game

comic

押切蓮介, ハイスコアガール (4)

ハイスコアガールの新刊。高校生編に突入。 段々とラブコメ比率が上がって来ているが、ゲーム馬鹿っぷりが全くブレないハルオには好感が持てる。
book

深田浩嗣, ソーシャルゲームはなぜハマるのか ゲーミフィケーションが変える顧客満足

流行のソーシャルゲームの解説書。 教科書的なスタイルで読み物として面白い本ではないが、ソーシャルゲームの構造を体系立てて学べるのは良い。著者は特定の人気ゲームの中の人というわけではないので、一番知りたい本当の数字や裏話はやや控え目。 2011年の発刊のため、取り上げられているタイトルは "釣り★スタ" や "怪盗ロワイヤル" といったフィーチャーフォンのソーシャルゲームが中心。"パズル&ドラゴンズ" や "艦隊これくしょん" の様な最近の人気タイトルに当てはまっているか怪しい...
book

深田洋介(編), ファミコンの思い出

思い出のファミコンの投稿内容を書籍化したもの。 ゲームの内容というよりも周辺エピソードが中心。当時は子供も大人もゲームとの付き合い方が良くわからなかったことがうかがえる。ファミコン最初期の直撃を食らった世代ならば共感できる内容が多いはず。
comic

押切 蓮介, ハイスコアガール (1) (2) (3)

ピコピコ少年の押切蓮介が連載を持って人気を博しているというので読んでみたが、これが大当たり。 相変わらず主人公はゲーム馬鹿のダメ少年なのだけれど、それが共感できる理由。特に90年代の格闘ゲーム全盛期に学生時代を過ごした人間にとっては小ネタのひとつひとつが突き刺さる。ラブコメ要素もおまけにとどまらず、ゲームとシンクロしてなかなかニクい。
book

牧野武文, ゲームの父・横井軍平伝 任天堂のDNAを創造した男

ゲームファンなら知らない人はいないあの横井軍平の伝記。遺したおもちゃやゲームを通して横井の生涯を描く。 執筆時点で既に故人となっていたことや、本人があまり私的な文書を残していなかったこともあり、各場面での横井の心情を憶測だけで描いているような箇所があるのが気になる。それでも、横井の仕事をきちんとまとめた文書が少ない中で非常に貴重な資料といえる。
book

多根清史, 教養としてのゲーム史

新書で "ゲーム史" というほど大層な内容が書けるのかと疑問に思いつつ読み始めたが、ブレイクアウトに始まりスーパーマリオブラザーズに至る頃までの初期のゲーム史がきちんと描かれている。この時代は、過去のゲームから踏襲されたものとハードウェアの制約が緩められるたびに投入される新たなアイディアが比較的明確で、ゲームの進化がある程度直線的であったこともあり、非常に理解しやすい。 一方で、紙幅の関係もあるとは思うが、最近のゲームについてはやや掘り下げ不足。一部のシミュレーションゲームに...
comic

押切蓮介, ピコピコ少年

著者と同世代で完全にシンクロしてしまう。ゲームばっかりやっているダメ少年の自伝マンガなのだけれど、今思い返すと自分も負けないくらいダメ少年だった。
book

がっぷ獅子丸, 悪趣味ゲーム紀行

ゲーム批評の連載をまとめた、ゲーム業界暴露本とバカゲー本の合いの子。 特に黎明期のまだ未成熟だった頃のゲーム業界の内情は面白い。さいとーあゆみ (当時のゲーム批評の編集長である斎藤亜弓のペンネーム) のマンガもいい味を出している。 この手の暴露ネタは笑えるギリギリの線を見切るのが難しいところだが、一部にその線を越えてしまって笑えないネタ (般若の面のアレ) があるのが少し残念。
book

恋パラ支部長(著), 波多野ユウスケ(漫画), 21世紀ファミコン

ただのファミコン懐古本ではなく、未だにバリバリ現役のハードとしてファミコンを遊び倒す本。そのファミコンへの熱い思いはもはや偏執的。 独創的な縛りプレイの数々を思いつくだけではなく、実際にプレイしてしまうバカさが素晴らしい。ロードランナーの穴掘りなし&金塊整頓プレイなど、常人の発想ではない。また、本来は対戦ゲームではないスーパーマリオブラザーズでの無理矢理対戦プレイなど、新たな世界を切り開くネタも多い。波多野ユウスケのマンガもユルくていい。なお、本書を購入した方はカバーを外して...
book

馬場保仁, 山本貴光, ゲームの教科書

ゲーム開発の現場のお話。 実際の制作現場ではどの様な流れで開発が進められているのか、どういった職種があるのか、日々のスケジュールはどのようなものか、などの素朴な疑問に答えてくれる。ゲーム業界を目指す方は是非一読を。