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渡辺保裕, 球場三食 (2) (3)

二軍やキャンプ地までと幅が広がってきた (一軍本拠地はそろそろネタ切れか)。各地で出会う準レギュラー陣で話にも奥行きが出てきた。
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施川ユウキ, 鬱ごはん (3)

安定のマイナス思考ながらも、少しづつ行動範囲を広げようともがいている姿が刺さってくる。
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ピザ!

インド映画 "ピザ!" をAmazon Prime Videoで鑑賞。歌も踊りもないタイプだが、代わりに現代インドの格差やスラムの様子を丁寧に描いている。貧乏でもたくましく誇り高く (ときにずる賢く) 生きる兄弟、度重なる苦労に疲れ果てている母、孫には甘い祖母 (ピザが食べたいとせがむ孫に見様見真似でピザ風ドーサを作ってくれる) といった要素が重なり合った脚本は見事。
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津川友介, 世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

この手の健康食本では珍しく、きちんとしたエビデンスがある誠実な本。それだけに結論は平凡で、魚、野菜と果物 (フルーツジュースとジャガイモは除く) 、茶色い (精製されていない) 炭水化物、オリーブオイル、ナッツ類は体に良く、赤い肉 (加工肉を含む。鶏肉は含まない) 、白い (精製された) 炭水化物、バターなどの飽和脂肪酸は体に悪い、という驚きのまったくない内容。実践できているかは別として、多くの人の健康のイメージに合致するものだ。また、これもこの種の本では珍しいことだが、何を...
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水島弘史, 水島シェフのロジカルクッキング 1ヵ月でプロ級の腕になる31の成功法則

水島シェフの著作を手にするのは美味しさの常識を疑え! に続いて3冊目。塩加減、火加減、毒出しの基本に基づく31のレシピ集。いずれも馴染み深い料理ながら、食材の重量に対する厳密な食塩量、弱火や弱い中火を基本とした火加減、低温での毒出しを徹底している点が他のレシピ集とは一線を画している。
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寺門ジモン(原作), 刃森尊(漫画), ネイチャージモン (1)

テレビの中ではダチョウ倶楽部の目立たない人として認識されている寺門ジモンだが、一歩踏み込んでみるとこれが面白い。どのジャンルにしろ極めるまでのめり込んだ人間の話は興味深いものだが、クワガタと焼き肉に異常なまでの執念を燃やす人間の話が面白くないわけがない
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川田利明, 開業から3年以内に8割が潰れるラーメン屋を失敗を重ねながら10年も続けてきたプロレスラーが伝える「してはいけない」逆説ビジネス学

あのデンジャラスKが自らのラーメン屋経営を語った本。よくある名前貸しなどではなく、本気の体当たりでラーメン屋を経営したからこそ出てくる言葉にあてられ一気に読んでしまった。ラーメン屋をはじめとする飲食は脱サラでの失敗も多い厳しい業種と認識していたが、その内情は想像以上のものがあった。それでも真摯にラーメン屋という仕事とそのお客様と向き合い続ける姿勢は、プロレス時代と同様に応援したくなる。
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正垣泰彦, サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ

経営者の書いた本には珍しく、根性論や精神論ではなく合理的な理論で非常に読みやすい。店長に売上目標を課さない。売上を決める立地、商品、店舗面積は本社の責任。店長は人件費や経費のコントロールが仕事カテゴリ内の料理の価格差を2倍以内に収めることで、どれを頼んでも無茶な金額にはならないという印象を与えられる人時生産性 = 1日の粗利益/従業員の総労働時間が大事食材を買い叩くのは時間の無駄。長期的に考えると、こちらだけが得をするのは不可能褒めることよりも公正な評価が大切
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水野仁輔, 3スパイス&3ステップで作る はじめてのスパイスカレー

書名にもなっている3スパイスとは、ターメリック、カイエンペッパー、コリアンダーのこと。このたった3つのスパイスだけで基本的なカレーを作る方法を伝授してくれる。写真も豊富で、この通りに作ればまずつまづくことはないだろう。水分のコントロールなど、重要なポイントもきちんと押さえられている。巻末のコラムもカレー愛が溢れており、これだけでも読む価値がある。
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泉昌之, 食の軍師 (7)

今巻のテーマは朝食。ホテルの朝食バイキングなど既視感があったり、オチも力石頼みだったりするが、それも含めてマンネリが気持ち良い。