book

小堺桂悦郎, 新版 なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?

少し前に売れた会計本の改訂版。小ネタを拾う本と割り切れば面白いが、会計の勉強には厳しい内容。文章はかなり癖が強いので、好みが分かれるだろう。
diary

第4回道志村トレイルレース

昨年は仕事の都合で参戦できなかったため、2年ぶりの道志村。第4回道志村トレイルレース。宿泊は例年通りの道志温泉日野出屋さん。もはや定宿今年は見事な快晴。富士山もくっきりと見える登山道入り口の渋滞が知られるようになったためか、スタート直後のポジション争いが激しい。来年は対策をきちんと考えないといけない相変わらず菜畑山山頂を始めとして眺望の素晴らしいところが多い。この大会の一番の楽しみやはり御正体山の登りが非常に厳しい。今倉山から御正体山にかけての5kmをいかに踏ん張るかが勝負ど...
comic

石田敦子, 球場ラヴァーズ 私が野球に行く理由 (2)

相変わらずほとばしるカープ愛と球場愛。他の用事にかこつけて新たな球場を開拓しようという姿勢は共感を覚える。
book

大津秀一, 死ぬときに後悔すること25

緩和医療医が終末期医療の経験を生かし、多数の終末期患者の代表的な悩み25種をとりあげたもの。その悩みは健康に関するものから社会との関わり、生活、宗教など多岐にわたる。なぜこんなことを悩むのかと思うものも混ざっているが、後悔しない生き方を考える上で助けになる項目も多い。
book

花里孝幸, ミジンコはすごい!

陸水生態学の専門家によるミジンコの本。ミジンコがいかにして環境に適応していくかの実例を通じて、湖の生態学をも学べる仕組みになっている。岩波ジュニア新書から刊行されているが、大人の読書に充分耐える内容。
book

水野敬也, 四つ話のクローバー

"幸せ" をテーマにした寓話集。少々あざとさを感じる部分がないでもないが、それでも深い含蓄を感じる。また、最終話の "氷の親子" には素直に泣かされる。涙もろい人はご注意を。
book

酒井あゆみ, 撮影現場にきた女たち

元AV系プロダクション経営者が経験談をまとめたもの。元がサンケイスポーツのコラムを加筆したものなので、内容も大衆紙的な方に振られがち。本格的なドキュメンタリーを求めて読むと期待はずれとなるかも知れないが、真偽や社会的な意義などを気にせずに興味本位として読むのなら面白い。
book

水野俊哉, 成功本50冊「勝ち抜け」案内

いわゆる「成功本」の解説書だが、単なるカタログにとどまらず、起業経験もある著者の意思がきちんと入っているのが頼もしい。巻末に多くの成功本の共通項を抜き出した成功法則がまとめられているが、どれも納得できるものばかり。カタログ部分も手を抜いていない。概要に加えて、誤読しやすい点が指摘されているのもポイント。取り上げられている本はあえて振れ幅を広くとった印象がある。デール・カーネギーやナポレオン・ヒルといった定番からスピリチュアル系のトンデモ本まで種類に富む。
book

谷口正次, メタル・ウォーズ 中国が世界の鉱物資源を支配する

ベースメタル、レアメタル、レアアースといった鉱物資源の世界規模での奪い合いを描いた作品。著者は小野田セメント出身で世界各地での鉱山開発の経験を通じて資源戦争 (メタル・ウォーズ) の現状を熟知しているため、日本の資源戦略のお粗末さに対する怒りが強く感じられる。マクロで見た統計的な情報と、自身の経験や現地取材によるミクロな情報の両方がきちんと押さえられており、資源戦争の現状を把握するには最良の一冊。反面、読み物として見ると少々厳しい。前半半分程度を中国の資源囲い込みの実例が占め...
book

武内修二, マンション・チラシ解読術 “販促ワザ” を見抜く法

マンション・チラシの定点観測の管理人による著書。デベロッパー視点でのマンション・チラシの読み方は単純に読み物として面白い。ただしあくまでも断片的な小ネタの集まりに過ぎず、マンションのチェックポイントを網羅しているわけでもないので、過信し過ぎないように。