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小島克典, プロ野球2.0

小島克典氏が立命館大学経営学部で行ったスポーツビジネスの講義をまとめたもの。 レッドソックスCEO ラリー・ルキーノ、スポーツエージェント 団野村、スポーツ弁護士 水戸重之、スポーツ記者、球団のマーケティング担当者、球団経営者など、プロスポーツ、特にプロ野球に携わる第一線の人達を招いてのインタビューは実に実戦的な内容。 中でもプロ野球界の構造的な問題を抉ってくれるスポーツ弁護士 水戸重之のインタビューが面白い。世界の様々なプロスポーツリーグの成り立ちや金銭の流れと見比べると、...
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佐々木正悟, 堀 E. 正岳, 楽しく、ラクに、シンプルに! 英語ハックス

あまり体系的にまとまった本ではないが、沢山のtipsが詰まった本なので、一つくらいは使えそうなネタが拾えるはず。 とりあえずsmart.fm (本書中ではiKnow!という名前で紹介されているが、2009年3月からサイト名が変更されている) あたりからはじめてみよう。
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木村英紀, 制御工学の考え方 産業革命は「制御」からはじまった

実は今まで制御工学の勉強をしたことがなかったので、まずはブルーバックスから。 工学部生向けの入門書という位置付けの本なので、素人にもわかりやすい。また、比較的目に見えないところで活用されていることが多い制御工学の適用事例も豊富なので、最後まで興味を持って読めた。
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小島寛之, 世界を読みとく数学入門 日常に隠された「数」をめぐる冒険

気軽に読める数学本だが、ただの雑学本よりはもう少しがっちりした内容。数式もそれほど端折られていないので、まじめに読むと少し骨がある。
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松島悠佐, 戦争の教科書

"戦争の" 教科書というよりも、"日本の安全保障の" 教科書といった色が濃い。 なぜ戦争が起きるのかというメカニズムに始まり、戦争が起きうる可能性を踏まえた上で日本がどのように備えるべきかまでが良くまとまっている。筆者独自の新規性はあまり見られないものの、戦争の本質や自衛隊のあり方を考えるための入門書としてはおすすめできる。
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上田愛彦 (編著), 杉山徹宗(編著), 防衛ってなに 君は知ってるかな? 自衛隊と日本の防衛

軍事、特に自衛隊に関するFAQ集で、真っ当な内容。 本当に初歩的なところからの解説なので、軍事のことが全くわからない人が一冊目に読むのにも良いと思う。
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西原理恵子, この世でいちばん大事な「カネ」の話

あのサイバラが書いた、リアルなおカネの話。 今回はマンガはほとんどなく文章中心で、これが今までのサイバラとは全く違う雰囲気。普段はバカやってる人間が急に神妙な顔で語り出すというか、そんな空気。サイバラの生い立ちを通じて書かれる主に貧乏視点からのおカネの話はマンガと違って笑えないが、そのメッセージはより強く伝わってくる。 ほぼすべての漢字に振り仮名が振ってあるのは、子供にも読んで欲しいという意図か。確かにこの本は子供にも読んで欲しいと思う。
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吉村仁, 素数ゼミの謎

米国で13年もしくは17年毎に大発生する素数ゼミの謎に関する本。謎は大きく三つあり、「なぜ成虫になるのにこれほど長い時間がかかるのか」、「なぜ一斉に同じ場所で大発生するのか」、「なぜ13年と17年という素数なのか」。 おそらく中学生程度の読者を想定しており、噛んで含める様に説明してくれるのは、大人にとってもありがたい。
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パオロ・マッツァリーノ, コドモダマシ ほろ苦教育劇場

パオロ氏の新刊。今回のテーマは教育ということで、子供のスルドい質問に父親たちが屁理屈をこねくり回す。 相変わらず皮肉のきいた内容で、安定して面白い。また、"理論派お父さんのためのブックガイド" と称して、関連図書が (こちらも毒を交えて) 紹介されているのも嬉しい。
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イアン・エアーズ, 山形浩生, その数学が戦略を決める

データマイニングを元にした "絶対計算" が現在どのように使われているのかという事例が多数。ワインの値段の予測に始まり、野球選手の評価、病気の診断、教育手法毎の効果測定、映画のヒット予測、などなど。多くの分野で専門家を凌ぐ絶対計算が可能であることが次々と示されるのは実に爽快。 しかしながら、これらを実際に活用するには大きな壁があることも事実だろう。本書中の以下の文章がそれを端的に表している。 人々は自分の専門領域以外でなら絶対計算利用に抵抗がない また、すでにあるデータの分析...