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Wes McKinney(著), 小林儀匡(訳), 鈴木宏尚(訳), 瀬戸山雅人(訳), 滝口開資(訳), 野上大介(訳), Pythonによるデータ分析入門 NumPy、pandasを使ったデータ処理

普段の生活はRubyが多いのだが、科学技術計算が大目の仕事をすることとなったのでPython + pandasの勉強。想定読者はある程度Pythonが書ける人で、Python自体が初めてという人には向かない。pandasやその基礎となっているNumPy、さらには可視化に必要なmatplotlibまで幅広く学べる。実例も豊富でさすがのオライリークオリティ。
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武田知弘, ナチスの発明

表題通りのナチスの発明はごく一部で、大半はナチス時代のドイツに少しでも関係ある発明や製品、研究をこじつけたもの。それでも分量が足りなかったのか、後半はナチスの成り立ちや人物紹介で水増しされている。巻末に参考文献一覧はあるものの、すべて和書で二次資料が中心の上に各項目がどこから引用したものかがまったく示されていないので、話半分で読むのが良いだろう。コンラート・ツーゼが計算機における二進法利用を最初に発案したとするなど、明らかな誤りも見られる。
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住中光夫, Excelでマスターする ビジネスデータ分析 実践の極意

ピボットテーブルの入門書。RDBを持ち出すまでもない小規模な分析のために勉強することにした。主に営業データの分析を対象にしているが、おおまかな利用方法を学ぶには十分。ツールの使い方だけではなく、実践的なデータ分析の流れも解説されているので、今までデータ分析などに携わったことがない人にもおすすめできる。
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T. ギルブ(著), G.M.ワインバーグ(著), 木村泉(訳), 米沢明憲(訳), 計算機入力の人間学 打鍵入力信頼性技法

主にキーパンチャによるデータ入力の信頼性向上に関する専門書。泥臭い仕事の一つだが、その重要性は揺るぎなく、おそらくこれからも何だかんだと言いながらもなくならないだろう。原著は1977年に発表されたものであり、パンチカードに関する記述など今ではさすがに古くなっている部分もある。しかしながら、人間の本質に関わる部分は全く古くなっておらず、繰り返しや確認語によるエラー率の低減手法、適応制御を用いた入力検査など、現在でもそのまま使える内容も多い。単に入力ミスを減らすための小ネタ集だけ...
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石川智久, 植田昌司, エンジニアのためのPowerPoint再入門講座 伝えたいことが確実に届く “硬派な資料” の作り方

PowerPoint本だが、プレゼン用のスライドではなく資料作りのための本。そもそもなぜ資料を作るのにWordではなくPowerPointを使うべきかという論理が弱い。Wordの描画キャンパスを作る手間が惜しくレイアウトも難しい、PowerPointの1ページ単位が扱いやすい、といった小さな理由は書かれているものの、本質的に違う用途のソフトウェアを使うべきという程の大きな理由はなく、単にWordを使いこなせていないだけの様に見える。PowerPointを無理に資料作成に用いた...
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Chris Sanders(著), 高橋基信(監訳), 宮本久仁男(監訳), 岡真由美(訳), 実践 パケット解析 第2版 Wiresharkを使ったトラブルシューティング

パケットキャプチャの入門書。副題にある通り、あくまでもWiresharkを用いたトラブルシューティングが中心ではあるが、パケットキャプチャから基礎的な分析までがきちんと網羅されている良書。この分野の入門書としては文句なし。ただし、トラブルシューティング以外の目的、例えば統計的な分析などについてはやや記述が不足している。また、Wiresharkで対応可能な小規模な分析のみが対象のため、その範囲を超える大規模な解析は別の情報を参照する必要があるだろう。
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徳丸浩, 体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 脆弱性が生まれる原理と対策の実践

いわゆる "徳丸本" 。さすがに定番となっているだけあり、基礎的な理論から応用まで隙がない。セキュリティを主題に据えているものの、HTTPの教科書として見ても良い出来。解説だけではなく演習も充実しているので、新入社員教育などにも良いかもしれない。おすすめ。
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Bill Karwin(著), 和田卓人(監訳), 和田省二(監訳), 児島修(訳), SQLアンチパターン

SQLで陥りがちな間違いを集めたアンチパターン集。どれも見覚えのあるものばかりで身につまされる。解説も非常に的確で、対処法はもちろんのこと、あえてアンチパターンを使うべき場面まできちんと論じられているのが良い。翻訳の質も良く、SQLに関わる仕事をしている向きには間違いなくおすすめできる。
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Eric Freeman, Elisabeth Freeman, Kathy Sierra, Bert Bates, Head First Design Patterns

デザインパターンの入門書。O'Reillyの分厚い本だが、Head Firstシリーズだけあって気軽に読める。ややコスプレなどのお遊びが過ぎるのはご愛敬。すべてのデザインパターンを網羅しているわけではなく、主要なものに限定して詳細に解説するスタイル。解説で取り上げている例題も身近な題材ながらよく練られており、デザインパターの有り難みがよく分かる仕組みになっている。入門書としてみると、演習問題が多めなのも良い。サンプルコードはすべてJava。今風の動的言語に適用するには一工夫が...
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Jenifer Tidwell(著), ソシオメディア株式会社(監修), 浅野紀予(訳), デザイニング・インターフェース パターンによる実践的インタラクションデザイン

主にPC用のソフトウェアやWebサイトのユーザインタフェースに関するデザイン本。あまり体系だった学術的な本ではなく、広く使われているパターンの事例を取り上げての解説が中心。デザインに行き詰まったときにカタログ的に眺めるには良い本。現在はが出ているようなので、これから買う方はそちらの方で。