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早川いくを, へんないきもの

その名前のとおり、"へんないきもの" だけを集めた一冊。全く役に立たない本ではあるが、純粋に面白い。子供の頃によく図鑑を眺めていた人間にとっては、そのより抜きのようにも感じられる。それぞれのいきものに1ページの解説がつくが、これも変に学術ぶったりせず、ユルくて良い。
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とつげき東北, 科学する麻雀

ヒロタシ氏の似非トーライで予定されていたBS 麻雀戦術書夜話、用事があって参加できずにいたら、あまり盛り上がらずに終わっていたらしい。残念。と、これだけでは何なので、似非トーライで触れられていた「クイタンなしの初心者の集まる東風荘でとったデータなど信頼できない」について一言。まず、クイタンの有無は、本書の結果にはあまり関係してこない様に思う。理由は2つで、門前立直が主力であり食い仕掛けのウェイトが低いこと、またクイタンの仕掛けはドラがからまない限り高くならず警戒する意味があま...
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デーヴ グロスマン(著), 安原 和見(訳), 戦争における「人殺し」の心理学

戦場において人間を殺すということはどういうことなのか、元米国陸軍中佐である筆者が実体験と膨大なインタビューを踏まえてまとめた本。圧倒的な本物の迫力がここにある。米国ウェスト・ポイント陸軍士官学校などでテキストとして使用されているというのも頷ける。本来、人間は同類を殺すことに強烈な抵抗感がある第二次世界大戦では15?20%の兵士しか発砲していなかった。残りはただ発砲する振りををしていただけベトナム戦争では徹底的な脱感作と条件付けのプロセスにより、発砲率が90%以上に改善された殺...
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ゲーリー ベルスキー, トーマス ギロヴィッチ, 人はなぜお金で失敗するのか

行動経済学の入門書です。行動経済学というのは何かというと、人間がなぜ経済的に不合理な行動をとってしまうのかを研究する学問です。例えば、なぜ人間はあぶく銭は無駄遣いしてしまうのか、なぜ損失を避けようとするときと、利益を得る機会では行動が異なるのかなど。中には少々実感と異なるものもありますが、思い当たるものも多いです。特に興味深いのは、"損失を避けようとするときは果敢にリスクをとり、利益を得られる機会にはより安全確実な選択肢をとる" という法則。要するに、不聴罰符を避けるために親...
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西島基弘, 安心して食べたい! 食品添加物の常識・非常識

この手の本は、ヒステリックに食品添加物を全否定しているものが幅をきかせているわけだが、そんな中では落ち着いた本。著者は東京都立衛生研究所出身ということで、認可されている食品添加物はちゃんと検査されてるものだし使用量も十分に少ないので安心してね、というスタンス。奇をてらわない常識的な話が多いのだが、それがかえってその道のプロとしてやってきたという自負を感じさせる。一つだけ残念だったのは、まともな索引がないこと。読み物形式だとはいえ、添加物名などから引けるとうれしいのだが。
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アール・ミンデル, 丸元淑生 (訳), ビタミン・バイブル

ビタミンやミネラルについて網羅的に書かれている、まさにバイブルの名にふさわしい本です。ただし、最初から通して読むタイプの本ではないので、他の栄養学の本と併せて事典代わりに使ったり、手元に置いておいて暇なときにパラパラと眺めたりするのがいいかもしれません。また、不足している栄養素を食事ではなくサプリメントで補う傾向が強かったり、食事で摂る場合もあまり日本向けではないメニューが含まれていたりする点は注意が必要です。
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丸元淑生一気読み

丸元淑生さんの著作をまとめて読んだ。まあ、ツッコミどころはあるものの、精製度の低い穀物や豆類を中心に食を組み立てろという大筋は同意できる。
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R.M.W.ディクソン, 言語の興亡

言語がどの様に生まれ、分岐し、滅亡していくのかを俯瞰的に捉えている。ただし、作者の持論である断続平衡説など、まだ仮説レベルの話も多く含まれているため、その点は注意する必要がある。言語が失われるプロセスに関するくだりが興味深い。通常、社会的立場の弱い非優勢言語の話者が第二言語として社会的に優位な優勢言語を覚える場合が多く、逆は少ない。これは、英語を話す日本人の割合と、日本語を話す英・米国人の割合を考えれば理解できる。言語が消滅する典型的なケースの一つとして、劣性言語と優勢言語の...
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ロバート・アーリック, トンデモ科学の見破りかた もしかしたら本当かもしれない9つの奇説

「トンデモ〜」というタイトルがついていますが、と学会とは一切関係ありません。原題は "Nine Crazy Ideas in Science" で、こちらの方が内容をよく表しています。トンデモという語はセールス用につけられたものかと思います。本書は、一見トンデモに見えるいくつかの仮説について検証していくというスタイルです。特にお勧めは、「石油、石炭、天然ガスは生物起源ではない」という仮説で、石油は化石燃料ではなく地球の地殻やマントルからしみ出してくるものであり、埋蔵量は現在の...
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あさりよしとお, まんがサイエンス 9

いつの間にか出ていた。今回は1話完結型で、熱中症などのタイムリーなネタもあり。しかし、このシリーズのように出版間隔が長いコミックは発売に気づかず、買い逃しそうで困る。アンテナのような仕組みが作れないものか。