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D.A.ノーマン, パソコンを隠せ、アナログ発想で行こう!

キャッチーな題名ですが、原題は "The invisible computer" で、複雑すぎるコンピュータをアプライアンス化によって使いやすくすることを主題とした本です。過去にアプライアンス化が成功した具体例として、蓄音機やラジオ受信機などが挙げられており興味深く読めます。
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トム・デマルコ, ティモシー・リスター, ピープルウエア 第2版

ソフトウェア開発プロジェクトの管理に関するエッセイ&ノウハウ集。ソフトウェア開発を対象としていますが、ホワイトカラーの仕事全般に当てはまることも多く、参考になります。
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バイロン・リーブス, クリフォード・ナス, 人はなぜコンピューターを人間として扱うか

人間はコンピュータを相手にするときも、無意識のうちに人間を相手にしているときと同じ接し方をしてしまう。こういった人間の行動を多くの実験を通して研究している。
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山岸俊男, 安心社会から信頼社会へ

上のの1年くらい前に出た本。ゲーム理論よりはやや社会学寄り。
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山岸俊男, 社会的ジレンマ

いわゆるゲーム理論本。互恵性原理に関する論考等。通常の囚人のジレンマに加え、順序つき囚人のジレンマ (初めて知った) に関する実験結果などもあり、興味深い。また、社会的ジレンマの解決には初期値が非常に重要であることを、限界質量の理論を用いて解説している点も興味深い。
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森川幸人, マッチ箱の脳 (AI) 使える人工知能のお話

作者の森川さんは、あの "がんばれ森川君2号" の森川さんです :-) 内容は、人工知能 (AI) の入門書なのですが、えらく読みやすいです。作者自ら「文化系向けのAI本」とうたっているだけのことはあります。人工知能って、じつはこんなに簡単なものだったのね。これならば、麻雀の思考ルーチンとしてcomjong.comへ応用ができる・・・かも。パラメータづくりはかなり面倒そうだけどさ。 しかし、大学生時代に (専門外だけど) 人工知能関係の本を読んだときは挫折した気がするんだけど...