山本弘, 神は沈黙せず (上)(下)
神という大きなテーマあり、超常現象あり、ハードSFとしての科学あり、そしてもちろんエンターテイメントありで、間違いなくおすすめできる作品。 膨大な量の超常現象を盛り込んだ構成は、さすがと学会会長といったところ。それらの超常現象も、現実のものと架空のものが境目なく取り込まれており、一気に作品世界に引き込まれる。 なお本作は2010年代を舞台としているため、いくつか前置きなしの新語が登場する。それらの解説は、山本弘のSF秘密基地内の解説ページで行われているので、併せて読むのがおす...