subculture

comic

川尻 こだま, あたしゃ川尻こだまだよ (1)

川尻こだまのマンガがついに単行本化。投稿をまとめただけのKindle本もあるが、こちらは一応描き直しと描き下ろしもあり。装丁も無駄に豪華。 川尻こだまには第二の西原理恵子の呼び声もあるが、そこまで攻めた作風でもなく、その乱れた食生活を中心とした日常系が中心。
comic

服部昇大, 邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん (6)

今回は江波先生によるエヴァ回が中心。描き下ろしも江波先生による庵野話。もちろんこのマンガが新劇場版のベタ褒めだけで終わるはずもなく、旧劇時代からの率直な感想が語られるので、リアルタイムで追いかけてきた世代の人間ならきっと共感できる。
movie

シン・エヴァンゲリオン劇場版

Amazon Prime Videoで全作配信されていたので一気観。Qまでは劇場で観ていたが、内容はすっかり忘れていた。 最終話のシン・エヴァンゲリオン劇場版は相変わらず置いてけぼりを食らうラストではあるものの、純粋に映像だけで楽しい傑作だった。しかしそれ以上に一つの時代が終わってしまった寂しさが胸を打つ。
comic

泉昌之, 食の軍師 (8)

ついに完結。とはいえもともと一話完結で明確な最終回があるわけではない。 今回は昼食編だが、前巻の朝食編と特にフォーマットが変わるわけではなく完全にマンネリだが、頭を使わずに読むのには丁度良い。
comic

カルロ・ゼン(原作), 石田点(漫画), テロール教授の怪しい授業 (2) (3)

前巻よりもう少し踏み込んで、テロリストやカルトの視点から攻撃方法を考えるお話。SNSなどの今風の攻撃手法も完備。今回は大活躍の白川君がいい味を出している。
book

今和泉隆行, 「地図感覚」から都市を読み解く 新しい地図の読み方

みんなの空想地図の今和泉隆行の新刊。 地図を味わい尽くすための鑑賞法の数々は、地図を見る目を大いに高めてくれる。例えば道路模様一つ取ってみても、道路の網目の細かさや道路の曲がり具合から、地形やその地域の新旧、区画整理の経緯までもを読み解くことができる。 また、単に地図を楽しむだけにとどまらず、代表的な施設から距離感を掴む、道路模様から傾斜を読み取るなどの実用的なtipsも豊富に含まれている。終盤は地図の粋を超えた都市論にまで踏み込んでおり、さらに高い視点を提供してくれる。
comic

沖田×華, 不浄を拭うひと (1) (2)

いわゆる特殊清掃の人の実録エッセイマンガ。怖いもの見たさでつい読んでしまう。
comic

鈴木みそ, 限界集落 (ギリギリ) 温泉 (2) (3) (4)

10年以上前に1巻だけ読んで放置していたのを通読。 さすがにネット周りの描写は古くなっていたりヲタクの行動力が過大に描かれていたりとアラはあるものの、それを吹き飛ばすだけの勢いがある。4巻できれいにまとまったものの、主人公・溝田の過去が謎のまま終わってしまったのが少々惜しい。
comic

堀江貴文(原作), 西アズナブル (漫画), 刑務所いたけど何か質問ある? マンガ『刑務所なう。& わず。』完全版

とのマンガ部分を切り出して再編集したもの。収監までの過程はなく、刑務所内での日常生活が中心。どこまでが事実でどこからが脚色かわからないが、また刑務所という環境に染まっていたこともあるのかもしれないが、本書を見る限りは堀江貴文は意外にマジメな人なのだと感じる。
comic

白正男(作), 山戸大輔(画), テコンダー朴 (5) (6)

単行本がコアマガジンに移籍し新装版となった際に収録話数が変更となったため、青林堂版の3巻の続きがこのコアマガジン版の5巻からとなる。 しばらくはネットのネタが続き食傷気味だったが、ここに来て皇族関係のネタを突っ込んでくるなど昔の暴走気味の勢いが戻ってきたように感じる。