土井善晴, ふだんの料理がおいしくなる理由 「きれい」な味作りのレッスン

一見よくあるレシピ本だが、「きれい」な料理がおいしいという思想が根底に流れているのがミソ。多分に精神論的ではあるが、

「きれい」なお料理というのは、「食べ頃」をとらえたお料理でもあります。カラリと揚がったきれいなキツネ色のあじフライをおいしそうに感じるのは、それが「食べ頃」を示しているから。目玉焼きの白身のまわりのチリチリも、食べておいしいと感じる火の通り方になっている合図だし、じっくり煮た大根のべっこう色も、味がそこまでしみているというしるし。自分の目で見て「きれいだな」と思ったときが、食べておいしい「食べ頃」なんです。

と書かれると、なるほどと思ってしまう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました