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棺桶リストのすすめ

棺桶リストの効用と運用方法 棺桶リストという言葉は聞き慣れない方も多いかと思う。これは、映画 "最高の人生の見つけ方" で有名になった方法で、いわゆる "死ぬまでにやることリスト" を指す。映画ではこれをkick the bucketの慣用句から派生したBucket Listと呼び、日本語訳ではそれを棺桶リストと意訳していた。 この棺桶リストを作る効用は外部化にある。文章を書く方はご存知だと思うが、頭の中にアイディアがあることと、それを書き出して外部化することの間には大きな隔...
book

三輪鉄郎, 賢いサラリーマンのリタイア準備術 定年まではこう過ごす!

定年退職時のお金の処理で失敗しないためのtips集。ライフプランの作り方から家計の見直し方法まで一通り学べる。定年退職が見えてきた方が見落としがないかをおさらいするのに適している。
book

三戸政和, サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門

タイトル通り、個人M&Aを推奨する本。 なにもないところから会社を立ち上げるゼロイチ起業で成功するのは難しいため、10年生き残って軌道に乗っている企業を個人でM&Aすることを勧めている。ただし、著者はM&Aコンサルを生業にしている以上、どうしてもそのバイアスがあるので注意が必要。 内容は頷ける部分も多いが、 中小企業は最新モデルを知らないと断言するなど、中小企業をどこか見下しているような物言いが気になる。また、内情をよく知っているはずの従業員が引き継がずに後継者が不足している...
movie

最高の人生の見つけ方

Amazon Primeで視聴。公開当初に観ていたはずだが、そのときにblogへ記録を残していなかったので改めて書く。 何と言っても、棺桶リスト (Bucket List) という語を世に広めたのがこの映画の最大の功績。この棺桶リストというのは要するに "死ぬまでにやりたいことリスト" で、後悔のない人生を送るために有用なツールだと思う。実は自分もこの映画に影響を受けて棺桶リストを作成した一人だ。この棺桶リストの話は稿を改めて書く。
book

ひろゆき, 無敵の思考 誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21

ひろゆきらしい飄々とした生き方の指南書。 表題にもなっている "無敵" とは、自分の軸で幸せを感じられるということ。その意味で、ただの消費者よりもモノづくりをする人は "無敵" になりやすいという考えは納得できる。
comic

高田かや, お金さま、いらっしゃい!

お金を徹底して排除したカルト村の価値観を引きずっているのが他のマネー本とは一線を画している。それだけに、見ていてハラハラするところが多いが。ご主人とそのご実家がかなりお金にルーズなところも将来が心配になってしまう。
book

架神恭介, 至道流星, リアル人生ゲーム完全攻略本

"人生" という名のネットゲームの運営者視点でその攻略法を解説するスタイル。 構成は目新しく、運営者の掛け合いも楽しめるが、内容はやや薄め。マネー本をある程度読んでいる層にはあまり目新しい話はないかもしれない。また、天地創造から現代まで全世界の人類史を俯瞰できる神の視点でありながら、後半はほぼ現代日本に限定された話になってしまっているのも残念。
book

出口治明, 働く君に伝えたい「お金」の教養

聞き手付きの講義スタイルのマネー本。 基本的なお金の知識やマネープランの話はあまり新味がないが、お金の使い方と保険の話は含蓄がある。体力と気力がある時期にお金と時間を使うほうが、ずっと濃密な体験ができる。ライフステージ別のオススメ保険リストは、最低限の保険を考える上で参考になる。もっとも保険が必要となる子どもありの家庭であっても、就業不能保険と教育費分の死亡保険があれば充分なことが多い。
book

大江英樹, 定年楽園

いわゆるリタイア本で、やや自己実現に重きを置いたタイプ。 日本文化の多くが隠居した人々の手によるものであることを引き合いに出し、定年は好きなことが思う存分できるチャンスと説く。やりたいこと、能力を活かせること、世の中の役に立つことを原理原則とした自身の定年後起業の紹介もあり。
book

内山直, 幸せの確率 あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ

著者はすでに アーリーリタイアを実践している元医者。 アーリーリタイアではやはりお金の話は避けて通れない。本書も多くの部分を貯蓄や資産運用に割いている。とはいえ、最後はやはり気の持ちようになるのだろう。出所不明のアンケート結果ではあるが、「どのくらいの資産があれば安心で満足か」という質問に多くの人が実際に持っている資産の倍額を答えるというのはさもありなんと思う。