life

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村上福之, ソーシャルもうええねん

最近5年分のブログを選り抜きしたもので、文章量は少ないが中身は濃い。 自身の体験談や経験則が中心で、非常に地に足のついた内容。ヘタに高所からの目線を入れないところが実に良い。日本のネット界隈の裏話の面白さはもちろんのこと、ライフハック的なネタも質が高い。中でも、"nullなり適当な値をつっこんでコンパイルする勇気が必要" という話は素直に共感できる。 複数の人気連載を持っていただけあって、見事に読ませる文章。皮肉の効いた表現も良い。おすすめ。
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エドアルド・ポーター(著), 月沢李歌子(訳), 「生き方」の値段 なぜあなたは合理的に選択できないのか?

行動経済学の本だが、研究者ではなくジャーナリストがまとめた本ということもあり非常に読みやすい。 原題の "The Price of Everything" が示す通り、扱われているテーマは実に幅広い。生命や幸福、信仰など、行動経済学の守備範囲の広さを感じさせてくれる一冊。
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野口悠紀雄(監修), 「超」整理手帳 スタンダード2013

今年も変わらず「超」整理手帳。 手帳ホルダの材質は2012と同じで、やや青みがかった黒。カラーバリエーションは無し2012では独立して挟み込まれていたカンガルーホルダが、手帳ホルダと一体型にスケジュールシートのデザインも少し変更され、フォントは控えめ、色も淡め。また右端の塗り潰しが復活した毎年すぐ切れるペンホルダの材質は、今年も変化ない様に見えるゼブラルーラーに代わり、少し固めの定規兼分度器が付くようになった。ゼブラルーラーと異なり、ラフに扱っていると割れそうな材質ではある今...
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いけだたかし, 34歳無職さん (1)

今風の日常マンガ。 無職と言っても身軽な人間の自主的な無職なのでいわゆるリストラ的な悲壮さも無く、かといって将来に全く不安のない資産家というわけでも無く、というバランスが絶妙。
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サーモス 真空断熱タンブラー JCY-400

普段自宅の机で常用していたグラスを割ってしまったので新しいものを探していたが、探しに行った店頭で一目惚れ。デザインはもちろん、機能性にも惹かれた。 要するに上の開いた魔法瓶なので、保温効果は抜群。それに加えて嬉しいのが、夏場に冷たい飲み物を入れても結露を気にしなくて良いこと。コースターが不要になる。また、熱い飲み物を入れても机の材質を気にせずに直置きできるのも嬉しい。
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松岡修造, 松岡修造の人生を強く生きる83の言葉

タイトル通りの本。 ヘタに賢く見せようとせず、精神論一本で押しているところが清々しい。何はともあれ、元気だけは出る。
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原尻淳一, 小山龍介, IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣

仕事を上手く進めるためのtips。あまり著者の独自性は感じられずどこかで聞いたことがあるものが多い。 独立した89個のアイデアが並んでいる形で、各項も短く読みやすいので、雑誌的な感覚でパラパラとめくってみる分には悪くない。
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谷岡一郎, 40歳からの知的生産術

生産 "術" との名前が付いているものの、技術的な面よりも精神論が多い。序盤のタイムマネジメントに関する3章は頷ける点も多いが、その他は雑多な内容であまり一貫性が感じられない。また、全体を通じてお年寄りの説教調なのはご愛嬌か。
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湯浅誠, 日向咲嗣, 吉田猫次郎, 春日部蒼, 李尚昭, しんぐるまざあず・ふぉーらむ, 働けません。「働けません。」6つの “奥の手”

追い込まれて生活に困窮した際の対処方法をまとめた本。生活保護の受け方、失業保険の貰い方、住宅ローンの処理方法、法律補助の受け方、生活福祉資金の借り方など、いずれも教科書的な知識ではなく極めて実践的な内容。 いざという時もいくらでも対処方針があると知っておくことは精神衛生上、非常に良い。この種の方法は広まるにつれ対策が打たれるものも多そうだが、考え方の肝となる部分は古くならない。
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GTDの実運用

GTD導入の準備が整ったので、実運用を開始した。 初回の収集 GTDでは、最初に気になっている事項を全て書き出すことから始める。今している仕事、やりかけのこと、気にはなりながら放置しているもの、将来やるかもしれないこと、全てを書き出し、Inbox に積んでいく。覚えているものを書き出すのに加え、手帳のメモ書き、MUAのDraftフォルダにある書きかけのメール、買い物メモ、GTD公式のトリガーリストなどを参照しながら、黙々と作業を進める。この段階では分類や粒度は一切気にする必要...