fukumoto

book

吉田繁治, マネーの正体

断定的な口調がどことなく胡散臭さを感じさせるが、そこをぐっと飲み込んで読み進めると、意外にまともな内容。経済に関する雑多な内容を寄せ集めた本ではあるが、マクロの視点から投資を考え直す助けとなる内容が多く含まれている。文体の不統一が気になるのはご愛嬌。
diary

越生~大高取山~桂木峠~横吹峠~花立松ノ峠~高山不動尊~西吾野

いつもの越生から西武秩父線へ抜けるコースのバリエーション。桂木観音まではいつも通りアップ代わり。そこから北西に進路を取り、上大満までトレイル龍穏寺手前で左に折れ、砂利道の林道に入る横吹峠から四寸道へ入る。あまり整備されておらず踏み跡が怪しい箇所もあるが、雰囲気がある良い道。四寸道は途中で猿岩林道と交差するが、ここから新たに取り付くところが分からない。やむなく少々ショートカットする形で左手に下り、花立松ノ峠へ向かう花立松峠へ向かう途中に日照水の湧き水がある。車で汲みに来ている人...
book

M・スコット・ペック(著), 森英明(訳), 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学

精神科医が邪悪な心を持った患者の臨床事例をまとめたもの。科学的な解説はほとんどないため、専門外の人間にはどこまでがこの分野で常識的な内容かが判断できない。また、後半は臨床事例から一転して集団心理が引き起こす邪悪の話題に飛ぶが、ここは心理学や精神療法からは飛躍しており著者の主観が入り過ぎているように感じる。
comic

鬼頭莫宏, のりりん (6)

前巻から続くツーリング編。自転車の小ネタが散りばめられており、経験者はあるあるネタとして楽しめる。大きなストーリーにはあまり動きなし。
book

ジェフリー・S・ローゼンタール(著), 中村義作(監修), 柴田裕之(訳), 運は数学にまかせなさい 確率・統計に学ぶ処世術

いわゆる統計リテラシー本。本職の数学者が書いていることもあり、裏付けもしっかりした内容。著者特有のユーモアも感じられ、読んでいて飽きさせない。しかしながら、ある程度統計に詳しい人ならばどこかで聞いたことがあるようなネタが多く、あまり新規性は感じられないかもしれない。
comic

腹肉ツヤ子(著), 有田宏美(監修), どうしても貯められないあなたのための今年こそ100万円貯める貯金生活

貯められない自分をネタにした自虐系コミックエッセイ。節約術としてはかなり初心者向けのに内容であまり目新しさはない。リボ払いを身も蓋もなく "うすら借金" と呼ぶなど、細かな笑いどころは多い。
book

間口一就, バーの主人がこっそり教える味なつまみ

そのタイトル通りのおつまみレシピ集。本当に切るだけ混ぜるだけの簡単レシピが中心ながら、その取り合わせの妙が素晴らしい。残念なのは、あくまでおつまみ向けでおかずにはならなそうなものが多いことや、あまり普通の家庭に常備していない食材が多いことか。
book

鶴見済, 完全自殺マニュアル

20年ほど前に物議をかもした一冊。この本が引き起こした社会的な影響などの問題はさておき、読み物としては非常に知的好奇心をそそられる内容。ところどころ信憑性が怪しい情報もあるが、内容が内容だけに裏が取りにくいのでしかたのないところだろう。
comic

西島大介, 世界の終わりの魔法使い

今風の絵柄のオサレマンガ。ストーリーはいわゆるボーイ・ミーツ・ガール。
book

pha, ニートの歩き方 お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

ここまで行動力がある人物がニートを自称するのは少々マーケテイングが行き過ぎている様に思う。ニートというよりは高等遊民といったところか。読み物としては抜群に面白い。思想面と実用面の両方が充実しており、こんな生き方も良いかと思わせてくれる。もちろん、著者並の異常な行動力が必要なのだけれど。