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小塩隆士, 教育を経済学で考える

実データに基づいた検証よりも、理論が中心な本です。興味深いところだけ下に抜き書きしておきます。この辺のお話に興味があれば買いです。教育は投資と消費の両方の性質を持っている。教育はお金を出す人 (多くは親) と、サービスを受ける人 (多くは子) が異なる場合が多いという点が他のサービスと異なる教育投資がなされるのは不確実性が高いため教育はコール・オプションの購入と近い性質がある教育は本質的に格差を拡大する効果がある
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中村敏雄, オフサイドはなぜ反則か

オフサイドのルールは本来不合理なものです。相手のゴールにボールを入れるのが目的のゲームでありながら、相手のゴール近くで待ち構えるという有利な戦術をとってはいけないというのですから。例えば、オフサイドのないバスケットボールでは、ボールを奪った後、最前線にいる味方へパスを出す速攻は最大の得点機です。しかし、現実にはサッカー、ラグビー、アメリカンフットボールなど、英国のフットボール起源のゲームの多くがオフサイドのルールを持っています。その有利な戦術をとってはいけない理由について、子...
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AOpen XC Cube購入後に気付いたことなど

AOpen XC Cubeを購入してから2ヶ月ほど使用したので、購入後に気になった点をまとめてみます。まだ売れ筋で、購入を検討している人もいそうですし。まず、組立は非常に簡単です。マニュアル類も日本語でかつ図版入りでわかりやすいので、初心者の方でも大丈夫かと思います。本体の工作精度もまともで、特に組み立て時に問題が生じることはありませんでした。冷却ファンは温度をみてきちんと管理されているため、普段はかなり静かです。負荷の大きい作業を始めるとちょっとうるさくなりますが。Sile...
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バイシクルクラブ編集部, 困った時のMTBメンテナンス

自転車素人から自転車初心者にレベルアップするべく購入。初歩の初歩レベルから写真入りで丁寧に説明されているので、1冊目にはよろしいかと。手軽な文庫版なのもうれしい。あくまでもメンテナンスの技術解説本であり、メンテナンス用品の選び方にはまったく触れられていない。どのメーカーのものが信頼できるのかすら見当がつかなくて困っている自転車素人は、別の本やwebも併せて読む必要がありそう。
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東谷暁, エコノミストは信用できるか

いつも各種マスコミで好き勝手な事を言っている (かのように見える) エコノミスト達。その過去の発言を検証している。ここで興味深いのは、過去の予想が的中したか否かのみではなく、長期に渡り発言の一貫性が保たれているかの検証に重きを置いていること。下手をすると細かい揚げ足取りになりそうな企画だが、概ねきちんと俯瞰されているのがすばらしい。巻末には40名の有名エコノミストの通信簿も付属している。この発言の一貫性チェックは、エコノミストに限らずに他の業界でやっても面白いのではないかと思...
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バーバー吉野

"その町の少年は皆、 同じ髪型をしていた…" というコピーに惹かれてバーバー吉野を観てきました。渋谷のユーロスペースで観たのですが、客層は女性客とカップルが多めでした。もたいまさこの色がかなり強いのと、少々漫画的な演出が過ぎるところはまだまだ許容範囲内ですが、男子小学生が恋愛と性にばかり興味を持っているかの様に描かれているのは元男子小学生としてちょっと違和感を感じました。監督・脚本が女性 (荻上直子) なので、ちょっと視点が違うのかな、と。
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広瀬一郎, スポーツマンシップを考える

"スポーツマンシップ" とはよく聞く言葉ですが、その意味はというとなかなか知られていないようです。などと偉そうに書いてますが、恥ずかしながら私も10年以上スポーツをたしなんできたにも関わらず今までその意味を真剣に考えたことがなく、漠然とフェアプレーのようなものだと思いこんでいました。本来はスポーツマンシップとはフェアプレーのみならず、もう少しメタな概念、すなわち "スポーツを通じて身につける人格的な総合力" のことです。この書籍はその少々抽象的なスポーツマンシップの概念を、多...
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思う壺

以前購入したレンジで作るスパゲッティに続き、レンジで作る温野菜を購入してみた。正確には購入させられた。便利すぎる。
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谷岡一郎, こうすれば犯罪は防げる 環境犯罪学入門

ギャンブル関連の書籍でも有名な谷岡一郎先生による環境犯罪学の入門書です。環境犯罪学 (Environmental Criminology) とは、環境を改善することで犯罪の発生を未然に防ぐ学問です。ここで環境とは、町並みや、店のレイアウト、住宅の庭や塀の作りなどの広い範囲を指します。最近ニューヨークの治安回復で話題になったブロークンウィンドウ理論もその成果の一つです。本書はこれらの環境犯罪学の考え方が豊富な実例と共に示されており、興味深く読めます。また、環境犯罪学の理論や変遷...
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ぼくは怖くない

新宿のテアトルタイムズスクエアでぼくは怖くないを観ました。公開から2週間くらい経ってますが、340席の半分以上は埋まっていました。何といっても、麦畑と太陽のある風景が素晴らしい。心地よい音楽も相まって、これだけでも見る価値あり。また、そこに暮らす子供達の社会や関係の描き方も見事。肝心の解き部分についてはネタバレになるので書きませんが、最後までダレずにきちんと引っ張っていく力のある映画でした。お勧め。