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ポイントの共通化

普段利用しているヨドバシカメラとビックカメラが、ポイントカードのポイントとネットのポイントの共通化を始めたので手続きしてみる。どちらも店頭でアクセスキーを発行してもらう必要がある。ヨドバシはアクセスキーを発行してもらえば即日共通化が可能だが、ビックは中5日必要。店頭での処理も、ヨドバシはポイントカードをスキャンしてすぐにアクセスキーが発行されたのに対し、ビックはどこかに電話をかけてから手書きの申請用紙に記入をして、といった具合。ビックのシステム屋さんが苦労しながらヨドバシを追...
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山崎元, 「投資バカ」につける薬

巷で良く聞かれるセールストークの数々に対し、一つずつ問いかけをする構成となっている。さすがに今時そんなものに引っかかる人は少ないだろう、というものも多い。しかしながら、「長期投資をすればリスクを減らせるので、大きくリスクをとれます」、「ドルコスト平均法で投資すれば、リスクが減って、購入単価が低下するので有利です」あたりを自信を持って即否定することができる人は少ないのではないだろうか。金融リテラシの向上に強くおすすめできる一冊。
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北村慶, 外資ファンド 利回り20%超のからくり

ファンドと言っても株式や債権を対象としたいわゆる投資信託ではなく、企業再生ファンド、不動産投資ファンド、ヘッジファンドなどの投資ファンドの話。もはや世の中全てのものが投資対象となっている投資ファンドの世界で、何が儲けの源泉となっているのかがよくわかる。また、それらの投資ファンドを評価する上で必須となる、IRR (内部収益率) に基づいた利回りの算出なども一通り解説されているので、ほとんど予備知識なしでも読める。このあたりは結構数字が出てくる内容なので、出来れば横組みにして欲し...
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橘玲, 臆病者のための株入門

橘玲氏の最新作。結論から言うとインデックスに投資しろというパッシブ投資推奨。これが、ゴミ投資家シリーズから始まった10年の結論ということなのだろう。文章も平易ながらはっきりと意志が伝わってくるいつもながらの橘節で強くおすすめできる。ぜひ過去の著作と併せて読んでいただきたい。
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北村慶, 貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント

よくあるインデックス投資 (市場への投資) 推奨本とかぶるところも多いが、年金資金運用基金の投資を高く評価している点は少々目新しく感じる。年金資金運用基金の運用方法は基本的には市場への広い分散投資であり、長期投資 (インベストメント) を目指す上で十分に参考になる。何かと叩かれることの多い年金資金運用基金だが、昨今の日本の景気回復の波に乗り11兆円もの利益を得ている。これも、株価が低迷している時期にも揺るがない運用を続けてきたことが大きい。
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NTTインターコミュニケーションセンター, 信用ゲーム おかねって何だっけ?

前半は相良伸彦さんによるおかねの話。物々交換に始まり、金本位制を経て管理通貨制度に至るまでの流れの解説。後半は2001年に行われた「信用ゲーム」展のカタログ。船田巧 (船田戦闘機) やクワクボリョウタ、デヴィッド・バーンといった意外な名前があるのは楽しいが、やはり現物を見たかった。
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梨士群, お笑ひプライベートバンク

日本の小金持ちの生態をコミカルに描いたフィクション。プライベートバンクを検討している人には全く役に立たない、軽く読み流すための本。詳細不明な著者の文章は少々クセがあるが、なかなか面白い。マネー本を読むのを趣味にしていて、元ネタがわかる人にはまさに "お笑ひ" かと思う。
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内藤忍, 内藤忍の資産設計塾 あなたの人生目標をかなえる新・資産三分法

個別の商品選びよりも、どのタイプの金融商品に資産を配分するかの方が遙かに重要という趣旨には強く同意。金融商品の解説は、株、債券、投資信託(ETF)、不動産(REIT)、外為と、一通り押さえられている。それぞれの解説も中立を意識しているようで、例えばインデックス投資とアクティブ投資の双方を並列に扱っており、優劣については明示的には述べていない。また、プランニングの例が10万円コースからのせられているのも、これから資産運用を考えようという人には親切 (実際には10万円では効率的な...
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吉本佳生, 金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか

よく見かける金融広告を例にとり、その商品がなぜダメなのかを解説する。金融広告の例はさすがに実物ではないが、どれもどこかで見たことがあるようなもの。例えば、「年10%のオーストラリアドル定期」、「8年ものの年1%定期預金」、「ファンド・オブ・ファンズ」、「毎月分配型投資信託」など、どれもこれもよく見かける商品ばかり。この本を読んだからと言って、どの金融商品を買えば良いのかがわかるわけではないが、少なくとも絶対に買ってはいけない金融商品ははっきりとわかるようになる。投資に手を出す...
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板倉雄一郎, おりこうさん おばかさんのお金の使い方

いわゆるファイナンシャルリテラシー本をある程度読んでいる人にはあまり新しい発見はないかもしれないが、とりあえず一冊目に読むには良いかも。文章も平易でサクサク読める。例で出している数字がいくら例とはいえ現実離れしてないかとか、ポイント還元率が商品によって違う場合は必ずしもすぐにポイントを使うのが得とは限らないんじゃないかとか、ちょっとツッコミどころはあるけど。