。また、効果量等の基準値の具体的な数値が (少々乱暴ながら) 挙げられており,何となく感覚が掴みやすくなっているのもうれしい。 後半は統計とはやや関係の薄いHackも含まれており、水増し感があるのが残念。
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R.H.R.アンホルト(著), 鈴木炎(訳), I.S.リー(訳), 理系のための口頭発表術

近頃は何かと口頭発表をする機会が増えているので読んでみる。 単純なパワーポイントの作り方にとどまらず、服装から壇上での技術まで一通りのことが押さえられている。 タイトルには "理系のための" とあるが、あまり理系依存とは感じられない。各所に出てくる例題が生物学のものであるくらいか。これが素人にはややわかりにくいのが難か。
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池谷裕二, 進化しすぎた脳

大脳生理学の研究者である著者が中高生に講義した内容をまとめたもの。 興味を引くネタが山盛りで、科学に興味のある人間なら一気に読み切ってしまうはず。中高生向けの講義とはいえ、教科書的な内容ではなく、論文や雑誌から引っ張ってきている先端の話題が多く、知的好奇心を満足させてくれる。
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木暮太一, マルクスる? 世界一簡単なマルクス経済学の本

その名前の通り、マルクス経済学の入門書。 本当に基礎の基礎のところだけだが、噛んで含めるように教えてくれる。
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SEIKO IC DICTIONARY 電子辞書 SR-G9000

電子辞書を買い換えた。5年ほどDD-IC500Sを愛用していたが、もう少し大画面で、英語関係の収録辞書の質が良いものが欲しくなったので。 以下の条件で選び、SIIになった。他社製品は、タッチパネルのせいで、キーボードが隅に追いやられているのが気に入らない。 もう、胸ポケットサイズにはこだわらないバッテリー重要 (ここで、カラーは選択肢から外れる)画面解像度重要起動速度重要 (少し前までのSII製品は起動に数秒程度の間があった記憶があるが、最新機種ではかなり改善されている)キー...
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左巻健男, 水はなんにも知らないよ

タイトルからもわかる通り、に対する見事な批判本。さらに同書の批判にとどまらず、水にまつわる怪しいビジネスの数々を痛快に斬ってくれる。 また、水道水とミネラルウォーターの違いや、水のおいしさを決定する要因、浄水器の仕組みなど、水にまつわる話題が効率よく読めるのも嬉しい。おすすめ。
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谷岡一郎, データはウソをつく 科学的な社会調査の方法

いわゆるリサーチリテラシー本。 一般向けの本のため色々と端折っているところがあるので教科書的に使える本ではないが、世の中で行われている社会調査のいい加減さを知るには良い本。所々に挿入されるいしいひさいちのマンガもいい味を出している。おすすめ。
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大橋禅太郎, 倉園佳三, すごいやりかた

いわゆるコーチングメソッド本。 わずか一行の「やりかた」が数十個収められている。いくつかドキッとしたものがあるので、まずはひとつ試してみよう。