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大和田秀樹, ムダヅモ無き改革 (8)

今回の帯はなんと石破茂。本物。事業仕分け編もいよいよ大詰め。相変わらず真田の存在感が薄いが、ラスボスの鳩山ユキヲを始めとした民主党ネタが絶好調。このまま行くと、事業仕分けが終わったあたりでちょうど解散総選挙となりそうな良いタイミング。日本維新の会などの新キャラにも期待。
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久住昌之(著), 和泉晴紀(画), 昼のセント酒

昼間から銭湯に入って近所のお店で一杯、という久住昌之の日常エッセイ。いつも通りのユルい雰囲気が心地よい。
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沙村広明, ハルシオン・ランチ (1)

沙村広明がギャグもいけるというのは嬉しい新発見。かなり読者を選ぶマンガで、特にサブカル知識が無いと全く面白くないと思われる。さすがアフタヌーン (の増刊) 。
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丸山晴弘, 遭難のしかた教えます 安全登山のための辛口レクチャー

山岳遭難への警鐘本。文章の癖が強く、副題にある "辛口" を通り越してただの "悪口" になってしまっている様な箇所も。それでも内容はまともなので、山に入る方はぜひ一読を。
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桐嶋たける, 完全版 でもホントはカバが好き

あってないようなストーリー、ナンセンスな笑い、黎明期の萌えを具現化した様なキャラクタ造形。90年代前半の角川は今よりも自由な雰囲気があった気がする。
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新雅史, 商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道

それなりに歴史があると思っていた商店街の大半が、実は第一次世界大戦後の離農者対策として政治的に作られたものであることは新たな発見であった。そこを出発点とすると、戦後の商店街の発展を経て、オイルショック後に急激に崩壊し圧力集団となっていく流れがすとんと腹落ちする。
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石田敦子, 球場ラヴァーズ 私が野球に行く理由 (6)

急に伏線を回収し始めたかと思ったら、まさかの完結。続編の "球場ラヴァーズ 私を球場につれてって" が始まるみたいだけど。今巻はストーリーが忙しいので球場ネタは少し控えめ。ナゴヤドーム、東京ドーム、西武ドーム、マツダスタジアムといった既出の球場巡りが中心で、新規は岩手県営野球場くらい。それでも東京ドームはビールの売り子視点など新しい見せ方をしたりと芸が細かい。
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アビゲイル・アリング(著), マーク・ネルソン(著), 平田明隆(訳), バイオスフィア実験生活 史上最大の人工閉鎖生態系での2年間

1990年代前半、アリゾナの砂漠に作られた閉鎖生態系での生活の様子を描いた作品。一般向けの啓蒙書なので、科学データよりも実際の生活寄りの話題が中心。本書の主題となっているバイオスフィア2 (バイオスフィア1は地球そのものを指す) は、わずか1.2ヘクタールの土地の中に、熱帯雨林、サバンナ、砂漠、湿地、サンゴ礁のある海、農地などを詰め込み、(エネルギーと情報以外は) 外部から完全に隔離された環境で、8人の科学者が2年間の生活を試みるもの。リアルな生活の様子として描かれる毎日の農...
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野内良三, ジョーク・ユーモア・エスプリ大辞典

ユーモア大百科の前作にあたる本。性的な内容がやや多いが、あまりドギツいものではなくクスリとするような気の利いたジョークが中心。
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浅暮三文(著), 東浩紀(著), 円城塔(著), 小川一水(著), 瀬名秀明(著), 谷甲州(著), とり・みき(著), 長谷敏司(著), 森岡浩之(著), 大森望(責任編集), NOVA 3 書き下ろし日本SFコレクション

NOVAもようやく3冊目。SFかよくわからない作品をあえて取り込んだ前作とは異なり、今回はいかにもなSFが中心。円城塔だけはいまいちよくわからないが。今回は森岡浩之の "想い出の家" が好み。これでもう少し叙述トリック的な作りこみがしっかりしていればと思うが、小道具を含む設定や微妙な後味の悪さは完璧。浅暮三文は本物の天才ではないかと思い始めた。この古き良きバカSF感。素晴らしい。