comic たかはしみき, 東京もぐもぐおいしいもの探し こげぱんで有名なたかはしみきによる食べ歩き記。ややスイーツ比率が高めで、食事は控え目。銀座や神楽坂などのお洒落エリアと浅草などの下町エリアを中心に有名どころを押さえているので、これまで東京にあまり縁がなかった人向けのガイドブックとしておすすめできる。 2013-11-30 comic
book 山科勇樹, 食の冒険家 アジアの缶詰を食べ歩く 普通の大学生がアジアの缶詰を買ってきて食べるだけのエッセイ。日本でも比較的入手が容易なものが多く、珍奇さという意味では今ひとつ。ボリュームも文体も軽めなので、ちょっとした箸休めに。 2013-11-23 book
product かつおぶし削り オカカ 数年間迷った末についに購入。挿入する鰹節の面だけは気にする必要があるが、その他は何の技術もいらない替え刃の交換以外、ほぼメンテナンスフリーなのもありがたいハンドル込みだと意外にかさばる点には注意が必要 2013-11-11 product
comic 谷口ジロー(画), 夢枕獏(作), 神々の山嶺 (1) (2) (3) (4) (5) 全巻一気読み。文句なしに面白い。ジョージ・マロリーのカメラの謎 (本作の執筆は1999年のMallory and Irvine Research Expeditionによる遺体発見前) がストーリーの軸となっているものの、それが霞むほどに登山家達の生き様が濃く描かれている。森田勝や長谷川恒男をモデルとした登山家達の想い、氷壁の登攀、山中での食事など、どの描写をとっても一級品。おすすめ。 2013-11-09 comic
comic 泉昌之, 食の軍師 (3) 2巻は半分旅マンガとなり迷走気味であったが、ここに来て原点回帰。やはり力石との絡みがあってのこのマンガ。マンネリとも言える展開が実に良い。 2013-10-31 comic
comic 吉田戦車, おかゆネコ (1) 逃避めし以来、料理づいているのか。今回は料理、それもおかゆをテーマにしたマンガ。相変わらずの不条理さと全くそそられないおかゆレシピが実にいい塩梅。 2013-10-15 comic
book 久住昌之, ひとり家飲み通い呑み 久住昌之の食エッセイ。今回のテーマは家飲み。やや酔っ払い気味の文体で軽く読める。別の著作で既出のネタの再利用が見られるのは、最近の出版過多のせいか。 2013-10-14 book
comic 新久千映, ワカコ酒 (1) 女性の一人呑みマンガ。目の付け所が良い。食の蘊蓄はあまり全面に出ておらず、共感して楽しむタイプ。マンガとしての構成もよく練られている。 2013-10-13 comic
book 櫻井武, 食欲の科学 ブルーバックスらしい硬派な "食欲" の解説本。脳生理学の歴史の中でどのような実験を通じてレプチンや各種の神経ペプチドの発見に至ったかがストーリー仕立てになっており、実にわかりやすい。なお、本書はあくまでも科学本なので、直接ダイエットの役に立つような知識はほとんどない。 2013-08-28 book
book 南直人, ヨーロッパの舌はどう変わったか 十九世紀食卓革命 19世紀に起きた社会構造の変化がヨーロッパの食生活に与えた影響を解説する。新世界から得られた新たな食材 (ジャガイモ、トウモロコシ、コーヒー、紅茶) や新たな食品加工方法の発明 (缶詰やマーガリン) はもちろんのこと、都市化に伴う人口変動や流通の発達、テーブルマナーの洗練といった社会的な要因がヨーロッパの食生活に様々な影響を与えてきたことがよく分かる。 2013-08-22 book