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施川ユウキ, 鬱ごはん (2)

前巻ほど後味の悪い話はなく (私は食べ物を捨てるのが許せない。特に本作の様にノンフィクションに近い場合は) ちょっと安心。内向きな作風は相変わらず。昨今の食マンガブームの中で独特の立ち位置を確保している感がある。
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小林章, フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?

欧文書体が良書だったのでこちらも。欧州を中心に集められた街中のデザインをエッセイ風に。雑多な内容だが、デザインのヒントを見つけるには良い。
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岡本健太郎, 山賊ダイアリー (4)

いつも通りの猟師の日常。今回の大ネタはイノシシ狩り。狩りから解体、調理までのフルコース。変化球でジネンジョ掘りやサビキ釣りなども。
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卯月妙子, 人間仮免中

元AV女優、元SMストリッパー、漫画家、エッセイストと多くの肩書を持つ著者による自伝的作品。統合失調症を抱えながらも、その様子を実にあっけらかんと描いてしまうところが印象的。とはいえ、かなり衝撃的な表現も普通に出てくるので、耐性のない人は注意が必要。
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Kevlin Henney(編), 和田卓人(監修), 夏目大(訳), プログラマが知るべき97のこと

見開き2ページ完結の小ネタが97本。単純なプログラミング技法だけではなく、プロジェクト管理やライフハック寄りのネタも満載。付箋を貼りながら読んでいたら付箋だらけになってしまった。プログラミングに携わる人間ならば必ず新たな気付きが得られるはず。
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岡本健太郎, 山賊ダイアリー (3)

前巻同様、淡々とした猟師生活が綴られるだけなのだが、これが実に面白い。ネタの面白さに加えて、生き物へのリスペクトや遵法精神の高さなどが端々から感じられるのも一因か。
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網野善彦, 古文書返却の旅 戦後史学史の一齣

東海区水産研究所月島分室で蒐集していた全国各地の漁村の古文書を返却する旅をテーマにしたエッセイ。その多くが (著者の責任でないものもあるたとはいえ) 借用期間を過ぎているもののため、懺悔の旅となるのだが、それでも関係者の温情に助けられる様子が描かれている。史学のフィールドワークの現場を知る上でも非常に興味深い一冊。
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ビートたけし, 達人に訊け!

ビートたけしと各界の第一人者との対談集。ゲストは多くの分野に渡っているが、インタビュアーとしてのビートたけしは素晴らしい仕事を見せている。所々にユーモアを交えながらも茶化すことなく、専門家へのリスペクトが感じられるのが良い。
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西牟田靖, 本で床は抜けるのか

最初は "本で床は抜けるのか" という素朴な疑問から出発したドキュメンタリが、いつの間にか蔵書を巡る長い旅へ。特に結論や増え続ける蔵書への決定打が出るわけではないが、蔵書の扱いに困っている人間ならば共感を持って読めるのは間違いない。終盤は本論から外れた著者の家庭の事情が強く出る構成で、好みが分かれるところかもしれない。
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久松達央, キレイゴトぬきの農業論

著者は久松農園の設立者。農業論という表題が付いているが、経営論半分、随筆半分といったところ。小規模農家の関係者には非常に参考になる部分が多い様に思う。