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和泉晴紀(漫画), 原作「裏モノJAPAN」編集部(原作), インテリやくざ 文さん

泉昌之ではなく和泉晴紀の単独名義。 泉昌之とはまた違った風味で、細かいところをつつくというよりは心理的な深読みの面白さが主体。文さんの設定がブレまくっているのはご愛嬌。
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泉昌之, 食の軍師 (5)

一発ネタかと思っていたら意外に長期連載になってきた。 この巻は東京にある地方料理のお店を中心に巡る。手抜きの取材ではあるが、マンネリが許されるシリーズだとは思う。
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井川楊枝, 封印されたアダルトビデオ

宗教的な理由、関係者の逮捕、ビデ倫の審査、事務所間のイザコザ、女優の急死など、様々な理由でお蔵入りとなったアダルトビデオのエピソード集。 興味本位で読み始めたが、単純なゴシップばかりではなく、表現者として限界に挑戦する姿も見えたりと侮れない。単純に読後感が最悪なエピソードも混じっているので耐性のない人は注意が必要。
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マック赤坂, 笑えばハッピー スマイルセラピー 口角10度アップであなたの人生こんなに変わる

あのマック赤坂の著作。発行は2005年で、日本スマイル党を結成して政治活動を開始する少し前にあたる。 副題にもなっている "笑えばハッピー" を一冊丸々繰り返したような内容だが、洗脳されそうな不思議な魅力がある。坂井恵理のマンガもなかなか。
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ヤスナリオ, メタルめし! 飢えたメタラーたちに捧ぐ、究極のガッツリヘヴィメタルレシピ

料理勉強家ヤスナリオのブログを書籍化したもの。 ネタ本かと思いきや、レシピは意外にまともで、普通のレシピ本としても通用するレベル。もちろんメタルの小ネタも満載で読み物としても楽しめる。
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さやわか, AKB商法とは何だったのか

握手券をはじめとするAKB商法を題材にアイドル史を辿る。 AKB48を構成する様々な要素の初出を追っていく過程は実に興味深い。AKB48大きな時代のうねりの中で生まれるべくして生まれたアイドルであると思えてくる。
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白正男(作), 山戸大輔(画), テコンダー朴

嫌韓系褒め殺しマンガ。 手縛図の万能ぶりなどの小ネタも満載で元ネタさえわかれば楽しめるがややクドいか。
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中野純, 「闇学」入門

闇を歩くの頃から注目していたが、ついに "闇学" を標榜するまでに昇華させてきた。 素朴な闇歩きの楽しさを語るだけではなく、日本人と闇との歴史的な関わりまで深く切り込む内容は素直に脱帽。
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今泉忠明, 危険動物との戦い方マニュアル

明らかに無理めな危険動物との戦い方を大真面目に解説。 やや低年齢層向けだが、それだけに子供だましではなく大真面目なつくりが素晴らしい。もちろん大人が読んでも楽しめる。
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FAMA(編集), P3 art and enviroment(翻訳), 柴宜弘(監修), サラエボ旅行案内 史上初の戦場都市ガイド

旅行案内の体裁でサラエボの戦場の現実を紹介した本。紛争中の1994年の出版 (原著は1993年) 。 皮肉の効いた解説と力のある写真の組み合わせが見事。