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小林昌平, その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

現代人の様々な悩みも哲学の歴史から見ればすでに長年議論され尽くしてきたよくある悩みの一つに過ぎない。今現在悩みを抱えている人も、本書からきっとヒントを得ることができるはず。多数の哲学者をつまみ食いしているため一つ一つは薄めだが、哲学への取り掛かりとしては良い本。
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荒井拓也, バフェット・コード

ウォーレン・バフェットの過去の投資行動の分析からその思考を探る試み。他のバフェット本でも繰り返されている内容ではあるが、ビジネスの根源的価値が継続的に成長する企業を割安に買うという基本を忠実に守ってきたことが様々な例からも裏付けられている。
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牧田幸裕, ラーメン二郎にまなぶ経営学

ジロリアンでもある戦略コンサルタントによる、二郎を題材にした経営学の入門書。マーケティングの比重が高め。非ジロリアンから見るとさすがに二郎を持ち上げ過ぎに感じるが、二郎という "尖った" お店を素材にした解説はわかりやすい。
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山崎元, 大橋弘祐, 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

先生 (山崎元) と生徒 (大橋弘祐) による対話形式のマネー入門書。初心者にとって本当に必要な内容が厳選されており、説明も必要十分。一冊目のマネー本として間違いなくおすすめできる。
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エラ・フランシス・サンダース(著), 前田まゆみ(訳), 翻訳できない世界のことば

ひとことでは訳せない世界のユニークな単語を集めた本。日本語からは TSUNDOKU (積ん読) が取り上げられているといえば、雰囲気が伝わるだろうか。一見するとただのネタ本に見えるが、言葉というものがその国や地域の文化と密接に関係していることを思い出させてくれる良書。
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えらいてんちょう, しょぼい起業で生きていく

小規模で低コストな "しょぼい企業" のススメ。コストを最小限に抑えながら、とりあえず始めてみることの重要性が説かれる。ネット起業ではなく店舗を持つことで社会的ステータスを高めることを推奨しているのが特徴的。店と生活を一体化させるコスト削減、準備資金の集め方など実践的な内容も豊富。
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伊瀬勝良(原作), 横田卓馬(漫画), すべての人類を破壊する。それらは再生できない。 (3)

本格的にラブコメ展開になってきた。M:tGパートもウルザズ・サーガ発売にローテーションと盛りだくさん。付録も本編に合わせてウルザズ・サーガ初出の強迫/Duressと抜かりない。
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ダニエル・コーエン(著), 林昌宏(訳), 経済成長という呪い

高々2世紀前に始まった "経済成長" というアイデアが持続可能なものであるのかを問いかける。人類史をなぞってみると、AIを含むデジタル革命が継続的な経済成長をもたらすような簡単な問題ではないことがよく分かる。
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井上純一(著), アル・シャード(企画協力), 飯田泰之(監修), キミのお金はどこに消えるのか

リフレ派の立場からの解説であること自体は良いのだが、リフレ派だけを正義として他の学派をまともな説明もなしに貶めるのはいかがなものかと思う。経済に詳しくない読者を想定しているからこそ、経済学の様々な流派の中での立ち位置を明確にした上で説明するべき。また、有事の円買いの理由を素朴に円の信用の高さだけに求めているなど、首をかしげたくなる解説もある。このように色々と問題がある本だが、親しみやすいマンガ形式でリフレ派の主張を掴めるので、事情をわかった上で他の流派の本と併せて読むのならば...
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メアリー・バフェット(著), デビッド・クラーク(著), 峯村利哉(訳), 史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力 大不況でも投資で勝ち抜く58のルール

著者はウォーレン・バフェットの義娘。ウォーレン・バフェットが財務諸表のどこを重視していたかが語られる。よく知られている通りウォーレン・バフェットは永続的な競争優位性 (特に "永続的" という部分が重要) を重視しているが、それを見極めるための方法も多岐にわたる。粗利益率は、永続的な競争優位性を持っているか、もしくは競争の激烈な業界に属しているかを教えてくれる。40%を超えている企業は何らかの永続的競争優位性を持っている可能性が高い。売上高に占める純利益の割合も、永続的競争優...