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NHKスペシャル取材班, 激走! 日本アルプス大縦断 密着、トランスジャパンアルプスレース 富山~静岡415km

トランスジャパンアルプスレースに初めてカメラが入った2012年の第6回大会の記録。レースそのものだけではなく、NHKスペシャル取材班の裏話も多い。 通常はツェルト使用で1ヶ月、小屋泊まりでも2週間を要する距離415km、累積標高差27,000mのコースを8日以内に走り切るレース。いきおい休憩や食事、睡眠を極限まで削りながらの挑戦となる。賞金や賞品は一切なく、ただただ自分のために走る。 ドキュメンタリとしての面白さに加え、ウルトラライトハイキングのtipsも興味深い。商店での食...
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溝手康史, 登山者ための法律入門 山の法的トラブルを回避する 加害者・被害者にならないために

そもそもの大原則として、日本中の山には必ず土地所有者がおり、登山の際には他人の土地を登ることが避けられない。そのため建前としては登山には土地の所有者の同意が必要となるが、現実にはほとんどの登山者が土地所有者の了解を得ることはなく、登山を黙認しているものとみなされてきた。土地所有者が積極的に許可を出していない以上、登山道の管理者もあいまいなところが多く、それが事故が起きた場合などの混乱を招いていた。 本書はそんな登山の世界の法律の現状に踏み込んでいく。もちろん判例や文献が非常に...
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岡本健太郎, 山賊ダイアリーSS (1)

一旦完結した山賊ダイアリーが装いも新たに魚突きとサバイバル系キャンプで新連載。また目線が変わって面白いが、続編が出ないのは打ち切りか作者のモチベーションの問題か。
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岡本健太郎, 山賊ダイアリー (7)

さすがに7巻ともなるとややマンネリ感があるが、安定した面白さ。マサムネ君の引退もあり、区切りをつけるには良いタイミングか。最後は先細りの狩猟の未来をしんみりと語って締め。
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寺門ジモン(原作), 刃森尊(漫画), ネイチャージモン (1)

テレビの中ではダチョウ倶楽部の目立たない人として認識されている寺門ジモンだが、一歩踏み込んでみるとこれが面白い。どのジャンルにしろ極めるまでのめり込んだ人間の話は興味深いものだが、クワガタと焼き肉に異常なまでの執念を燃やす人間の話が面白くないわけがない
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大内征, 低山トラベル とっておき低山30座の山旅ガイド

関東近郊の低山ガイド。日本百名山とはまた少し違った基準で、低山ながらも歴史や物語があり、個性的な山々が選定されている。低山だけあって、公共交通機関からのアクセスが良い山が多いのも嬉しいところ。トレイルランニングのコースを探すのにも好適。
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米山悟, 冒険登山のすすめ 最低限の装備で自然を楽しむ

北大山岳部出身者による、一歩進んだ冒険登山のすすめ。整備された登山道を "公園" のようなものと断ずるのが心地よい。 イグルーなどの冬山独特の話に紙幅を割いている構成は少々疑問ではあるが、地下足袋の利用や焚き火 (もちろん、"公園" から外れた場所で) など、興味をそそられる部分も多い。
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吉田勝次, 洞窟ばか

タイトルの "洞窟ばか" がすべてを表している。 洞窟に魅入られてその人生を洞窟に捧げてしまった人間の自伝。洞窟と言われてもピンとこない人が大半だろうが (もちろん自分もそうだった)、そんな人もグイグイ洞窟に引き込むパワーのある本。巻頭の写真の美しさも特筆モノ。
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アシックス トレイルランニングシューズ FujiTrabuco Pro

トレイルランニングシューズはしばらくアディゼロを使っていたが、最近は好みのモデルがないのでアシックスに乗り換え。 アシックスらしい堅実な作り。かなりランニングシューズ寄りで、踵の引っかかりも良く、安心して走れる好みの薄手で硬めのタイプ。薄さの割に突き上げは少なめタンが分かれておらず一体になったタイプ。密着感が強く、小石などが入りにくいように感じる靴紐は今風のSPLC。余った紐を止めるゴムももついており、ついでにそれを持ち上げるつまみもある。気遣いが嬉しいカタログ上は270gだ...
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ミズノ UVスタンダードハット 73BF501 ライトベージュ M

夏場の外出用に購入。 くしゃっと畳めるのが便利で、カバンの中に放り込んでおける。何度か洗濯しているがヘタれる様子もない。風で飛ばされないようにクリップ付きのキャップキーパーが付属しているので、山行にも良さそう。