book 玉村豊男, 男子厨房学(メンズ・クッキング)入門 いわゆる料理指南書なのだが、そこらのレシピ本などと違うのは料理というものを非常に高い視点から体系的に眺めているところ。たとえば刺身というものをとってみても、刺身とはナマの食材になんらかのソースをつけて食べる料理であり、サラダのバリエーションの一つに過ぎないと見なす。こういった大きな考え方をきちんと身につけると、手元の材料に応じて無限の料理が得られるだろう。文章の軽さも実に良い。おすすめ。 2008-09-28 book
diary 台北旅行実質最終日 中華職業棒球観戦台北旅行も明日は帰国するのみとなり、実質的に最終日。せっかくなので、中華職業棒球 (台湾プロ野球) も観戦してみることにする。試合日程を調べたところ滞在中に台北市内での試合はないので、最も近そうな新竹まで出向くことにする。新竹中正棒球場へのアクセス台北市内から新竹中正棒球場のある新竹市へのアクセス手段は大きく分けて3つ。一番おすすめなのは在来線特急の自強號。台北から1時間強で到着する。運賃は180元。在来線の新竹站は新竹市街地の中心地に位置しているので使い勝手... 2008-09-25 diary
diary 台北旅行初日 台北旅行今になってようやく夏休みがとれた。さてどこかへ行こうと考えたときにふと浮かんだのが台北。元々好きなところの上に何かと縁があり、観光にお仕事にと何度も訪れていたがここ数年はご無沙汰していた。光華商場が潰れたというのは聞いていたがその跡地がどうなっているかはこの目で見てみたいし、こちらも一度はつぶれかけた中華職棒がどうなっているかも興味がある。もちろん、美味しい牛肉麺も食べたい。台北への航空便というわけで、台北に行くことは決定した。となると、あとは手配をどうするかだが、こ... 2008-09-23 diary
comic 泉昌之, 豪快さんだっ! 完全版 文庫になっていたのを買い逃していたのであわてて購入。80年代後半頃の豪快さんに加え、COMIC CUEで突然復活した "炎の焼き肉" なども収録された正に完全版。泉昌之ファンならば迷わず買い。 2008-09-19 comic
book 西村淳, 面白南極料理人 お料理なんでも相談室 読者からの (?) 質問に気の利いたレシピで回答するスタイル。あまり前作のような南極ネタはなく、ただのオヤジ料理人としての回答が多いが、その適当ながらも食欲をそそるレシピはちょっと作ってみたくなる。電車の中で気軽に読むのにはいいかも。 2008-09-15 book
comic 魚戸おさむ, 北原雅紀(脚本), 玄米せんせいの弁当箱 (1) (2) 食べる事にフォーカスしたマンガ作品。大学を舞台に、風変わりな講師が食の大切さを伝えてくれる。少し説教臭くはあるが、そこさえ乗り越えられれば悪くない。 2008-09-11 comic
book 西村淳, 面白南極料理人 笑う食卓 南極観測隊・越冬隊の料理人を勤めた西村氏の料理日記。冷凍・乾燥・缶詰食品のみ、外部からの補給なしの制限下で何とか工夫をこらしながら隊員たちの胃袋を満たしていく様子は純粋にエンターテイメントとして楽しめる。お手軽なレシピも豊富なので、家庭でも応用できるかも。 2008-09-02 book
comic 安倍夜郎, 深夜食堂 (1) (2) ビッグコミックオリジナルの連載が単行本になっていた。深夜にしか営業しない小さな食堂を舞台に、どうということのない食べ物を巡るストーリーが描かれる。何というか、人情モノ的なお話も多く、それが少々あざとく感じるところもあるが、それでもいいものはいい。 2008-08-16 comic
comic 櫻井寛(監修), はやせ淳(作画), 駅弁ひとり旅 1 鉄道&駅弁マンガ。私のようなライトな鉄道ファンにも十分に楽しめる内容。ストーリーはあるようなないようなといったものだが、次々とこれでもかと出される駅弁の魅力がたまらない。 2008-08-11 comic
book 高橋久仁子, 「食べもの神話」の落とし穴 巷にはびこるフードファディズム 「食べもの情報」ウソ・ホントの続編的内容。相変わらず淡々とした語り口なので読んで楽しくはないが、内容はまとも。特定のフードファイディズムに陥ることなく、普通のバランスの良い食事をとることの重要性が繰り返し述べられている。また巻末には、その普通の食事の献立例もあり。実際の商品や広告を批判している箇所で、少し調べれば特定できる内容なのにもかかわらず商品名を伏せていたりするのが謎。 2008-07-27 book