book 北村雄一(著), 独立行政法人海洋研究開発機構(協力), 深海生物ファイル あなたの知らない暗黒世界の住人たち 海洋研究開発機構の協力もあり、美麗な写真や精緻なイラストがこれでもかと掲載されている。それでいて事典ほど堅苦しくなく純粋な読み物としても存分に楽しめるのは見事。 2014-07-12 book
book 高部正樹, 傭兵の生活 コンバット・マガジンの連載をまとめたもの。時期的にはイラク戦争頃のネタが多い。体系的に軍事を学ぶような本ではないが、傭兵の生の声が聞けるのは類書が少なく貴重。 2014-07-11 book
book 田岡大介, 「空き巣」なう プロの空き巣が「この道半世紀」を語る 元空き巣の手記。あまり反省している様子はなく、各種のエピソードを面白おかしくといった風情。防犯に役立つネタがあるかと思い読み始めたが、こちらは期待はずれ。読み物として見るとそれほど悪くないので、あくまでも随筆としてどうぞ。 2014-07-10 book
comic 武田一義, さよならタマちゃん 精巣腫瘍 (睾丸癌) の闘病マンガ。一見ふざけたタイトルとコミカルな絵柄ながらあまり笑いはなく、闘病生活のリアルが淡々と描かれる。家族や職場の人間も良く描かれており、闘病生活における人間の繋がりのありがたみが伝わってくる。 2014-07-09 comic
book 長谷川高, 不動産投資 これだけはやってはいけない! 不動産投資本なのだが、もはや投資という領域を越えて大家業の入門書の様になっている。そこまで手間をかけないと成り立たないということなのだろうが、その労働コストを考えると他の投資商品の方が圧倒的に有利に感じてしまう。冒頭では他の投資商品との比較を行ってはいるのだが、この投資にかかる労力をまったく考慮していない。本書の主な対象である個別不動産投資とREITとの比較が申し訳程度に止まっているのも、そのせいかもしれない。なぜ個別不動産投資をするべきなのかという問いや個別不動産投資にかか... 2014-07-08 book
book 吉田繁治, マネーの正体 断定的な口調がどことなく胡散臭さを感じさせるが、そこをぐっと飲み込んで読み進めると、意外にまともな内容。経済に関する雑多な内容を寄せ集めた本ではあるが、マクロの視点から投資を考え直す助けとなる内容が多く含まれている。文体の不統一が気になるのはご愛嬌。 2014-07-07 book
book M・スコット・ペック(著), 森英明(訳), 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 精神科医が邪悪な心を持った患者の臨床事例をまとめたもの。科学的な解説はほとんどないため、専門外の人間にはどこまでがこの分野で常識的な内容かが判断できない。また、後半は臨床事例から一転して集団心理が引き起こす邪悪の話題に飛ぶが、ここは心理学や精神療法からは飛躍しており著者の主観が入り過ぎているように感じる。 2014-07-05 book
comic 鬼頭莫宏, のりりん (6) 前巻から続くツーリング編。自転車の小ネタが散りばめられており、経験者はあるあるネタとして楽しめる。大きなストーリーにはあまり動きなし。 2014-07-04 comic
book ジェフリー・S・ローゼンタール(著), 中村義作(監修), 柴田裕之(訳), 運は数学にまかせなさい 確率・統計に学ぶ処世術 いわゆる統計リテラシー本。本職の数学者が書いていることもあり、裏付けもしっかりした内容。著者特有のユーモアも感じられ、読んでいて飽きさせない。しかしながら、ある程度統計に詳しい人ならばどこかで聞いたことがあるようなネタが多く、あまり新規性は感じられないかもしれない。 2014-07-03 book
comic 腹肉ツヤ子(著), 有田宏美(監修), どうしても貯められないあなたのための今年こそ100万円貯める貯金生活 貯められない自分をネタにした自虐系コミックエッセイ。節約術としてはかなり初心者向けのに内容であまり目新しさはない。リボ払いを身も蓋もなく "うすら借金" と呼ぶなど、細かな笑いどころは多い。 2014-07-02 comic