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ベースボーロジー 1

ベースボーロジーは野球文化學會の刊行している論文集。まずは1999年に発行された第1号を読んでみた。 著者は比較的年輩の筋金入りの方が多く、"あの頃の「阪急ブレーブス」" や "外来語受容形態としての明治野球用語解説" 、 "「紀元ハ、二千六百年」下の日本職業野球聯盟" など、懐古系のコンテンツに力が入っている。このあたりはなかなか商業出版にのらないところなので嬉しいところ。 また、セイバーメトリクス的コンテンツとして、"野球における統計的解析" もある。こちらは野球でよく言...
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西田圭介, Googleを支える技術 巨大システムの内側の世界

著者はGoogleの中の人ではないので、論文などの公開情報からGoogleの中身を推測するスタイル。 Googleの柱である大規模分散ストレージの解説に多くのページが割かれており、Google File SystemのみならずBigtableやChubbyまで含めた全体像を知ることが出来る。もちろん、その上でのMapReduceを用いた分散データ処理の解説もあり。 また後半のGoogleの運用コストについての章が実に面白い。Googleがコストの観点から安価なPCを用いたクラ...
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amazonの発注キャンセル

amazon.co.jpに発注していた本の中に発注まで数週間かかるものが含まれており、それがボトルネックになって発送が遅れていた。普段はあまり気にせずに待っているのだが、ちょっと先に手に入れたい本があったので、時間がかかりそうな本だけをキャンセルすることにした。 前回キャンセルした際 (今ログを見てみたら2年以上前だ) は、キャンセルの理由を記入する必要はなかったと記憶しているが、今は選択が必須になっていた。そこで今回は、素直に "発送予定日が遅い" を選んでみた。 すると、...
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橋本憲範, 奇想ヤフオク学 エーブックはどうやって古本を3億円売ったのか?

組版はワープロ打ちそのままで、校正も不十分な箇所が目立つが、内容は圧倒的に面白い。 最初は私物の台本を売っていたのが、古本屋で仕入れるようになり、市中の古本屋を回るようになり、泊まりがけでせどりに出るようになり、果ては古本屋組合の市場で仕入れるようになり、と転がるような商売の流れがたまらない。 著者がコンピュータにはそれほど詳しくないと公言しているだけあって、技術面ではあまり読むべき所がない。しかしながら、商材である写真集の物理的な管理方法や、それらを売り切るテクニックには見...
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歯医者

久しぶりに歯医者に行った。3年前に親不知を抜いて以来。 3年間の間に引っ越しているので、前回とは違う歯医者に行ってみる。前回と同様にネットで調べて評判が良さそうなところにした。現在のところで新規開業してから2年足らずの新しいところのせいか、院内のシステムに見所の多いところだった。 レントゲン写真は、撮影してすぐに各席のPCに配信されていた。クライアントはWindows XP。その手の専用ソフトを使用しているようで、PCの背面にはUSBのドングルが刺さっていた (患者の手の届く...
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天鳳

しばらく東風荘ともご無沙汰していたが、久しぶりにネット麻雀で遊んでみる。さすがに東風荘という時代でもなさそうなので、最近評判の天鳳を試してみる。 さすがに今時のソフトなので、グラフィックは東風荘とは比べるべくもない東風荘の大きな問題の一つであった鳴きが可能な際に動作が一瞬止まる問題について、一応の対策がしてある。ランダムに待ち時間を入れるだけだが、それなりに効果はありそう今風の喰い断アリ、赤アリの普通のルールで遊べるのは嬉しい牌符を残すのに色々制限があり、また分析ツールも出そ...
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ベスプレ’00用 2007年度データ

毎年恒例 (2006年度, 2005年度, 2004年度, 2003年度) の、ベスプレ.NETの2007年度データがひっそりとfixされていた。 これを見ると、怪我人が出なければマリーンズが独走で優勝できていたのではないかと思えてくる。
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斉藤和巳, ウェブサイエンス入門 インターネットの構造を解き明かす

表題のウェブサイエンスというのは、ウェブサイトの検索ランキングの最適化、ウェブネットワークの可視化、ウェブのトピック抽出、ウェブの成長モデルの作成などの技術の総称。 各技術がそれぞれ20ページほどにまとめられているので非常に読みやすい。それでいて、そのアルゴリズムや数式が (少なくともシンプルな手法については) きちんと押さえてあるのでこの分野の入門書としては良いかもしれない。
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山崎元, 新しい株式投資論 「合理的へそ曲がり」のすすめ

前半は「投資バカ」につける薬と重なる内容が多い。ある程度投資本を読んでいないと理解できないであろうところも一緒。 後半の「ツールとしての投資理論の研究」が真打ち。最近の研究による効率的市場仮説の否定に始まり、近年ホットな研究分野である行動ファイナンスやニューロ・ファイナンスの流れまでが追える。また、投資のヒントとなりうるアノマリーの研究も興味深い。 なお、初版は何カ所か誤植があるので著者のブログも併せて参照のこと。
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斎藤由多加, 「ハンバーガーを待つ3分間」の値段 企画を見つける着眼術

あの「シーマン」の開発者である斉藤由多加氏のエッセイ集。 日常生活の中の風景をネタにしたものが多く、誰でも楽しめる。特にユーザビリティに関する話は着眼点も面白くおすすめできる。 本書とは直接関係はないが、著者のblogであるYOOT.COMも面白い。