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海野十三, 麻雀殺人事件

"麻雀" 殺人事件という表題だが、麻雀は添え物程度。海野十三が趣味の麻雀を少々強引に帆村荘六シリーズに取り込んだのだろう。 紙幅の制約もあり、トリックも推理も特別に魅力あるものではないが、麻雀ファンならば押さえておくべき作品か。
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南部修太郎, 麻雀を語る

南部修太郎が改造誌に寄せた小編。こういった歴史的な作品が手軽に読めるのは非常にありがたい。 決して一般の人が読んで面白いものではないが、麻雀史に興味のある方ならば一読して損はない。当時の上海の麻雀事情に加え、国内の文化人の間での麻雀交友関係も垣間見える。
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福地誠, 麻雀 10倍勝てるテクニック

コンビニ売りの麻雀戦術本。 データの裏付けのないオカルトな内容が主なので、話半分で。数少ないデータも独自のものではなくHAZの研究する人生やとつげき東北の著書から引用しているものなので (それも赤ご祝儀前提の質問に対して天鳳のデータをもって答える杜撰さ) 、それらを購読している人にはあまり新しい情報はない。
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明石散人, 謎ジパング

日本史ミステリ謎解き本。 ネタは邪馬台国から桃太郎まで幅広いが、"失われた大四元" として麻雀も取り上げられている。馬吊から看虎、三章、扯五章を経て紙牌に至る麻雀成立の定説から見ると与太話に過ぎないが (巻末の参考文献を見ても、著者が麻雀の歴史を本格的に調べたとは考えにくい) 、読み物としては面白い。
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日本プロ麻雀連盟, イメージする麻雀観

出されるお題に連盟のプロ5名が個別に回答するスタイル。単純な何切るよりはもう少し広い麻雀観を問うような出題が多いのは良い。 残念なのは回答者がオカルト派ばかりの点。連盟でそれなりに名前が売れているプロの中から選択するという縛りがあるので仕方がないのだろうが、何とか一人くらいはデジタル派を入れられなかったものかと思う。オカルト派の話も1人や2人ならば笑って読めるが、さすがに5人も続くとキツい。
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青山広美, 東風のカバ (1)

今となっては何もかもが懐かしい東風荘マンガ。青山広美はギャグの方がいけるのではないかという気がしてくる (まあ、バードもある意味高度なギャグマンガだが) 。 残念ながら2巻が刊行されていないのはさすが竹書房。
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大和田秀樹, ムダヅモ無き改革 (9)

気がついたらシリーズも9巻目。帯によるとシリーズ累計200万部突破とか。一発ネタの読み切りがここまで成長したかと思うと感慨深い。 ちょうど解散総選挙のタイミングで鳩山ユキヲ戦が完結。狙ったものか偶然か。獅子の血族編は伏線を大量に残したままの完。次巻からは新章へ。 特装版の存在を知らずに通常版を買ってしまった。特装版の付録は不明。
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大和田秀樹, ムダヅモ無き改革 (8)

今回の帯はなんと石破茂。本物。 事業仕分け編もいよいよ大詰め。相変わらず真田の存在感が薄いが、ラスボスの鳩山ユキヲを始めとした民主党ネタが絶好調。 このまま行くと、事業仕分けが終わったあたりでちょうど解散総選挙となりそうな良いタイミング。日本維新の会などの新キャラにも期待。
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神原則夫, 西校ジャンバカ列伝 かほりさん (1) (2) (3) (オーラス九蓮宝燈!)

今更ながらまとめ読み。この分量をまとめて読むと来るものがある。 時事ネタが多いが、それも今読むと味がある。 末期はナレーション君や麻雀バカ弟などやや迷走気味だが、それもまた味。
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福地誠, 麻雀 勝ち組の選択

ネット麻雀・ロジカル戦術入門をコンビニ用に仕立て直したもの。 問題はほとんど変わらないが、一部根拠となるデータが補足されている点は少し改善。前著を読んでいる人は改めて買う必要はないが、今時の戦術書としてはだいぶまともな部類なので、未読なら買って損はない。