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林和人, 香港大富豪のお金儲け 7つの鉄則

香港大富豪層を相手にしてきた証券マンが見た彼らの考え方をまとめたもの。 徹底的に目立つことを避けるLow Profileな生き方、すべての物事を利害関係でとらえる経済合理性、正しい知識による感情のコントロールなど、彼らに学ぶべきことはたくさんある。
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伊瀬勝良(原作), 横田卓馬(漫画), すべての人類を破壊する。それらは再生できない。 (4)

舞台はMoMaの冬へ。そう言えば初期はターボ・ジーニアスと呼ばれていたのを思い出させてくれた。久しぶりにガッチリした対戦が描かれているのが良い。裏切り者の都/City of Traitorsと憎悪/Hatredの伏線もニクい。 今回のプロモカードはウルザズ・サーガ初出の通電式キー/Voltaic Key。基本セット2011を最後に再録がないカードなので嬉しい人もいるかもしれない。
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ロナルド・ドーア(著), 石塚雅彦(訳), 働くということ グローバル化と労働の新しい意味

昨今の規制緩和の波に乗って、国内外の競争が激化し、職場での競争までもが激化している。その中で労働者が仕事と生活のバランスを取って幸福となるには、"働くということ" の意味を真剣に考えなければいけない。本書はその思索に必要なデータ一式と問いが揃っている。
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押切蓮介, ハイスコアガール (10)

ついに完結してしまった。紆余曲折あった連載だが、最後はきちんとキレイに締めてくれた。ベタと言えばベタな展開だし、最後はゲームよりもラブコメ中心だったが、ハッピーエンドでまとめててくれたのは素直に嬉しい (日高のフォローだけは欲しいところだったが)。
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村上世彰, 西原理恵子, 生涯投資家vs生涯漫画家 世界で一番カンタンな投資とお金の話

西原理恵子が村上先生への聞き手となった投資入門書。村上世彰は生涯投資家の頃からはだいぶ毒気が抜けた印象を受ける。西原理恵子の質問力はやはり大したもので、ただの雑談に見せかけながらきちんと投資の本質を突くツッコミが見事。
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田房永子, キレる私をやめたい 夫をグーで殴る妻をやめるまで

ヒステリーでDVを振るっていた女性が、様々なセラピーやクリニックを経て、ゲシュタルトセラピーに辿り着くまでの物語。標準治療が (少なくとも患者視点では) 患者のニーズに応えられていない以上、こういった代替医療が受け皿となってしまっているのはやむを得ないと感じる。
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根本真吾, アメリカでプロになる! アメリカ・スポーツ界で活躍する方法

アメリカ・スポーツ界の広い裾野でプロとしてプレイする道の紹介。著者の専門とする野球の話が中心だが、他のアメリカンスポーツでも事情は似たようなものと思われる。 トライアウト・ショーケースでの売り込みやスポーツ留学など、様々な道がある。英語が苦手な選手向けの米国のスポーツチームのウェブサイトの調べ方からメールの書き方まで網羅されており至れり尽くせり。あとは本人が一歩踏み出すだけとなっている。
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西村賢太, 棺に跨がる

秋恵編も大詰めか。私小説ということも相まって、今後が気になって仕方がない。 西村作品の本質は、男なら誰でも抱えている病をこれでもかと見せつけてくる露悪趣味にあると思う。本書でもそれは存分に発揮されていて、嫌でも自分の駄目な部分と向き合わされてしまう。
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平山尚, ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術

プログラミング言語の基本的な文法くらいは覚えたけど、いざゲームを作ろうとするとどうしたものか見当もつかないという層を対象にした参考書。見事なマーケティング。 少し前の本で、C++のサンプルコードも少々古くはあるのだが、本質の部分はあまり古くなっていない。文体は好みが分かれそうではあるが、必要十分な説明が簡潔になされており、誠実な技術者であると感じる。細かな小ネタに有用なものが多く、ゲームを作らないプログラマであっても読んで損はない。
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吉田悠軌, 禁足地帯の歩き方

表題の禁足地帯の歩き方は1章のみで、あとはオカルト一般の雑多な内容。ムーの連載を元にしているだけあって、その胡散臭さがたまらない。