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田中久美子(監修), #名画で学ぶ主婦業 主婦は再びつぶやく

Twitterで流行した主婦業あるあるをまとめたネタ本。元がネットの投稿ネタのため、どこから読んでも気軽に楽しめる。 の続編だが、気付かずにこちらから読んでしまった。
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ぬら次郎, 猫パン日記 幸せを運ぶねこと厄よびパンダ (3)

前巻までの過剰な勢いは少し落ち着き、猫と暮らす日常漫画として安定してきた。
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橘玲, 朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論

朝日新聞のリベラリズム (戦後民主主義) が嫌われ、日本のリベラルが退潮しているように見えるのは、それらがグローバルスタンダードのリベラリズムと乖離しているためと説く。グローバルスタンダードのリベラル (ネオリベ) に最も近いのは現在の自民党政権の経済政策だが、安全保障の分野では保守の立場を取っていることから右と左の関係が混乱し、リベラルの理解が妨げられているのだろう。
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尾藤克之, 即効! 成果が上がる 文章の技術

タイトルの "成果" が何なのか明確には書かれていないが、著者の主戦場と思われるネット記事でアクセス数を稼ぐことらしい。必然、正確な文章の書き方ではなく、バズる文章の書き方が中心となっている。 しかし、文章によっては、謙虚さが必要とされる場合もあります。研究発表や学会発表などは、先行研究の識者に対して謝辞を述べ、自分の発表についても断定はせず「これはある条件下で導き出された結果にすぎません」と謙遜するのが流儀です。日本人は遠まわしな言い方を好む場合があり、強すぎる断定は「生意...
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ぬら次郎, 猫パン日記 幸せを運ぶねこと厄よびパンダ (1) (2)

ぬら次郎の初単行本をまとめて2冊。Webマンガを単行本化したフルカラー本。 よくある日常系日記ギャグマンガだが、溢れる猫愛と過剰な勢いが良い。
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小飼弾, 小飼弾のコードなエッセイ 我々は本当に世界を理解してコードしているのだろうか?

Software Design誌の連載に加筆修正したもの。エッセイ風の読み味ながら、本物のプログラマならではの含蓄がそこかしこに溢れている。 プログラマはさせてはならないことをできなくしてなんぼ APIを設計するにあたって一番大事なのは、「API以外のアクセス手段を設けてはならない」ということ Alan Kayの台詞 "People who are really serious about software should make their own hardware" 現代...
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お知らせ, 世界最強麻雀AI Suphxの衝撃

天鳳10段を達成したSuphxの解説書。外部のプレイヤー (第14代四麻天鳳位) による牌譜の解説のみで、開発者の手による解説はなし。 Suphxの打ち筋で特徴的なのは、将来の押し引きを想定した手牌のスリム化。浮き牌の安全度を常に意識した見切りや早めの生牌字牌の処理などは、今後の打ち筋の標準になっていく可能性が高いと感じる。
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田中クミコ, ハラヒロシ, ハヤシアキコ, ヤマダジュンヤ, クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本

クイズ形式で気軽に学べるデザイン入門書。本当の初心者を対象としているためか難易度はかなり低めで気軽に読める。
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ジョン・マコーミック(著), 長尾高弘(訳), 世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

計算機科学の啓蒙書。アルゴリズムを解説した本は数多あるが、本書は普通のコンピュータユーザが毎日使っており具体的な問題を解決するアルゴリズムに絞ったのがミソ。これにより、プログラミング上のテクニックや汎用的過ぎるアルゴリズムが振り落とされ、普通のコンピュータユーザも興味を持てる内容に仕上がっている。 こうして絞り込まれたのは、検索エンジンのインデクシングやページランク、誤り訂正符号、データ圧縮、データベース (トランザクションによる一貫性) といったどれも身近に感じられるアルゴ...
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いしたにまさき, ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である

ネット上で活躍しているブロガー、文化人、エンジニア、著名人ら110人へのアンケートとその分析。 アンケート結果の生データをそのまま掲載しているのは珍しい。そのまま読むには少々退屈だが、興味がある人の回答を読めるのは嬉しい。 回答は雑多で明確な傾向を見出すのは難しいが、数少ない共通点が継続ということ。コンテンツの蓄積による情報の厚みがネット上では力になる。