book 久保象(文), ホリユウスケ(漫画), ドラッグの教科書 表題だけ見るとドラッグ全般を扱った本に見えるが、実際は大麻中心。著者が大麻推進派である以上、大麻の良いことしか書かれていないので、教科書と呼ぶには若干心許ない。しかしながら、随筆的な読み物としては十分に楽しめる。挿絵代わりのホリユウスケの漫画、"彼女はジャンキー" もなかなか。 2013-02-14 book
movie テッド 話題作を観に行くのは悔しいが、この作品テッドは大当たり。強いて難をあげるなら、アメリカ文化を共有していないために笑えない箇所が多いくらい。フラッシュ・ゴードンあたりが限界か。字幕は相当な意訳でごまかしていたが、よくここまで仕上げたものだと思う。星一徹やくまモンまで出てきたのにはさすがに苦笑したが。 2013-02-10 movie
book 荒俣宏(監修), アラマタ大事典 分類としては児童書になるのだろうが、大人が読んでも十分に楽しめる。取り上げられている項目は相当な偏りがあるが、それが本書の味。小学生男子が食い付くネタという意味では一貫性がある。記述は概ね妥当だが、娯楽性を重視してか、ややオカルト系に肯定的な記述が目立つのだけは気になる。 2013-01-15 book
comic 押切 蓮介, ハイスコアガール (1) (2) (3) ピコピコ少年の押切蓮介が連載を持って人気を博しているというので読んでみたが、これが大当たり。相変わらず主人公はゲーム馬鹿のダメ少年なのだけれど、それが共感できる理由。特に90年代の格闘ゲーム全盛期に学生時代を過ごした人間にとっては小ネタのひとつひとつが突き刺さる。ラブコメ要素もおまけにとどまらず、ゲームとシンクロしてなかなかニクい。 2013-01-11 comic
comic 泉昌之, 食の軍師 (2) 食の軍師の続編は唐突に旅グルメマンガに。掲載誌が変わった影響か。従来のディテールにこだわり抜く面白さは少し後ろに引っ込んでしまったが、ご当地グルメの紹介や地元客との微妙なふれあいも面白い。 2012-12-13 comic
book 大崎裕史, 日本ラーメン秘史 秘史というほど秘密の内容が含まれているわけではないが、ラーメンの (短い) 歴史を俯瞰するには良い本。あくまで広く浅くの新書なので、話のネタ程度に。 2012-11-23 book
comic 沙村広明, ハルシオン・ランチ (2) ハルシオン・ランチの続編。深いサブカル知識を要求されるのは相変わらず。1巻の時点で破綻気味だったストーリーが完全に破綻しているので、一読しただけでは何も理解できない。読者を選ぶ作品。 2012-11-09 comic
book 中村淳彦, 職業としてのAV女優 今時のAV女優の実態について。その賃金や志望理由の変化はもちろんのこと、労働実態や労使トラブル、引退後のキャリアなど様々な視点を押さえているのは長年AV女優の取材やインタビューを継続している著者ならでは。一部、気分の悪くなるような内容もあるが (著者の表現の問題ではなく、内容の問題である) 、実態を知るには良い本。 2012-10-29 book
comic 沙村広明, ハルシオン・ランチ (1) 沙村広明がギャグもいけるというのは嬉しい新発見。かなり読者を選ぶマンガで、特にサブカル知識が無いと全く面白くないと思われる。さすがアフタヌーン (の増刊) 。 2012-10-26 comic
comic 桐嶋たける, 完全版 でもホントはカバが好き あってないようなストーリー、ナンセンスな笑い、黎明期の萌えを具現化した様なキャラクタ造形。90年代前半の角川は今よりも自由な雰囲気があった気がする。 2012-10-23 comic