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鈴木小波, 魔女の箱庭と魔女の蟲籠 鈴木小波短編集

ホクサイと飯が良かったのでこちらも。作風は大きく異なり、ややわかりにくいお話や不条理なお話も多く、実験的な短編と感じるものもある。
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寺門ジモン(原作), 刃森尊(漫画), ネイチャージモン (1)

テレビの中ではダチョウ倶楽部の目立たない人として認識されている寺門ジモンだが、一歩踏み込んでみるとこれが面白い。どのジャンルにしろ極めるまでのめり込んだ人間の話は興味深いものだが、クワガタと焼き肉に異常なまでの執念を燃やす人間の話が面白くないわけがない
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蛭子能収, 笑われる勇気

質問者に対して徹底して自分の軸で回答するのが小気味良い。適当に見えて根底にはきちんと自分なりの思想があり、給料を払ってくれるところを一番大事にするという姿勢は清々しい。競艇オチの連続にはさすがに辟易としたが。
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江頭2:50, 江頭2:50のエィガ批評宣言

最近はエガちゃんねるが絶好調の江頭2:50による映画批評。江頭2:50のピーピーピーするぞ!のトークのよりぬきに、書き下ろしの生涯映画ランキングベスト25などを加えたもの。 いつもの勢いだけの映画評かと思いきや、ところどころ芸人視点の鋭い意見が現れるのが侮れない。巻末の特別付録エガちゃんシールも嬉しい。
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服部昇大, 邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん (4)

スピネルの連載で読んでいるが、お布施として買う。描き下ろしは1本のみだが、これがまた渋いチョイスの "恋空"。
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ハマザキカク, ベスト珍書 このヘンな本がすごい!

ここでの珍書とはいわゆる稀覯本の類とは少々異なり、著者自身が「これは!」と感じた本のこと。著者は社会評論社勤務ということもあり、視点はどうしても出版人寄り。 写真集から語学書、医学書までずらりと100冊が並んでおり、きっと一冊くらいは気になる本が見つかるだろう。私は本書を読みながら3冊ほど注文してしまったので、十分に元が取れた。
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動物事件研究委員会(編著), ぼくはこうして動物に襲われた あんなに優しい目をしていたのに

一見危険に見えないが実は危険な動物をテーマにした企画本。動物園でおなじみの動物たちから、イルカやアシカといった水族館の人気者まで、幅広い動物が取り上げられている。いずれも危険なイメージがあまりない動物たちだが、実際に人間が襲われた実例を見ると野生で生き延びてきた動物には必ず恐ろしい一面があることを思い知らされる。 子供向けの装丁だが、大人が読んでも十分に楽しめる。
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服部昇大, 6代目 日ペンの美子ちゃん

パロディマンガを書いていたはずがいつの間にか本家になっていた。日ペンの宣伝さえしておけばあとは自由に描けるのか、豊富な時事ネタギャグが楽しい。ところどころ美ー子ちゃんや映子さんがはみ出してきているのはご愛嬌。
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村上世彰, 西原理恵子, 生涯投資家vs生涯漫画家 世界で一番カンタンな投資とお金の話

西原理恵子が村上先生への聞き手となった投資入門書。村上世彰は生涯投資家の頃からはだいぶ毒気が抜けた印象を受ける。西原理恵子の質問力はやはり大したもので、ただの雑談に見せかけながらきちんと投資の本質を突くツッコミが見事。
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エラ・フランシス・サンダース(著), 前田まゆみ(訳), 翻訳できない世界のことば

ひとことでは訳せない世界のユニークな単語を集めた本。日本語からは TSUNDOKU (積ん読) が取り上げられているといえば、雰囲気が伝わるだろうか。 一見するとただのネタ本に見えるが、言葉というものがその国や地域の文化と密接に関係していることを思い出させてくれる良書。