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沙村広明, ハルシオン・ランチ (2)

ハルシオン・ランチの続編。深いサブカル知識を要求されるのは相変わらず。 1巻の時点で破綻気味だったストーリーが完全に破綻しているので、一読しただけでは何も理解できない。読者を選ぶ作品。
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中村淳彦, 職業としてのAV女優

今時のAV女優の実態について。その賃金や志望理由の変化はもちろんのこと、労働実態や労使トラブル、引退後のキャリアなど様々な視点を押さえているのは長年AV女優の取材やインタビューを継続している著者ならでは。一部、気分の悪くなるような内容もあるが (著者の表現の問題ではなく、内容の問題である) 、実態を知るには良い本。
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沙村広明, ハルシオン・ランチ (1)

沙村広明がギャグもいけるというのは嬉しい新発見。 かなり読者を選ぶマンガで、特にサブカル知識が無いと全く面白くないと思われる。さすがアフタヌーン (の増刊) 。
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桐嶋たける, 完全版 でもホントはカバが好き

あってないようなストーリー、ナンセンスな笑い、黎明期の萌えを具現化した様なキャラクタ造形。90年代前半の角川は今よりも自由な雰囲気があった気がする。
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キンマサタカ(編集), 本当は怖い昭和30年代 ALWAYS地獄の三丁目

いわゆるコンビニ500円本だが、これがなかなか。増刷もかかっている。 三丁目の夕日に代表される昭和懐古ブームに対抗し、昭和30年代の悪いところだけを抜き出したもの。キレイなところだけを抜き出した作品よりもこちらの方が娯楽としてよっぽど面白い。
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坂戸佐兵衛(原作), 旅井とり(作画), めしばな刑事タチバナ (1) (2) (3) (4)

話題の作品を4巻までまとめ読み。 ストーリーはあってないようなもので、延々と食のウンチクを語るだけのマンガ。食といっても本格グルメではなく、ジャンクフードやインスタント食品、チェーン展開している飲食店などのB~C級グルメがターゲット。いずれも、「わかってる」と思える内容で、読みながら頷いてばかり。
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初見健一, 今でも買える “懐かしの昭和” カタログ 食品編

お菓子類を中心とした昭和からのベストセラー商品のカタログ。ただ懐かしい商品というだけでなく、今でも買える商品ばかりというのがポイント。 主な想定読者はおそらく1960年代~1970年代に首都圏で子供時代を過ごした人たちだが、それ以降も細々と売られ続けていたり全国に流通していた商品も多いので、誰が読んでも楽しめるだろう。
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内山昭一, 昆虫食入門

昆虫食と聞くと一般にはゲテモノ食扱いされることも多いが、本書は至って真摯な内容。 食べられる昆虫の紹介や調理方法はもちろんのこと、話は栄養学や食料資源としての昆虫までに及ぶ。また、著者が食育の一環として薦めている草の根的な活動紹介が実に熱く、現場の空気が伝わってくる。
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死に至る薬と毒の怖さを考える会, 図解中毒マニュアル 麻薬からサリン、ニコチンまで

いわゆる麻薬類から毒物までの解説書。もちろん本格的な専門書などではなくアングラ風味。 実際には解説部はわずかで、残りは麻薬利用経験者の事例や歴史上の毒殺例などで水増しされている。あくまで読み物。
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酒井あゆみ, 撮影現場にきた女たち

元AV系プロダクション経営者が経験談をまとめたもの。元がサンケイスポーツのコラムを加筆したものなので、内容も大衆紙的な方に振られがち。本格的なドキュメンタリーを求めて読むと期待はずれとなるかも知れないが、真偽や社会的な意義などを気にせずに興味本位として読むのなら面白い。