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久住昌之(著), 和泉晴紀(画), 昼のセント酒

昼間から銭湯に入って近所のお店で一杯、という久住昌之の日常エッセイ。いつも通りのユルい雰囲気が心地よい。
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高木仁三郎, 渡辺美紀子, 食卓にあがった放射能

チェルノブイリ直後に出版されたを福島後に新装版として再販したもの。高木仁三郎が故人となっていることもあり、加筆修正は特に無し。まだ異国での事故であったチェルノブイリが目の前の問題であり、輸入食品をどう扱っていくべきかが主題となっている。とはいえ、放射線の人体への影響などに関する記述は大きく変化するものでもないので、十分に参考になる。トンデモ度も低く、福島後に校正もそこそこに緊急出版された本を読むくらいならばこちらの方がおすすめ。後半には日本で原発事故が起きた際のシミュレーショ...
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奥窪優木, 川満衡, 陣恵運, 中宮崇, 野田雅也, 野村旗守, 三浦小太郎, 宮島理, 山村明義, ヤバい中国人

いつもの別冊宝島のノリで出処不詳の情報も多々あるが、それでもこのテーマに関しては大手マスコミよりもマトモに見える。扱っているテーマは幅広く、中国の怪しい食材に始まり、その国民性を表すようなエピソードの数々、チベット問題、国費留学生問題など、中国の負の面はひと通り網羅されている印象。
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譚ろ美, 中華料理四千年

中華料理エッセイ集。とはいえ、歴史も含めて背景知識のきちんとしている著者なので、単にこんなものを食べましたで終わらずにその料理の歴史背景まできちんと踏み込んでくれる。肝心の料理の描写も、きちんと料理への愛が感じられるもの。トリビア的な知識も満載で、読み物としても面白い。ところどころ日本語が固いのはご愛敬。
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安西洋之, 中林鉄太郎, 「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか? 世界で売れる商品の異文化対応力

ローカリゼーションの重要性を説くビジネス書。前半はマルちゃん (東洋水産) 、キッコーマン、TOTOといった成功事例分析が中心。それぞれのエピソードは読み物としては面白いが、失敗事例との比較が不十分なので、説得力が不十分。後半はもう少し高い視点を目指しているものの、成功事例から適当にそれらしい要素をチェックポイントとして抜き出した様にしか見えず、普遍的な知識となっていない。
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サーモス 真空断熱タンブラー JCY-400

普段自宅の机で常用していたグラスを割ってしまったので新しいものを探していたが、探しに行った店頭で一目惚れ。デザインはもちろん、機能性にも惹かれた。要するに上の開いた魔法瓶なので、保温効果は抜群。それに加えて嬉しいのが、夏場に冷たい飲み物を入れても結露を気にしなくて良いこと。コースターが不要になる。また、熱い飲み物を入れても机の材質を気にせずに直置きできるのも嬉しい。
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安藤宏基, カップヌードルをぶっつぶせ! 創業者を激怒させた二代目社長のマーケティング流儀

あの安藤百福の跡を継いだ安藤宏基による経営論。二代目による視点であり、よくある創業者の自慢本とは一線を画す。最近の日清食品の考えもよく分かる。ブランド・マネージャー制度を核とした社内制度やブランド戦略などを理解してから日清食品の商品ラインナップを眺めてみると、各商品がどのような流れで生まれてきたかが想像できるようで楽しい。色々と気を使ってのことだと思われるが、競合他社への言及が殆ど無いところだけが難点といえば難点か。
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岡本健太郎, 山賊ダイアリー (2)

共に猟をする仲間も増え、狩猟の幅も広がってきた。単純な狩猟に加えて、猪や雉の解体、スズメバチ駆除など、都会ぐらしの目からは非日常の体験が次々と出てくるのは楽しい。
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吉田戦車, 逃避めし

吉田戦車が〆切から逃避するために作る創作料理の数々。ほぼ日刊イトイ新聞の連載をまとめたもの。使えるレシピ本ではないが、エッセイ集としては上々。単行本のために描き下ろされたイラストやマンガも良い味が出ている。
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坂戸佐兵衛(原作), 旅井とり(作画), めしばな刑事タチバナ (1) (2) (3) (4)

話題の作品を4巻までまとめ読み。ストーリーはあってないようなもので、延々と食のウンチクを語るだけのマンガ。食といっても本格グルメではなく、ジャンクフードやインスタント食品、チェーン展開している飲食店などのB~C級グルメがターゲット。いずれも、「わかってる」と思える内容で、読みながら頷いてばかり。