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いかレスラー

いかレスラー 舞台挨拶シネセゾン渋谷で、公開初日のいかレスラーを観てきました。舞台挨拶付きのモーニングショーです。公開初日からモーニングショーとレイトショーのみというやる気の無さだったのですが、初回のモーニングショーはさすがに大入りでした。舞台挨拶は監督や出演者に加え、いかレスラーとたこレスラーも出てきて闘ってました……。デジカメを忘れたので、舞台挨拶の写真は一緒に行った友人の携帯電話で撮ってもらったものです。さて、肝心の映画ですが、かなり低予算なせいかところどころチープすぎ...
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戦国自衛隊

なぜか戦国自衛隊のDVDを観ました。理由は聞かないでください。子供の頃に地上波で放送していたのを観た記憶はあったのですが、今観てみるとだいぶ印象が違います。以下、ネタバレを含むメモです。千葉真一御大が絶好調です三村一士と農家の娘が何の脈絡もなく恋に落ちる超脚本が素敵です25年前の作品ですが、映像は現在でも十分に楽しめるレベルです。生首以外はチョイ役で、結構いろいろな人が出てたりします。薬師丸ひろ子、かまやつひろし、錦野旦、真田広之、佐藤蛾次郎などなど音楽のセンスが、私の常識を...
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胸ポケットとSU-30

相変わらずRio SU-30を愛用している。勤務中など、使用していないときはワイシャツの胸ポケットに入れているのだが、これがちょっと前向きに屈んだときに頻繁に落下して困る。衝撃に強いシリコンプレイヤーなので壊れてはいないが。冬場は上着を着ているのでこの問題は顕在化しなかった。対策としては、首かけストラップを常に着用しておく方法が考えられるが、ストラップはイヤホン付きなのでさすがに職場では具合が悪い。かといって、いちいち鞄にしまったりするのも億劫だし、ズボンのポケットに入れるの...
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小塩隆士, 教育を経済学で考える

実データに基づいた検証よりも、理論が中心な本です。興味深いところだけ下に抜き書きしておきます。この辺のお話に興味があれば買いです。教育は投資と消費の両方の性質を持っている。教育はお金を出す人 (多くは親) と、サービスを受ける人 (多くは子) が異なる場合が多いという点が他のサービスと異なる教育投資がなされるのは不確実性が高いため教育はコール・オプションの購入と近い性質がある教育は本質的に格差を拡大する効果がある
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中村敏雄, オフサイドはなぜ反則か

オフサイドのルールは本来不合理なものです。相手のゴールにボールを入れるのが目的のゲームでありながら、相手のゴール近くで待ち構えるという有利な戦術をとってはいけないというのですから。例えば、オフサイドのないバスケットボールでは、ボールを奪った後、最前線にいる味方へパスを出す速攻は最大の得点機です。しかし、現実にはサッカー、ラグビー、アメリカンフットボールなど、英国のフットボール起源のゲームの多くがオフサイドのルールを持っています。その有利な戦術をとってはいけない理由について、子...
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AOpen XC Cube購入後に気付いたことなど

AOpen XC Cubeを購入してから2ヶ月ほど使用したので、購入後に気になった点をまとめてみます。まだ売れ筋で、購入を検討している人もいそうですし。まず、組立は非常に簡単です。マニュアル類も日本語でかつ図版入りでわかりやすいので、初心者の方でも大丈夫かと思います。本体の工作精度もまともで、特に組み立て時に問題が生じることはありませんでした。冷却ファンは温度をみてきちんと管理されているため、普段はかなり静かです。負荷の大きい作業を始めるとちょっとうるさくなりますが。Sile...
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バイシクルクラブ編集部, 困った時のMTBメンテナンス

自転車素人から自転車初心者にレベルアップするべく購入。初歩の初歩レベルから写真入りで丁寧に説明されているので、1冊目にはよろしいかと。手軽な文庫版なのもうれしい。あくまでもメンテナンスの技術解説本であり、メンテナンス用品の選び方にはまったく触れられていない。どのメーカーのものが信頼できるのかすら見当がつかなくて困っている自転車素人は、別の本やwebも併せて読む必要がありそう。
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東谷暁, エコノミストは信用できるか

いつも各種マスコミで好き勝手な事を言っている (かのように見える) エコノミスト達。その過去の発言を検証している。ここで興味深いのは、過去の予想が的中したか否かのみではなく、長期に渡り発言の一貫性が保たれているかの検証に重きを置いていること。下手をすると細かい揚げ足取りになりそうな企画だが、概ねきちんと俯瞰されているのがすばらしい。巻末には40名の有名エコノミストの通信簿も付属している。この発言の一貫性チェックは、エコノミストに限らずに他の業界でやっても面白いのではないかと思...
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バーバー吉野

"その町の少年は皆、 同じ髪型をしていた…" というコピーに惹かれてバーバー吉野を観てきました。渋谷のユーロスペースで観たのですが、客層は女性客とカップルが多めでした。もたいまさこの色がかなり強いのと、少々漫画的な演出が過ぎるところはまだまだ許容範囲内ですが、男子小学生が恋愛と性にばかり興味を持っているかの様に描かれているのは元男子小学生としてちょっと違和感を感じました。監督・脚本が女性 (荻上直子) なので、ちょっと視点が違うのかな、と。
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広瀬一郎, スポーツマンシップを考える

"スポーツマンシップ" とはよく聞く言葉ですが、その意味はというとなかなか知られていないようです。などと偉そうに書いてますが、恥ずかしながら私も10年以上スポーツをたしなんできたにも関わらず今までその意味を真剣に考えたことがなく、漠然とフェアプレーのようなものだと思いこんでいました。本来はスポーツマンシップとはフェアプレーのみならず、もう少しメタな概念、すなわち "スポーツを通じて身につける人格的な総合力" のことです。この書籍はその少々抽象的なスポーツマンシップの概念を、多...