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内澤旬子, 世界屠畜紀行

世界中の肉食文化地域の屠畜の様子を扱うドキュメンタリ。 屠畜の現場の様子や地域差はもちろんのこと、賤業とされがちな屠畜業者の各社会における位置付けを重視した取材が印象的。紀行文に添えられた味のあるイラストも良い。
diary

バンクーバー

初めてのバンクーバー出張。 羽田からの直行便があるのはありがたい海辺の坂のある立体的な町並みは歩いているだけでも楽しい。食のレベルも高く、富裕層が集まるのも頷ける 米国資本のチェーンも多い。Safewayもある
diary

浦山口~橋立堂~長者屋敷ノ頭~武甲山~一の鳥居~横瀬

ゴールデンウィークなので少しだけ日帰り練習。 休日は1日2本だけある西武秩父線から秩父鉄道への直通電車で浦山口へ。行楽客が多く、座れないほど今年のゴールデンウィークはやけに暑い日が続く。今日も速乾Tシャツ1枚に帽子とサングラス浦山口稲荷神社にお参りしてから走り出す橋立堂付近はやや俗化しており、鍾乳洞目当ての家族連れも多い林道に入るとほぼ人がいない。登山客も少なめ林道は舗装こそされていないものの車が入れる道のため、迷う心配はない標高600mに達するあたりで林道は終わり。激登りが...
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秀良子, おしゃべりは、朝ごはんのあとで。 (2)

前巻で一巻完結かと思っていたらまさかの続刊。 前巻同様、ゆるい雰囲気ながらもところどころにキレのあるコメントが入るスタイルが心地良い。
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神山典士, 北朝鮮にスマッシュ。 ピンポンミステリーツアー

いわゆる北朝鮮入国記だが、ところどころに著者の作家魂が感じられる佳作。 後日の韓国訪問と併せて国境を両者の視点から眺める試みもなかなか。
comic

泉昌之, 食の軍師 (5)

一発ネタかと思っていたら意外に長期連載になってきた。 この巻は東京にある地方料理のお店を中心に巡る。手抜きの取材ではあるが、マンネリが許されるシリーズだとは思う。
diary

鳩ノ巣~城山~大楢峠~御岳山~日の出山~タルクボ峰~金比羅山~武蔵五日市

休日の狭間に年休が取れたので久しぶりの新コース開拓。 天候は良く、9:00過ぎの走り始めの時点であまり寒さを感じない。動き始めてすぐにウィンドブレーカーを脱ぐ当初計画では越沢バットレス経由で大楢峠に入る予定だったが、越沢林道開設工事の影響で通行止めとなっており城山経由で迂回することした。迂回路に入るところで犬の散歩中の地元のお婆さんに声をかけられ、工事現場の方に声をかければ通れるはずとの情報を得たが、トレーニングで来ていることもあり迂回路を行くことにした。丁重にお礼を言って走...
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FAMA(編集), P3 art and enviroment(翻訳), 柴宜弘(監修), サラエボ旅行案内 史上初の戦場都市ガイド

旅行案内の体裁でサラエボの戦場の現実を紹介した本。紛争中の1994年の出版 (原著は1993年) 。 皮肉の効いた解説と力のある写真の組み合わせが見事。
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橘玲, 橘玲の中国私論 世界投資見聞録

中国に乱立する "鬼城" の訪問記に始まり、その鬼城を生むこととなった錬金術の話題を経て、中国史から中国人の自我までを語る。 "私論" と付いている通りやや強引な解釈もあるが、一気に読ませる力はある。
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今和泉隆行, みんなの空想地図

空想で地図を創りあげるという贅沢な遊び。 色川武大の "ひとり博打" に見られるような箱庭愛を見事に昇華させ、地図の形で結実させてくれた。実在の街の写真イメージを組み合わせ、その街の手触りまでを必死に伝えようという姿勢に頭が下がる。 著者が子供の頃から描き続けてきた地図の数々を "パンツを脱いで" 紹介する姿勢も素晴らしい。地図創りの根幹を支えているフィールドワークのノウハウも惜しみなく公開してくれている。 大判地図を収録するためのちょっと凝った装丁も実に良い。